怪奇大作戦の17話・幻の死神は密輸組織が敵という珍しいEPに
なっており、実際に警察の関係者との合同捜査という形になるの
である。
基本的にSRIの的矢所長は警察OBで警視庁の町田警部が警察の
手に負えない事件を持って来て、そこからSRIが動き出すという
のが基本パターンだが今回は瀬戸内海の海面に亡霊などが出て来
るという事で先にSRIが動いた形になっている。
SRIは民間組織なので警察と同等の権限は持たされておらず、
それゆえ警察の中には かまいたち編の谷刑事のように‘今回は
SRIの手を煩わせずに済みそうです´などと対抗意識を持った者
も出て来る事もある。
とはいえ町田警部は‘ミスター警視庁’と言われているので、
警部からの依頼を受けているという事から谷刑事のような例は少
ないのも事実。
今回の密輸団はSRIの存在を知らなかったようで密輸現場に人
を近づけないために起こした亡霊騒ぎがSRIを動かす事になり、
結果的に警察が絡む事になったのだから世間一般には認知されて
ないのだろうか。
ただし氷の死刑台では犯人の加瀬達が聴いていたカーラジオの
ニュースで‘警察はSRIに協力を要請し’と流れていただけでな
く、冷凍人間相手に最初は警官が警棒で襲いかかるものの怪力で
相手にならず拳銃での銃撃でも凍った体ゆえに弾き返すわけで最
終的にSRIのサンビーム500で倒す事になった事からSRI抜きでは
解決しなかった事件になる。
そうなれば新聞などでも大々的に報道されるはずだから今回の
密輸団は知らないはずはなく、よほど情報を軽視しているかSRI
をなめていたかという事ではないか。
とまぁ幻の死神はツッコミどころ満載のEPになるのだが…