草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

神田古本まつり

2023-10-31 10:16:19 | 日記

 神田古本まつり

 昨日は「神田古本まつり」に行ってきました。神保町の古書街には多くの人がつめかけていました。男女の別なく高齢者かから学生さんまで、皆さん真剣なまなざしで本を捜しておりました。

 メインの「青空掘り出し市」は駿河台下から専大交差点までの、古書店と書棚に囲まれた500mにおよぶ「本の回廊」に、100万冊の本が並んでいました。期間中には何度も本の入れ替えがあるので「迷ったら、即買う」が鉄則だそうです。

 私の場合は特別ほしい本もなく、ただその場の雰囲気を味わいたいだけでした。でもおかしなもので回りが真剣だと、こっちまで真剣になってしまいますね。気がつくと背中のリュックサックが重くなっていました。

 余談ですが神保町に来るときはリュックがいいですね。両手が空くので本探すときも読むときも便利です。また本は重いので、背中に背負うと楽ですね。

 500m本の回廊をゆっくりと歩き、また引き返して最後に「放浪の天才画家 山下清 原画展図鑑『ことしの花火は どこに行こうかな。』」を迷った末に買いました。

 お金を払ってリュックにいれると、軽かったリュックが急に重く感じました。我にかえると急にお腹が空いてきました。もっと見たいのに、見る気力が出ません。

 もうこの辺が潮時です。「古本まつり」はおひとりさまで来るのが一番ですが、食事の時には困りますね。食べずにそのまま家に帰りました。来年はウィダーインゼリーを持ってこようなどと思いながら。


嬉しい日のお弁当

2023-10-30 08:57:08 | 草むしりの子守歌

 嬉しい日のお弁当

 先週の木曜日は神代植物園の「秋バラ フェスタ」に行ってきました。その日の朝NHK の「おはよう日本」で同植物園からのバラ園の中継を見て、夫と二人で電車とバスを乗り継いで行ってきました。

 六五歳以上の入園料は250円です。嬉しい!助かりますね。バラ園には平日にも関わらず大勢の方が訪れていました。大半は私たちと同じ高齢者のご夫妻やグループでした。気に入った花にスマホを傾けている方も多かったですが、中には本格的なカメラで撮影をしている方や、三脚を立ててスケッチをしている方もおりました。

 私たちもその中に混ざってスマホ片手に秋バラを楽しみました。木陰にはベンチも沢山あり、持参したおにぎりとお茶で軽い昼食を済ませ家路につきました。

 せっかく調布まで来たのですから、お隣にある深大寺やその門前にある鬼太郎茶屋にも行きたかったです。でも夫が目薬を忘れてきたので、寄らずにまっすぐ帰りました。残念です。調布と言えば「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげる先生ですよね。朝ドラの「ゲゲゲの女房」を思い出しました。

 新宿御苑のバラ園も見ごろを迎えているとか。来週あたり行ってみようか。今度は目薬を忘れないようにしようと話ながら帰ってきました。ただもう年なので、半日くらいが疲れずにちょうどよいのかも知れませんね。

 さてその翌々日の日曜日には、末娘一家が遊びに来ました。昨年生まれた孫娘も人見知りをしなくなり、ますます可愛くなりました。

「あら、また可愛くなったんじゃない!」

こういう場合には思ったことは正直に口に出します。

 機嫌よく遊ぶ孫を見ながら、神代植物園の話になりました。ただ娘の関心はバラの花よりのお昼何を食べたかのようです。そこで正直に梅干しのおにぎりだと答え、今度新宿御苑に一緒に行かないと誘いました。

「行ってもいいけどお弁当はちゃんと作ってよ」

「えっ、卵焼きとか唐揚げとか食べたいの」

「うん、それもあるけどエビフライ」

「エビフライですって?!」

「昔よく作ってくれたじゃないの。パン粉がシナッとなったエビフライにケチャップかけて食べていた。あれが、おいしかったんだよね」

「悪かったわね、シナッとしていて!」と思いながらも、遠足だとか運動会だとかの特別の日のお弁当には、必ずエビフライを入れていたのを思い出しました。

 娘にとって嬉しい日の味はエビフライだったのですね。それもカリッとはしていないシナッとなったものだったのですね。

 今ごろになってそんなことを言い出すなんて。当時は何も言わないで食べていたから、おいしくないのだと思っていました。

「運動会の時にはエビフライの入った弁当を作ってあげるね」

と、遊んでいる孫娘を見ながら約束をしました。もちろん「それくらいはもう自分で作らねければ」などと思ったことは絶対に口には出しませんでした。

 ああ、でもできるかな?エビフライ。とりあえず弁当もっていかなくてすむ「サンシャイン水族館」に行くことにしました。

 さて今日はこれから「神田古本まつり」に行ってきます。ここだけは一人で行く方が楽しいですね。

 


ピース2

2023-10-27 08:54:49 | 日記

ピース2

 過ごしやすい季節になりましたね。ここしばらくは晴れが続くようですね。 

 秋バラも見ごろを迎えていますね。今朝のNHK のニュースでも、神代植物公園のバラ園からの中継をしておりました。秋のバラは春咲きのような華やかさはありませんが、花びらの色が濃くてしっとりとした美しさがありますね。香りもいいですね。

