今から30年前の昨日81年8月29日は池中玄太80キロPart2が終わった日で
ある。
池中玄太80キロは前年の80年に熱中時代・教師偏のパート2が始まるまでの
間に ちょっとマイウエイという番組に続いてOAされたドラマで当時‘カバ大将’
と言われていた西田敏行が主演する異色のドラマだった。
当時ダスティン・ホフマン主演で父親が苦闘しながら子育てをするクレーマー・
クレーマーという映画があったのだが それの日本版と番組紹介されていたから
西田敏行が血の繋がってない3人の娘達を育てて行くという内容には‘まぁ見て
みるか’という感じだった。
ところが同僚の三浦洋一演じる‘ヒデさん’や上司の長門裕之演じる‘楠公さん’
との壮絶な大ゲンカや かけ合いに杉田かおる演じる娘達3人との やり取り、
上品ぶった高田敏江演じる伯母さんを言いこめるシーンなど大いに楽しめたので
‘熱中時代が終わった後にPart2ができないかな’と友人達と言っていたら本当に
OAされたので嬉しかった。
残念だったのが夏休みに入ると理容学校のスクーリングで泊り込んだり、最終
回の1つ前の8月15日に祖父の古希祝のため上京して見られなかったなど、
リアルタイムで全話を見られなかった事。
だから亡くなった丘みつ子演じる鶴子そっくりのホステスの子供を押し付けられ
て育てて行くEPが中盤にあったのだが、途中を見られなかったため突然その
男の子が居候として出演していたので驚いた事もあった。
更に8月15日にOAされたのが原田大二郎から坂口良子を結納の席で奪い
取ってしまう最も盛り上がるEP。
この時は神宮球場でスワローズ-ジャイアンツ戦を観戦していたし雨で中止に
なっても泊り込んでいた叔父さん宅が別の番組を見ていたので見られなかったの
だが・・・・
だから当時ほど‘ビデオデッキがあれば・・・’と思った事はない。
ちなみに最終回は 冒頭以外は玄太以外の出演者が玄太の思い出を語り過去
のシーンが登場するという回想編だったので、それなりに楽しむ事ができのだけ
れど。
なお私が一番好きなEPは奥さんの一周忌の話。
GWに鶴子さんが見たがっていた鶴の撮影に一周忌として娘達を連れて行き、
鶴の撮影をしながら位牌を出して
‘鶴子見えるか?素晴らしいだろう’
と玄太が泣きながら見せようとするシーン。
これが池中玄太を象徴するシーンだと思うし、このシーンを見ると‘鳥の詩’が
聞こえて来る気がするのだ。
リメイクか続編を制作して欲しいのだが残念ながら楠公さんに松尾和子演じる
歌子ママ、ヒデさんも鬼籍に入っているし絵里役以外は芸能界を引退している
などオリジナルのメンバーが不在になっているのが痛い。
とはいえ今さら違うメンバーでやっても違和感があるので複雑だ。