以前、「第7回 大阪モーターショー」の報告にて、「スイフトスポーツに試乗をしたい」と書いておりましたが(下記アドレス)、今日、乗って来ました!
写真を撮らなかったので、掲載しているのは、モーターショーの時のものですが、試乗車は、これと同じ色の6MT車。
15~20分程の試乗でしたが、しっかりとアクセルも踏ませて頂いたので、おおよその特性はつかめたと思います。
以下に項目に分けて書いていきましょう。
(ボディ剛性)
これは、しっかりとしていました。
ただ、「スイフトスポーツ」が良いというよりも、ベースの「スイフト」自体が世界戦略車であり、ヨーロッパ基準であるため、その良さが生きているように思います。
(エンジン)
実用域のトルク重視型です。
直4-1.6Lで、136ps/6900rpm、16.3kg/4400rpm という数値ですが、感覚的には160psくらいが出ているように感じますね。
高回転域まで素直に伸びていきますが、ターボパワーがさく裂する訳でもなく、VTECがハイカム側に切り替わる訳でもないので、そういう車に乗っている人にとっては、ちょっと何かが物足りなくて、慣れるまでは欲求不満になりそうです(笑)。
(ミッション/6MT)
スズキ初の6MTですが、シフトフィールも良くて、サクサクとギアチェンジが決まります。
ギア比の設定も良心的で、日常使用から、ちょっと楽しみたい時、さらには高速燃費まで考慮して決められているようです。
エンジンパワーも含めて評価をすれば、加速性能等は「VTECの効かない、第2世代のTYPE-R(DC5、EP3)」といった感じです。
そこそこ引っ張って、シフトチェンジをしていけば、かなり速いですが、エンジンの項で書いた「さらに上」がないのが、私にとっては「違和感」でした。
あと、6MTは「R」に入れる時はリングを引き上げるタイプ。
ホンダとは形式が違うので、最後の駐車の際、6速に入れてしまいました(笑)。
(足回り)
しっかりとしており、スポーティーな車を好む人にとっての「普通」、つまり、違和感は感じず、「合格」と出来るレベル。
ホンダで言えば、TYPE-Rではなく、TYPE-Sくらいです。
このくらいの方が道路の段差・継ぎ目を越えた際のショックが少ないので、同乗者がいる時には安心ですね。
(アクセルペダル)
私の車よりも、奥の方で反応するので、最初は戸惑いましたが、これは慣れの問題ですね。
(ハンドリング)
素直で違和感なし。
つまり、問題なしと思います。
(価格)
6MT車:160万円 CVT車:166.5万円 ※共に税別価格。
正直なところ、結構、楽しめましたので、これで160万円なら安いと思います。
(総合評価)
このクラスでスポーティーな車を求める人には一押しの車です。
ただ、エンジンの項で書いた通り、現在、パワーのある車から乗り換えると、慣れるまではストレスがたまりそうです。
まあ、そこは「感覚」の部分でもあり、実際に街乗りレベルであれば、そういった車に対抗出来るだけの走り方を身に付けることは可能だと思います。
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「第7回 大阪モーターショー」の記事は、こちらからどうぞ。
スイスポは、ベースのスイフトがしっかりと作られており、さらに、それが世代を重ねるごとに良くなり、好影響が出ていると思います。
スプラッシュなども、しっかりとした足回りなので、これのエボモデルがあれば、面白いだろうなと感じています。
タイプRはトンガリ過ぎていて、乗り手を選びますよね。
スイフトスポーツは、日常の使い勝手や価格を含め、とても良い車でした。
本当におススメの車です。
>タイプRはトンガリ過ぎていて、乗り手を選びますよね。
私は何の違和感もなく、納車初日から気持ちよく乗ることが出来ました。
このあたりは、最初の車がホンダのMT車であったこともあり、相性が良かったのだろうな、と思います。