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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

うどんは成熟縮小産業なのかな?

2006-08-19 23:51:45 | Weblog
紳士服のことが気になったのは、うどんもマクロの統計では似た事情があると思ったからです。

日本全体でも人口は減り、若い人が特に減り、胃袋が小さくなり、食は多様化する。
高松レベルで見ても、オフィスの空室が増えたり、街中で空き店舗が増えたり、コンビニの増加や大手の力など、個人経営のうどん店がパイの中でお客さんを得られる余地は減っていると思う。

情報と習慣

この二つをカギに考えることになるんだろうか?

「麺通団」さんの活動のように情報を発信して、観光産業的な側面を持たせたら、単に縮小ということにはならないだろうし、食全体が細っても、簡易なものほど習慣になりやすく、面倒なものほど日常から駆逐される可能性が高そうなので、セルフうどんというのは、まだ救いがあるかもしれないと思う。

アオキさんは、市場の縮小の中で、カフェやカラオケなどに多角化しないとダメだという。
これって、JRの民営化で、知人の鉄道マンが高松駅でクッキーを焼く人になっていたのと似てて、新しいことでも珍しいことでもないと思う。

コナカさんよりもアオキさんに先見の明があるように思うが、従業員は慣れた世界から離れたくないに決まっている。
従業員の反感を買って企業価値を高めるのも難しいが、それを尊重して会社が良くなるかどうかは難しいと思う。

うどんの組合やうどん店も、何か情報産業やレジャー産業に進出するってないんだろうか?
それをするには、みんな零細過ぎるし、そういう企業文化が少ないだろうか?

「開拓的買収」とかどうだろうか?

2006-08-19 23:39:00 | Weblog
うどんジムは「敵対的買収」って言葉が好きでない。
買収を企画する側がネガティブな響きを一方的に負わされ、世の反感を買いやすい立場におかされているのが変だと思う。

内部で新しい部門を育てるのも、アオキさんが九州で挑戦するように、新しい土地でブランドを浸透させるのも時間がかかる。
業務や資本面での提携を経るのも時間がかかる。
いきなり会社ごと買うのが速くて確実で有効に決まっている。
迅速で効率的な投資ができにくい市場は、、投資家からの魅力にも欠けるし、市場で投資や連携を模索する企業の競争力も弱くなるということにならないだろうか?

買われる会社や従業員などへのケアは必要だと思うが、被害者としてのかわいそうさを前面に出して、正当かつ有効な経済活動を行う者を悪者っぽく扱う言葉にはアンフェアさを感じる。

「友好的」に対して「敵対的」と使うのが変で
「開拓的買収」とか「サプライズ買収」とか、ちょっとうまいのが見つからないけど、もっと価値中立的な表現を使うのがいいとは思う。

それにしても
アオキの社長みたいにテレビカメラの前で同じことを続けて、3回も4回も力強く繰り返す人は初めて見た。
普段、近くにいるとたいへんそうだけど、ああいう人が成功するのはわかる気がする。
負けて得たものを「他社に対してベストを尽くしきる徳」と答えたのは一流の言い回しだと思った。

紳士服業界は、青山、アオキ、コナカ、はるやま、フタタって、全部、創業者の姓のまんま?
こんな業界ほかにあるのかな?
不思議。