病院を追い出されたおばあちゃん

病院で真夜中にわめいて叫んで徘徊したがって、とうとう病院にいれなくなった。
変な感じで退院。
これでも退院おめでとうなのかな。

そしておばあちゃんが家に帰ってきたけど、本当に夜中に叫びまくるのでさすがにこれはストレスたまる。
家の中を徘徊して家具を倒すので、叫び声だけでなく、家具がどーんと倒れる音もはっきりいってうるさいです。

なんか、すごいことになってる。
人生最大に大変な時期の気がするんだけど気のせい？
別にＳＬＥになったときもここまでじゃなかった。
自分が病気より、家族が病気の方が大変だよ。
てかこんな状況で変にアドバイスしてくるやつまじウザイ。
他人のことに口出しすんなよ。

私も心が病んでいる？

まじでこわい話

母は病院に泊まり、朝くらいに帰ってくるかなと思ったが昼に帰ってきた。
ずっと引き止められていたらしい。
かわいそうに。
１８時間も徘徊する年寄りの面倒をみるなんて。
せっかく帰ってきて私の作った明石焼をおいしそうに食べてたのに、一時間もたたないうちに病院から電話。
あまりにも徘徊するから今車椅子にしばりつけてるって。
早くきてくださいって。
しかしこっちはこっちで大阪ガスに十万も払わなきゃいけなくて、私のお金だけど契約するのはお母さんの方がいいだろうしお母さんがずっとつききっきりだったらまた発狂するしで、昼から夕方までは私がおばあちゃんのところへいった。
もうおばあちゃんは常に家族がついていなければいけない状態なんだと思った。

とはいえ、久々のおばあちゃんのコミュニケーションは結構楽しかった。
同じこと言ったり、時々意味不明なこというけど基本的にはやっぱりまだ正常で話ができる状態ではある。
「クリスマスにおばあちゃんにプレゼントしたいんやけど、プレゼント何がいい？」って言ったら泣いてた。
「いっぱいもらってるからいらーん」って。
なんやろ、やっぱり結構はっきりしてるんだよね。
難しい漢字も読めるし。
ひどいとき私のこともわかんなかったけど今日は分かるしね。
おじいちゃんの話もしてた。
あーそんなことまでしっかり覚えてるんやと感心もした。

そう、今日はあまり変なことを言わず、正常だったんだ。
徘徊はしたがるけど正常だったんだ。

そんなおばあちゃんがね、誰もいない部屋のすみっこを指差すの。
「どしたん？」って言ったら…
「霊が…」っていうのね。
「いくのにこんな苦しまなあかんのか」って。

こわい、こわすぎる。

それから大阪ガスのことが終わって母がもうすぐくるとメールをくれたので「お母さんもうすぐ来るって」と言ったら、「あそこにいる人は違うやんなあ？」って。
誰もいないんだけどー！！！

そしておばあちゃんは寝転んでもなんだか目の前のものを振り払おうとするの。
私には何も見えないんだけどな。

こわいね。
こんなん母に言えないよ。
こわすぎたので、ブログにかいとくね。

クタボレ

おばあちゃんは耳が全くきこえないので筆談をするため、見舞いにいったらそのノートを見れば看護師さんとの会話がわかる。
結構私はそれを読むんだけど(おばあちゃんが家族のいないとこで虐待うけてないかチェックしてる。ほんまに考え方が寝暗やわ)、そしたらめっちゃふるえたカタカナで「ムスメハヨコイ　ババアクタボレ」って書いてあった。
なぜかここ最近のおばあちゃんはすべてをカタカナで書くのでこれは間違いなくおばあちゃんの字だなと思った。
クタボレ？
あっクタバレかあ。
ふと、うちのばあちゃんらしいと思った。
どうにもこうにもうちのおばあちゃんはとても口が悪かった。
若いときにいじめられたとかで、汚い言葉を浴びせかけられたトラウマなのか、嫌いな芸能人とか直接知り合いじゃない人の悪口をいっては鬱憤をはらしてた。
私にはなーんにもひどいことはいわずに「uchoちゃんはいい子」といつもいってくれたなあ。

なんかおばあちゃんすごいなんでこんなんになるのかわからへんくて、すごいくやしくて自分が嫌になるみたい。
先月くらいはおかしいときと、正常なときがあって正常なときはすごく家族に迷惑をかけてる自分がすごく嫌なんだと言っていた。
でも最近は正常なときもなくなったかなと思ってたからまだちょっと正常なときがある？
でもクタボレを正常に感じるって、もう何が常識なのかわかんない状態だよね。