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アナザーストーリーズのロッキーを見て思う事

 先日のBSプレミアムでOAされたアナザーストーリーズで、映画
ロッキーが取り上げられていた。

 ロッキーの公開当時は中2だった私は担任の先生が‘無名の俳優
達ばかりのボクシング映画が凄くヒットした’と聞いたので映画館
に見に行ったのだが、ストーリーは想像できても実際に見ると胸ア
ツな作品で大いに感動したのを覚えている。

 低予算で作られ無名の俳優達ばかりの作品なのに、ストーリーも
分かりきっているはずなのに何度見ても感動するし心が奮い立たさ
れるというのはアナザーストーリーズを見て主演のシルベスター・
タローンらの熱量の凄さを実感した。

 また音楽を担当したビル・コンティの力も大きく、あのテーマ曲
を聴くと気分的に高揚して来るのだから凄い。

 思えば昭和特撮の名作・ウルトラシリーズや仮面ライダーシリー
ズが今でも人気があるのは製作者である、円谷英二や平山亨を中心
としたスタッフ達の作品への熱量の凄さではないか。

 映像的にはピアノ線が見えるなど粗も目立つしストーリーなども
突っ込みどころが多いのだがCGがない時代の爆破シーンなど一歩
間違えれば大事故になるようなケースが多い中、スタッフ達の体を
張った作業や演技の熱量が子供だった我々にも響くものがあったと
いう事だろう。

 低予算だからこそ知恵を出し合っていいものを作ろうとするし
成功させるための熱量が上がるというパターンなのが分かる。
 
 名作というのはストーリーが分かっていても楽しめるしテーマ
曲を聞くと、そういった場面やセリフが浮かんで来るというのが
鉄則だと思うのだ。

 こういったメイキング作品は30年前にTBSでウルトラマンを作

った男たちというドラマが作られたり、週刊少年マガジンで仮面ラ
イダーを作った男たちが3週にわたって連載されたのだが共に見応
え&読み応えがあるものだったので こういう番組はどんどんやっ
て欲しいものだ。

 

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