バージョンアップが魅力のマジンガーZ

 マジンガーZの魅力の1つに操縦する兜甲児の成長と、マジンガーZの装備が
バージョンアップしていくという‘進化’というキーワードがある。


 それまでのヒーローはウルトラではウルトラ兄弟の設定ができてからはウル
トラブレスレットのようなアイテムを渡されるケースがあったものの新たな
パワーアップされた武器が唐突に出て来たりするケースが多く、仮面ライダーの
ような等身大ヒーローは当初は特訓などによって新たなる必殺技を修得して
いくパターンが主だった。

 
 ところがマジンガーZの場合はマシーンを操縦するという特殊なパターンなので
格納されている光子力研究所から発進されるからメンテナンスや敵のバージョン
アップに合わせて新たな武器の装備も可能だったので、当初はロケットパンチ・
光子力ビーム・ブレストファイヤー・ルストハリケーン・ミサイルパンチという
5つの武器から大車輪ロケットパンチ・ドリルミサイル・冷凍光線などが新たに
装備される。


 そして極めつけが空を飛べないという弱点を克服するべくジェットスクランダー
という‘翼’と合体して空を飛べるようになるなどロボットものならではの設定が
光る。


 これは実写特撮作品では難しいパターンで、むしろ武器のバージョンアップは
ミラーマンのSGMにジャンボフェニックスが配備されるように防衛チームのメカ
で見られるだけだったから当時の我々には斬新だった。


 また操縦者の兜 甲児が16歳の高校生という事もあり当初は武器を使用する
スイッチやレバーが分からずに動かすのに苦闘したり、3話までは普段着で
操縦していたが衝撃度から体を守るために戦闘服とヘルメットを光子力研究所
のスタッフから送られて装着して操縦するなど こちらも進化していく。


 こういった徐々にバージョンアップしていくというのはマジンガーZ以降主流に
なったわけで特撮モノのウルトラや仮面ライダーでも話数が進むにつれてモード
チェンジや新しい武器が登場していくという現行ヒーローの元祖がマジンガーZ
だと思うのだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
揚げ足 (怪人太郎冠者@1553)
2012-12-27 12:40:34
になっちゃいますが、歴代マジンガーのヴァージョン・アップはしたものの、アフロダイ・ダイアナン・ビューナスの歴代女性ロボットをヴァージョンアップをしなかったのは何か片手おちって感じ。
特にアフロダイの後継機はミネルバXでもよかったちと思うんですよ。そのかわり、今度は人間パートナー回路が弱点になるっていうことで。
Zも後半からはあしゅら軍団だけでなくブロッケン軍団も加わったし、グレートも最初から七軍団あったのですから、機械獣や戦闘獣を複数出して、男女ロボにそれぞれ戦わせるという手もあったと思いますがね。
もっともそれをやると、メインのマジンガーの存在が無くなって身も蓋もなくなりますので今回の書き込みは
ハモって「申し訳ございません」
「お仕置きだべ~~~~~」←番組が違うって
 
 
 
そういえば (こーじ)
2012-12-27 22:51:15
>怪人太郎冠者@1553様

 そういえばボスボロットも僅かながらバージョンアップされてましたからね。

 もともとアフロダイエースは調合金Z原石採掘用のロボットだったようで、バージョンアップにも限界はあったでしょうけどダイアナエースは もう少しやってもよかったかもしれませんね。

 
 
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