goo blog サービス終了のお知らせ 

うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

意識している業界

2006-12-11 01:44:50 | Weblog
ときどきビジネス関係のテレビ番組や雑誌なんかを見る。

トヨタが販売台数世界一を狙うに当たっての課題とかプレミアムビール開発の軌跡とかがテーマになってるのをときどき見る。

けっこううどん店って自動車やビールの業界と製品や現場について共通点が多いですね。

出汁や生地をつくる開店前の準備はビールに似てて
「原材料の良し悪し、水の良し悪し、熟成や煮出し時間」など配慮するところが似てる。

開店後の生地伸ばしから丼をお客様にお渡しするまではトヨタのジャストインタイムに似てると思う。

生地を伸ばす量をお客さんの流れを読みながら、セイロに残っている玉をときおり確認しつつ、季節や釜そのものの温度や湯の塩分などに合わせて茹で時間を調整したり、異物の混入を防いだり、玉の茹で上がりの時間からの経過時間を気にしつつ、スピードと効率を上げるなどなど自動車製造と通じるとこがずいぶんあると思う。

玉を右から取るか左から取るか、セイロの中でどう並べるか、近くで水気などを見なくても数メートル離れたとこからでも、何分に茹でたものがいくつあるかを瞬時に区別できるように目印をつけたり、マニュアル的に精密さを求めないといけないことがあると思う。

塩水と小麦粉を混ぜたり、昆布などを水につけるとこからお客様にうどんを出すまでは工場で、そこから先はサービス業。
うどん店は工場とサービス業の複合体だとときどき聞くが、工場としては、自動車とビールが似てるように思う。

サービス業としての面は、ホテルやテーマパークと似ているとうどんジムは個人的には思っている。
実際にそこまで行き届きませんが、コストや人員的に可能なことで、参考になるところは勉強して、真似ていきたいと思う。

うちは年間100回以上来るお客様が半分近くしめていると思う。
だから、一人のお客さんが年間に使うお金はホテル並にはなったりするし、年間数万人の来客があるので、ちょっと少ないけどテーマパーク的でもあったりすると思う。
そんなに実際は真似できないとしても、接客や集客に関する考え方は、ホテルやテーマパークはいろいろと考えてきて、ノウハウも蓄積してると思うので、毛色が違うとしても、そこから何かを学びたいと思う。