 同植物公園では約300品種5000株の秋バラが、11月下旬まで咲き誇っているそうです。

「その中でもご覧いただいたいのが……」

 キャスターの言葉に、一輪のバラの花が大写しされました。

 その花の名は「ピース」第二次世界大戦の終結を記念し、アメリカで「ピース(平和)」と名付けられ「愛と平和の象徴」として世界の人々に親しまれています。

「このピースの花が世界中で咲きますように」

キャスターの言葉で中継は終わりました。

「ピース花が世界中で咲きますように」

祈らずにはいられませんでした。


11月の行事

2023-10-26 09:40:30 | 健康管理

十一月の行事

 早いものもうすぐ十一月になりますね。私は毎年健康診断を十一月に受けていますので、私とって十一月とは健康診断の月になります。

 気になるにはやはり検査結果ですね。今年はメタボ脱出できるかな?昨年はへそ回り、あとほんの少しでした。今年はほん少し頑張ったから、ほんの少し改善されているといいのですが……。

 それでも十一月近づくと、この一年間もっと頑張ればよかったと後悔します。ただ毎日毎日のことなので、運動などはあまり続きませんね。せいぜい無糖のプレーンヨーグルトにアマニユ油や黄な粉を足したり、納豆に酢をかけて食べたりとか、ジュースの代わりリンゴ酢を炭酸で割って飲んだりとかなら続きます。

 それからあともう一つ、九月から白米にもち麦を混ぜています。麦ごはんは白米に比べたら見た目もよくなし、匂いもよくないです。でも慣れてしまえば意外とおいしいです。効果が出るまで3ヶ月くらいはかかるそうです。今年はギリギリの線なので、あまり期待はしていません。

 だた「継続は力なり」このような食生活は長く続けていきたですね。幸い上記の食品は、ほんの少しいつもの食事に足すだけなので、無理なく続けられますね。これが「控える」となると話は違ってきませんか。

 例えば腹八分目にするとか、油脂や塩分を控えるとかです。私の場合一番苦しいのは、恥ずかしながら「お菓子を控える」ことです。

 それでも頑張って食べないようにしているのですが、何か嫌なことがあったりすると無性に食べたくなります。それでも我慢していると、頭の中はお菓子のことでいっぱいになります。

 子どもの頃には大人はお菓子など食べないと思っていたのですが、大人を通り過ぎて老人になってもお菓子は食べたくなるものなのですね。

 健康ってお菓子との闘いなのかしら?

 

 

 


手が震える!

2023-10-20 22:33:23 | 偏屈婆さん

手が震える

 過ごしやすい季節になりましたね。日中はまだ暑かったですが、今夜から冷え込むようですね。皆さま暖かくしてお休みください。

 我が家でも今まで使たことのなかった掛け布団に、新しいシーツを掛けて冬支度をしました。ただサイズを確認しなかったため、蒲団より大きなサイズのシーツを買ってしまいました。

 この布団はたぶん毛布と同じサイズなのでしょう。横幅は同じなのですが縦幅がシーツより10センチ短いのです。そこでシーツの下の部分を縫いこんで、蒲団のサイズに合わせることにしました。

 難しく考える必要はありません。ただシーツの下の縫い目から10センチ上をまっすぐ150センチ縫えばいいだけの話です。昔だったらこんなものすぐにできたのに、どうしたことか時間がかかってしまいました。

 それと申しますのも、裸眼では針の穴が見えないのです。そこで老眼鏡かけて、針穴に糸通そうとしました。ところが糸の太さが針の穴よりも大きくて、通すことができないのです。

 糸は太口サイズの木綿糸なので、無理もありません。木綿の糸はハサミで切ると、切り口が針の穴より太くなってしまいます。このような場合は糸を手で引っ張ってちぎると、ちぎり口が細くなります。細くなった部分を指先で縒(よ)って針穴に通すのです。

 そこで早速糸を引きちぎって針穴に通し、グシグシと縫っていきました。ただ150センチも縫わなければならないので、途中で何度か糸が無くなりました。そのたびに力を込めて糸を引きちぎりました。

 そのせいでしょうか、途中で手が震えてはじめました。稀にお年寄りの方で、手が小刻みに震える方がいらっしゃいますね。あんな感じです。

 子供の頃エンタツ・アチャコという大御所漫才師がいました。エンタツは見たことがなかったのですが、アチャコの方はテレビで見たことがあります。お年寄りの役をして、片方の手をブルブル震わせていました。大げさな震え方で、止めようとするとますます大きく震えて、最後は体中を震わせていました。それがおかしくて大笑いしたのを覚えています。

 昨日の震えは、まさにアチャコ級の震えでした。止めよとして手に力を入れるとますます震えが大きくなり、最後には手だけだはなく腕まで震えてしまいました。

 アチャコの演技は、もしかして本物だったのかも知れませんね。私の場合は少し休むと震えも止まり、無事に150センチ縫うことができました。

 その時木綿糸を引きちぎる方法を教えてくれた、伯母のことを思い出しました。母の姉である伯母は母とは一回り、私とは三回り違う猿年の生まれです。

 伯母は自分の生家である母の実家で暮らしており、昼間は少し離れたところにある酒屋の店番していました。とても元気で店番の他にも畑で野菜を作り、店の周りは掃除も行き届いておりました。

 しかし九七になった年に腰を痛め、しばらく寝たきりになりました。誰もがこれが最後と思いましたが、見事に復活しまた歩き始めました。白寿の祝いをしてもらい、百歳を数か月後に控えたある日大往生しました。

 糸の切り方を教えてくれたのはちょうど腰を痛めて寝ている時でした。その時もやはりシーツの丈を縮めておりました。伯母は糸の切り方を教えてくれただけではなく、裸眼で針に糸も通してくれました。

 私は自分が老眼鏡をかけているのが、恥ずかしくなりました。その上今では、糸を引っ張っただけで手が震えるなんて……。

 今の私を見て伯母はなんと言うでしょうか。