150㌔以上を投げる投手のリスクを考える  


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20200216-0083

 昨年ルーキーながらチーム最多の年間65試合に登板したホークス
の甲斐野央が、右肘内側側副じん帯一部損傷で開幕に間に合わない
可能性が高まったらしい。

 ホークスは他にもエースの千賀滉大が右ふくらはぎの張りで離脱
しているのを筆頭に田中正義が右肘の張り、高橋純平も右太腿の張
りなど故障者が続出しておりスポーツ紙などでは早くも‘リーグ優勝
奪回に暗雲’的な記事が踊っている。

 ホークスは工藤公康監督を中心に故障者を出さない事に拘ってい
るわりに毎年のように故障者が続出しており不思議なのだが、ここ
まで故障者が続くというのは何か他に理由があるのでは?と思って
しまう中で投手陣の場合は速球派が多いという事。

 ご存知のようにホークスの投手陣は150㌔以上の速球を武器にし
ている速球派が多く、17年の岩嵜翔&デニス・サファテのセット
アッパー&クローザーが離脱しても森唯斗をはじめとした鉄壁の
ブルペン陣は健在で代わりが次々と出て来て穴を埋めてマスコミ
から絶賛されている。

 しかし昨年の甲斐野がいい例だが速球派の投手が勝利の方程式
に入り好投してシーズンをフル回転すると、決まって翌年はケガ
で離脱するケースが目立つのだ。

 150㌔を越える速球を投げる投手は当然ながら肩や肘に負担をか
けるケースが多くケガのリスクも高いとされており、それゆえに
昨夏には当時大船渡のエース・佐々木朗希を監督がケガのリスク
を考えて決勝に投げさせず物議を醸したのは記憶に新しい。

 つまり150㌔を越える速球を投げるというのは投手としての魅力
満点な一方でケガのリスクが高く、かなり気を使って起用する必
要があるわけだがリリーフ投手は1イニングしか投げないものの
毎試合のように投げるというのは相当な負担がかかっている事に
なるのではないか。

 こういった事が続くならホークスのような層の厚いチームは投
手陣のケガを避けるために、ブルペン陣もローテーションで回す
ぐらいの配慮が必要になるのかもしれない。

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