そんなに内藤と亀田兄を戦わせたいのか?

 今日のゴシップ紙に23日に行われたWBCフライ級タイトルマッチで山口
真吾を11RTKOで破り4度目の防衛に成功した内藤大助の防衛成功から
一夜明けての記者会見の記事が載っていた。

 その中で内藤自身は‘いっときボクシングの事は忘れたい’ と語って
いたが、宮田会長が‘WBCから次回義務付けられている指名試合を待って
もらい亀田相手の防衛戦を仄めかした’と記していた。

 正直言って内藤ー亀田戦が もはや魅力的なカードには思えず

‘この記事を書いた連中は何を考えているのだろうか’

と思っている。 

 以前WBCバンタム級王者の長谷川穂積に元WBCスーパーフライ級王者
の徳山昌守が挑戦状を送り、長谷川陣営も‘対戦に前向き’ と対戦が
決まったも同然のような記事が紙面を賑わしていた。 

 ところが真相は長谷川が当時所属していた千里馬神戸ジムの会長は、
容認し前向きに考えていたが肝心の長谷川が乗り気ではなかったと
いう事。
 長谷川に言わせると

‘徳山さんとボクは相手のよさを潰す同じタイプ。だから対戦しても一般の
ファンには良さが分からず面白味がない試合になるのが確実、それよりも
ラスベガスでビッグファイトをやりたい’

だった。

 実際に私も同じ考えだった。

 確かに現役最強の長谷川とスーパーフライ級を通算9回防衛した名王者
・徳山の試合は話題にはなるだろう。
 しかし先日の内藤ー山口戦を‘いい試合’と語るメンタリティのファンに
とっては長谷川ー徳山戦は‘面白味のない試合’と酷評されかねない。

 今回の‘内藤が亀田との防衛戦も視野に’という記事は内藤ー亀田戦を
熱望している連中が、そういった流れを作りたいがための記事だろうと
思えてならない。 

 私的には内藤の変則ボクシングが、海外の強豪相手に どこまで通じる
かというのも見てみたい。
 挑戦者決定戦に勝ったメキシコのミランダとは面白い勝負になりそうで、
2試合連続の指名試合をWBCから義務付けられているのは反対に内藤の
名前を世界に売り出すチャンスなのだ。 

 そういう1級品のカードを飛ばして

‘自分が確実に勝てる相手としか対戦しない’

亀田との防衛戦など笑止千万!

 今回のようにドタキャンされる可能性が十分ある。
 亀田戦を推し進めたい張本人が宮田会長なら

‘彼に学習能力があるのか?’

と頭の中身を疑いたくなる。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
理解に苦しみますね。 (Shingo-Ringo)
2008-12-26 11:27:18
ホント、理解に苦しみますね。

今回の山口戦、死力を尽くした「良い試合」でしたが、ボクシングファンがうなる「質の良い試合」ではなかったと思います。

個人的にはポンサクからタイトルを奪った試合が内藤のベストバウトだと思うのですが・・・。

世間的には違うのかなぁ。

それも哀しいなぁ。
 
 
 
一安心 (白熊X)
2008-12-26 12:42:54
お久しぶりす。
内藤V4達成!ほっとしました。もう日本人挑戦者は指名挑戦以外はいいかな?


『私的には内藤の変則ボクシングが、海外の強豪相手に どこまで通じるかというのも見てみたい。』
って、これ自分も同感です。
亀田戦は今回が消滅して興味なくなりました。
まあでも最近は内藤の奥さんもタレントっぽくなってきてますね~
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2008-12-27 00:19:37

 私もポンサクレックとの奪取試合が最高だと思いますよ。
 なんだか下らないメディアによってボクシングが単なる殴り合いに成り下がっていっている危機感がありますよ。

>白熊X様
 もう日本人対決は食傷気味ですよ。
 亀田も姑息な事ばかりやってますから、無視するに限りますよ。
 
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