草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

「光る君へ」第37話感想

2024-09-30 16:23:46 | 日記

[光る君へ」第37話「波紋」感想

 NHKの大河ドラマ「光る君へ」をいつも楽しみに見ています。

 今回はまひろの書いた「源氏物語」が冊子になりましたね。三十三帖になる物語は冊子ごとに、色分けされた料紙に書かれておりました。各巻の清書は何人かの能筆家に依頼して、藤壺の巻である薄紫の紙には藤原行成(渡辺大知君)が清書をしておりました。

 表紙もキラキラ輝いて、料紙に書かれた文字の上もキラキラ輝いておりました。色とりどり紙をみていると、第31話「月の下で」の一コマを思い出しました。

 この31話は源氏物語が誕生したは回であります。まひろの上に色とりどりの紙が落ちてくるシーンがありました。「源氏物語がまひろの上に舞い降りてきた」とそんな感じでした。

 何らかの物語を書いたことのある人なら、こんな経験したことがありませんか?モヤモヤとした頭の中に、突然物語が浮かんで来ることが……。私の場合は主人公が突然頭の中から飛び出してきて、どんどん話を進めていきます。

「そうよ。これ、これ、この感じ。分かるー!」と大喜びで見ておりました。

 でもその時ふと「何んで、色つきの紙なの?普通は白い紙じゃない?」なんて、ちょっと色つきの紙に違和感を覚えました。

 しかしその色つきの紙の理由が、今回の37話を見て分かりました。あれは今回のために演出家が、前もって仕掛けておいたてくれたのですね。市井の名も無き物書き志願者たちのために!

 ドラマはしっかり見れば見るほど、面白さが何倍にもなって伝わってきますね。スマホを気にしながら見るのは論外ですね。それから視聴率などで作品の評価をするのは、意味の無いことだと思いませんか? 


台風報告その2

2024-09-24 07:00:51 | 日記

台風報告その2

 やっと涼しくなりましたね。皆様いかがお過ごしですか。

 私は十日ほど生家の帰っておりました。当地は8月30日の台風10号による記録的な大雨以降、ほとんど雨が降っていない状態でした。暑くて早朝と夕方の前後2時間しか作業ができませんでしたが、屋敷周りの草むしりや畑仕事をなんとか終わせることができました。

 台風10号の時は線状降水帯が発生し、生家の前を流れる川の3キロほど下流で護岸が崩落しました。また生家の田んぼのある地区では農業用水の取水口が流され、田んぼに水を当てることができなりなりました。それから地区のお宮の参道に掛かる小さな橋が流されました。

 また我が家の畑の上にある自動車屋さんは、修理場に水が押し寄せました。幸い住居までは浸水しなかったものの、修理場の中にあったドラム缶2本が畑に流れてきました。

 自動車屋さんから電話があり「ドラム缶が流れてお宅の畑も池みたいになっているから、見においで」と誘われたそうです。

「しかしさすがにそれは断ってその日は家でおとなしくしていたと」姉が申しておりました。


予防接種

2024-09-05 15:06:01 | 草むしりの幼年時代

予防接種

 先日ポリオの予防接種のことを書きましたが、小学校の頃にはクラスごとに講堂に並んで順番に注射を打っていたことを思い出しました。ただその頃には注射を打たれて泣くような歳でなかったので、おとなしく打たれていました。でも正直なところ注射は嫌でしたね。

 腕をまくって自分の番を待っている時のドキドキ感というか憂鬱感、皆さんも経験しませんでしたか?本当は嫌なんだけど見栄を張って、注射なんてなんてことないさ。って顔で並んでいませんでしたか?

 それから後二、三人ってなったときに、腕に消毒をされましたね。その後あっという間に自分の番になって、チクリとやられました。消毒液は大概透明の消毒用のアルコールでしたが、時々茶色のヨウドチンキの時もありました。

 当時子どもたちの間では「消毒液が透明の時は痛くないけど茶色の時は痛い」という噂がまことしやかに囁かれていました。また注射の前に腕をパチパチ叩いたり、打ったところを揉むと痛くないという噂もありました。腕を揉むのはかなり大きくなるまでやっていた気がします。

 一方消毒液の色によって注射の痛さがちうというのは、どうだったかは覚えていません。ただBCGの注射が一番痛かったのは間違いないです。BCGは今では赤ちゃんの時にハンコのような注射をペタンと押されるだけなのですが、私が子供の頃は肩に注射をしていました。

 ですから私たちくらいの年代の人の肩には、今でもその跡が残っていると思います。さてこのBCGの注射の前はツベルクリンの注射をしますね。その注射はほとんど痛さは感じませんね。そしてそれが陽性になれば、もうBCGを打たなくてもいいのです。

 ところが私はなかなか陽転しなくて、小学生の間は毎年BCGを打っていました。確か六年生の時にハンコ注射に変わり、やっと陽転した覚えがあります。ですから私の腕にはハンコ注射の跡もあります。

 BCGは一学期の修了式の後に居残りさせられて、注射を打たれていました。痛いし打ったところが膿んで、ひと夏それが続いていました。我が生涯であの注射が一番痛かった思っていました。

 ところが最近その一番が変わってしまいました。もうお分かりですね。コロナのワクチン接種ですよね。あれは痛かった。しかも半年に一度何度も打ちましたね。打った途端中指の先まで激痛が走りました。そ後熱は出るし、腕が上がらないくらいの痛さが一週間くらい続きました。

 それでも当初はホッとしたのもですね。でももうあんな注射は懲り懲りなのですが!

 


ポリオワクチン

2024-09-05 06:56:01 | 草むしりの幼年時代

ポリオワクチン

 パレスチナ自治区ガサで、ポリオのワクチン接種が始まりましたね。口の中にワクチンを入れられるて、ちょっと戸惑ったような顔をする子どもたちが、テレビの画面に写し出されました。残念ながら戸惑った後の子どもたちの顔は写し出されませんでしたが、多分嬉しそうな顔をしたのではないでしょうか?あの時の私のように……。

 私がポリオワクチンの接種をしたのは、小学校一年か二年の時です。その頃ポリオ(小児麻痺)とう病気が流行っているのはうっすらと知っていました。またワクチン接種の当日母がホッとした顔をしていたのを、おぼろげに覚えています。

 当日は授業を中断して講堂に一列に並び、ワクチンの接種をしました。その時母のホッした顔を思い浮かべながら、私の気持ちは沈んでいました。また注射かと思ったからです。でもまさか逃げ出すわけにもいかず、おとなしく順番を待っていました。

 背の低い順か出席番号順かは覚えてはいないのですが、どちらにしろ私は列の最後尾でした。接種を終わった子どもたちが次々に教室に戻っていく中、私の番が近づいて来ました。そろそろ腕に消毒液を塗るはずです。

 覚悟を決めて腕をまくりあげたのですが、なぜか消毒はスルーされてました。「消毒なしで注射か‼︎」などと一瞬思ったのですが、大人のすることには逆らえません。目をつぶって、注射されるのを待ちました。

 すると「はい、お口開けて」と優しい声が聞こえて来ました。素直に口を開けると、口の中に液体を入れらました。「なんだこれは」と思った瞬間、えも言われぬ甘味が口の中いっぱいに広がりました。あの時の甘さを思い出すと、今でも幸せな気持ちになります。

 こんな美味しいのなら、何度もで予防接種受けたいと思いました。ただ後にも先にもあんな美味しい予防接種をしたのは一回きりでした。あれがポリオの生ワクチンだったのですね。

 ガサの子供達が接種したワクチンはどんな味がしたのでしょうか?甘くて美味しければいいですね。