草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

結果は後のお楽しみ

2018-07-23 21:02:08 | 日記
  各地で四十度越えの猛暑が伝えられている。熊谷市では41度1分の、観測史上国内で最も高い気温の記録を更新したとニュースが伝えている。この猛暑いったいいつまで続くのやら。天気予報の気象予報士が、申し訳なさそうに明日も暑いと言っている。暑中見舞いのハガキには「猛暑ご注意申し上げます」と書いた方がいいのではなかろうか。
 とにかく暑いし夕立もない。まあ夕立など降ったら降ったで、後が猛烈に蒸し暑くなるので考え物だ。それでも人情としてひと雨欲しいところだ。ひと雨欲しいのは人間よりも畑の方がもっと切実だ。トマトやナスなどの夏の定番野菜の元気がいまいちだ。
 子供の頃三〇度と聞くとなんて暑さだと思っていたが、今では涼しいと感じるようになった。昔と比べると十度以上も気温が上がったことになる。日射病が熱中症に代わり、暑さの上に猛が付きその上に危険か伴うがつくようになった。そしてまたまたその上に命のが付くようになった。
 そんな暑さの中、元気のいい野菜もある。空心菜やモロヘイヤ、四角マメなどの東南アジア原産の野菜たちだ。空心菜はニンニクと唐辛子と一緒に油で炒めるとおいしい。途中で水を少し足しながら芯が柔らかくなるまで炒め、仕上げにナンプラーで味付けすると一層おいしくなる。シャキシャキとした歯ごたえの最後にヌルッと来る食感が癖になる。我が家の夏の定番野菜。ぜひ一度ご賞味あれ。
 さて目先を畑から庭に変えよう。百日紅やフロックスの花が満開で、いかにも夏らしい。特筆すべきはバラの花で、この暑さにめげずにふだんの大きさに比べると一回りも二回りも小さな花を咲かせている。本来バラは真夏には咲かないものだが……。
 近隣のバラ園でバラの魅力に取りつかれてから十年近くなる。毎年ひと株ずつ増やしていき、昔畑だった場所に今では十数種のバラが植わっている。私なりに慈しんで育てているし、観察もしている。
 だからあえて今のこの時期に言うのだが、こんな真夏にバラが花をつける年は、意外に早く涼しくなり秋がさっさとやって来る。さて私のバラ予報、当たってご教祖様とあがめ奉られるか、外れて後々の笑いものになるか。結果は後のお楽しみだ。

 ご自愛ください。