やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

十二ケ岳 ほろにがうつくしい富士山

2019-01-05 20:49:45 | 山旅(国内)

今日(1月5日)新年初登山では富士山にまた会えた。
この新年初登りはとっても「ほろにがうつくしい」ものだった。
ほろ苦く、美しい。そういうのもあるんだね~。
ないけど?笑

さきほど、夕暮れ時、新宿に帰る特急あずさからちょうど赤く染まった富士山が見え、
西側の空はオレンジ色、東側はコバルトブルーのグラデーションで
色彩がいろいろ、そして、それを窓から見つめながら
ポロポロと涙こぼすわたし、笑。
その涙の意味は、わからなくて、ああこの空みたいだなあ
て思ったの。いろいろな感情。悲しいでもない、うれしいでもない。

そしてこんなほろ苦いのが2019年の初登山なんだーって思って、
でもそれはそれで心が落ち込むほうに引っ張られるような
切ない余韻が心に漂いつつ、
いや、振り払おうっ、と、ある意味逆に
しっかりしようよって
自分に言い聞かせる。それが新春らしいいい登山だったのかも。
さあ帰ったら腹筋しよう
・・・
いや、何が腹筋じゃできるかそんなもん。笑
特急あずさの販売のカートの方に
「コーヒーください」って涙ポロポロ。笑
(夜はまだ仕事があるのでコーヒーです。)

*

わたし、雪があったら運転が怖いと思って
甲府(山梨)の待ち合わせには特急あずさの始発でいったの。甲府には8:30。
昨夜から山の準備をしながらも、仕事が忙しくて
どの山に登るからは考えきれなかった。
それなのに夜はあまり眠れず、
早朝からはーたんの塾のお弁当を作り、書置きをし、
移動のあずさの中で爆睡。笑

他県の親友と久しぶりに合流して
車で精進湖のほうに向かいながら、さくっと登れる山を決めた。雪なんて全然なかったわ。
もともとはわたし、キリマンジャロのために
長い縦走希望だったけど、親友といると
ダラダラしてやる気消えるね。笑

山は御坂山塊(富士山北側)の十二ケ岳(1683m)にした。

最初、精進湖からのMT.Fuji 


十二ガ岳に登る途中から西湖と富士山


親友とは久しぶりだったものの
あまりしゃべることはなかった。笑
お互いもくもくと歩いた。

いかにも冬の山って感じの静かさだった。


わたし


たまにはポツポツ話すけど、
あまり話してない。石仏とは話した。


話さないのも好きだからべつにいい。
親友が一緒なのもうれしいし。

山頂付近はロープとか岩とかあって面白い。でもこのあたりのこの山々、
どこも雰囲気似てるよね。

山頂からの富士山と西湖


今日は富士山は見えないのかなーって思ってた。
わたしは鬼ケ岳のほうに縦走したかったけど親友にはやる気がなかった
まあ登り始めたのも10:30だったし。

帰りにはけっこう話した。政治的なことなど。笑
国際間の外交問題など。笑
平和は難しいねってことを話し、
それから、私たちは
別のとある平和的問題について話し始めた。
元々お互い考えて、会って話さなければいけないことだった。

本栖湖のほうにいってみようって車でいってみた。

懐かしい忘年登山を思い出した。まったく富士山が見えないことで、印象に残った富士山だった。

本栖湖についたころ、
富士山の上の雲がなくなっていたの!

右は忘年登山の竜ヶ岳 と本栖湖


確かに美しかったけど、
今日は、ちょっとつらい話をいろいろとしていたので
美しいより切なく、上に書いたとおり、ほろ苦い感じだったの。
どうにも難しいことを二人で考えこみ、どうしたらいいものか
と考えても考えても、よくわからないまま、
夕暮れの富士山を待たずに帰ることにしたの。
目の前にインド人の方たちの子供含む大きなグループが
楽しそうにはしゃいでいたけど、私の目、死んでたわ。
親友「なにじんなんだろう」わたし「・・・さあ」(どうでもいいし・・)


結論はなくて、わたしが思ったことは、
自分の気分によって、同じ景色も、自然も、
色を失って見えたり、美しく見えたりするものなんだよね。

元気なときはパーって明るく華やかに見え、
真剣で他のことを考えているときは当然、目の前の景色は目にうつってない。

たぶん、帰りの特急あずさの中で出た涙は
(てゆっかわたしが大げさに涙もろいだけなんだけど、笑)
なんて人間同士って簡単じゃないんだろうとか、
でもこういうことも知れてよかったはず、
いろんな人の苦しみがあるんだな、いろんな人の悩みの種類もあるんだな、
大人になれてよかった、笑、そして
いろんな景色に出会えてよかった、やはり美しいじゃないか、
そりゃ問題だってたくさんあるわな、ひとつひとつやるしかない
明日から頑張らなきゃいけないわけだから
考えるのはまたこんどにしようっ、笑
っていう結論・・・・