ゴジラS.P <シンギュラポイント>終了

 4月からBS‐11でOAされていたゴジラS.P <シンギュラポイン
ト>が終わった。

 正直アニメ版ゴジラといえば17年から18年に公開された怪獣
惑星が微妙な感じだったので当初は期待してなかったのだが、
2話から見始めたところ意外に面白かったのて見事に嵌ってしま
ったわけで金曜夜のSSSS.DYNAZENONと並んで楽しみにしてい
た作品だった。

 この作品に登場するゴジラはアクアティリスから始まりアン
フィビア、テレストリスにウルティマという4度も変体するとい
うシン・ゴジラを思わせる形態だったのが印象的で意識してい
るなと実感した。

 しかも昭和からのゴジラシリーズでは黒歴史といわれたジェッ
トジャガーが登場し、科学的な裏付けを経て巨大化してゴジラと
戦うシーンまであるのだから‘ジェットジャガーの巨大化’という
期待に見事に応えてくれた。

 ゴジラだけでなくラドンやアンギラスにマンダといったオリジ
ナル怪獣であるサランガまで登場するなど、多くの怪獣達も登場
するため単なるシン・ゴジラをアニメ化し多様な作品でもなかっ
た。

 天才エンジニア・有川ユンと存在しない物質で出来た存在しな
い生物を考えるビオロギア・ファンタスティカを専攻する大学院
生・神野銘がゴジラをはじめとした怪獣達への脅威や、それによ
って起こる破局に立ち向かうという内容でゴジラのものと思える
巨大な骨やそこから流れる歌などの謎や伏線が多く張られていた。

 それらが解き明かされていくのは楽しかったし、怪獣達が巻き
起こす紅塵を結晶化するオーソゴナルダイアゴナライザーが54ゴ
ジラでゴジラを倒したオキシジェンデストロイヤーを模倣してい
るなどのオマージュ満点だった。

 また破局の回避を模索していたような描写で最終回まで一度も
登場しなかった葦原博士は、同じくシン・ゴジラの冒頭で行方不
明になって一度も登場しなかった
牧悟郎と被るものがあった。

 とはいえミサキオクの地下にあったゴジラのものと思われる骨
が11話で海建宏達によって持ち去られたのだが、最終回のエンデ
ィングの後に海だけでなくマイケル・スティーブンによってメカ
ゴジラが建造され、それを葦原博士が満足そうな表情で見守るシ
ーンで終わる意味深なエンディングも印象的だった。

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