やはりワシル・ロマチェンコは強かった


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-210627F383

 日本時間の今日昼過ぎにラスベガスのヴァージン・ホテルズ・
ラスベガスで行われたライト級12回戦で元3団体王者のワシル・
ロマチェンコが、元東洋太平洋王者・中谷正義に9Rレフェリース
トップ勝ちし昨年10月にティオフィモ・ロペスに敗れてからの再
起を飾ると共にロペスとの再戦を強烈にアピールする形になった。

 試合は1Rからリーチを生かした中谷の左をかいくぐってロマチ
ェンコが肉薄しパンチをヒットする形で試合が進み、中谷も時折
ボディブローをヒットさせるものの素早い動きに捉えきれず徐々
にダメージを貯めていく形になってしまった。

 5R終盤に中谷がバランスを崩した所にロマチェンコに右がヒッ
トしダウンすると一気にペースを掴み、パンチが次々にヒットす
ると9Rにロマチェンコが一気にラッシュし手が出なくなった中谷
をレフェリーがストップした。

 試合前の予想は手術明けのロマチェンコに対し体格的にアドバ
ンテージを生かして消耗戦に持ち込めばチャンスもと思われてい
たし、何より昨年12月にフェリックス・ベルデホに逆転KO勝ちし
た試合と同じ展開になる事を期待していた。

 ところがロマチェンコはベストコンディションでリーチ差をか
いくぐって的確なパンチをヒットし、何よりクリンチになると振
り回す形でバランスを崩させてパンチを打ち込むなど巧さをいか
んなく発揮しポイントをピックアップしていく。

 とりあえず判定では勝てないと思っていたので前半スピード負
けして被弾するのは仕方ないが、徐々にボディで削っていき終盤
に倒すというのが勝ちパターンだったがボディブローもヒット数
が少なく思ったよりもダメージを与えるまでに至らず。

 打たれ強さに定評のある中谷だったが決してハードパンチでは
ないものの軽いパンチを数多くヒットされる事によってダメージ
を貯め込む形になっただけでなく、右目の腫れが目立ち始めリン
グドクターまでがコーナーに来てチェックを受けていたので下手
するとストップがかかるのでは?とヒヤヒャしていたのだが最終
的にレフェリーストップがかかったのは9Rにダメージを貯め込ん
で動きが止まったタイミングだったので倒せる雰囲気もなく打た
れるだけでは止められても仕方ない。

 やはりロマチェンコがベストコンディションで臨まれれば、こ
ういった形になるわけでパウンド・フォー・パウンドに相応しい
相手とグローブを交わせただけでも凄いと思う。

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