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宇宙戦艦ヤマト2199・8話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199の8話は旧作の12話に相当するEPだからデスラー機雷
編の
11話が飛ばされているという事になる。

 旧作の12話はオリオン星にあるヤマトの航路の両端に電磁バリアを張り後から
デスラー発案のガス生命体で追わせるという作戦で、これは2199も同じパターン
になっており結末も ほぼ一緒ではある。

 違うのはガス生命体を搭載したのがデスラー魚雷でシュルツやガンツら冥王星
前線基地の残党が乗艦した旗艦から発射されるというもの。

 旧作ではシュルツの旗艦は9話で冥王星艦隊の残存部隊を率いてヤマトに特攻
攻撃をかけるものの、アステロイド作戦の前に ほぼ壊滅し旗艦もロケットアンカー
に振り回されて小惑星に衝突して果てるという最期だった。


 2199では唯一生き残ったシュルツの旗艦からデスラー魚雷が発射されガス生命
体が恒星グリーゼの炎に焼かれたのを見届けて自らがヤマトを追撃するものの、
噴き上がったコロナをヤマトが波動砲で撃ち抜いて血路を開いた後に続こうとして
コロナに焼かれるという最期に変更されている。

 ただ旧作と決定的に違うのはガミラスの描写が凄く多い事で冒頭からデスラー
以下ガミラスの首脳が勢揃いし、キャラの人間関係がしっかり描かれている。

 これを見るとデスラー達が青い皮膚をしているのに対し、シュルツら冥王星の
メンバーは肌の色が地球人と同じという旧作の突っ込みどころを‘ガミラスに
恭順した星の民は二等臣民として自治を許されている’という事でシュルツらは
ガミラスに恭順したザルツ人という設定が分かった。

 また戦闘開始前にヤマトが地球から8光年の距離にいるという事から地球を
見ると8年前の地球はガミラスから侵略される前で青い通常の地球になっている
というシーンも印象的だ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
相応しい最後 (こうちゃん)
2013-11-28 12:41:01
このエピソードでの違和感は、ガミラス人の肌の色が7色に変化していた事、ガス生命体を送り込んだシーンがない事等、です。当時は、セル画の絵具の色が不足していたとか、ライトの当り具合で色が違って見えたとか、色々な憶測を自分なりに立てて強引に納得してました。でも、今回の様にガミラスが植民地支配による多民族国家という設定が的を得ています。ガス生命体も他の星系で捕獲したガス生命体を兵器に改造して魚雷に装填してヤマトを襲撃する設定が現代のファンが見ても、旧作のファンが見ても納得するでしょうね。旧作にあった空間一帯に機雷を仕掛けるなんて、いくら強大な星間国家と言えどそりゃ無理なんじゃ(笑)と思いますね。機雷を手で排除するのも。それにシュルツ達の最後は、ガミラス万歳じゃなく、ザルツ万歳という一声は、彼等が最後までザルツ人としての誇りを持ち続けたという、ちょっと泣かせるシーンでしたね。これも、キャラクター設定がガミラスサイド、地球サイドもしっかり構築されている証しですね。あ!そうそう、毎回コメントが長いから読むの大変ですね(汗)
 
 
 
いえいえ (こーじ)
2013-11-28 22:58:24
>こうちゃん様
 いえいえ長文大歓迎ですよ。

 ホント旧作最大の突っ込みどころだったガミラスキャラの肌の色の違いを こうすれば腑に落ちる結果になりますよね。

 機雷の敷設は確かにアバウトな形ですからね。

 ザルツ万歳というのもシュルツらは属国になりながらも誇りを持っていたと思われますし、勇敢な最期でしたからデスラーも遺族を一等臣民に引き上げたのでしょうね。
 
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