昨日に引き続き、小さな車です。
「ハインケル・キャビン」。
1956年、ドイツ製のマイクロカーですね。
175ccの空冷単気筒エンジンを積み、写真の車両は前2輪、後ろ1輪の3輪車です。
※後期型では後ろも2輪。
この車を見た時、「BMW・イセッタ?」と思ったのですが、そちらとは微妙に異なります。
そちらは別途、記事にしておりますので、下記のアドレスより、ご覧下さい。
昨日に引き続き、小さな車です。
「ハインケル・キャビン」。
1956年、ドイツ製のマイクロカーですね。
175ccの空冷単気筒エンジンを積み、写真の車両は前2輪、後ろ1輪の3輪車です。
※後期型では後ろも2輪。
この車を見た時、「BMW・イセッタ?」と思ったのですが、そちらとは微妙に異なります。
そちらは別途、記事にしておりますので、下記のアドレスより、ご覧下さい。
2階建てバス→スーパーカーと続いてきましたが、今日はとても小さな車、「フジ・キャビン」をご紹介しましょう。
この車、全長2950mm、全幅1270mm、全高1250mm、ホイールベース2000mm と非常にコンパクトです。
そして、エンジンは空冷2サイクルの122cc。
スペックは5.5ps/5000rpm&0.94kgm/3300rpmです。
FRPでボディを製作しており、車重は150kg と超軽量であるため、大人2人(最大)を乗せて、最高速度60km/hに達します。
このデザイン、とても個性的ですが、当時は、もっと衝撃的だったのでしょうか?
それとも、今ほど、「車の定義」が広まっていなかったのなら、「こういう車も有り」と、とらえられたのか?
とても興味がありますね!
今日は「ジオット・キャスピタ」です。
この車は、ワコールの子会社である「ジオット」が、市販を前提に企画したスーパーカーで、製作には「童夢」が関わっています。
全長4534mm、全幅1996mm、全高1076~1136mm(可変)のボディにMR方式。
エンジンは、当初、スバルがF1参戦用に開発した「3.5Lボクサー12気筒5バルブ」を積む予定でしたが、これがかなわず、最終的にはジャッド製3.5L-V10エンジン(585ps/39.2kgm)が搭載されました。
1988年から企画、開発が進みましたが、その後のバブル崩壊を受けて、全てが終了。
先行して開発された2台がナンバープレート取得まで、こぎつけました。
そのうちの1台が写真の車両です。
バブルの崩壊さえなければ、NSX以上の和製スーパーカーが市販されていただけに残念です。
一方、この様に車両が残されて、一般に公開されるだけで、ありがたいとも言えますね。
前回より、少し間が空きましたが、今日からはハイペースで掲載していきます。
また、夏が近づいているというのに、昨年の「海外で見かけた注目の車シリーズ(オランダ・ベルギー編2008年)」の写真がたくさん残っています。
そこに、この度、「日本自動車博物館」で、またまた、たくさんの増えてしまいましたので。。。
。
さて、今日の車は「AECルートマスター」です。
※迫力を感じて頂くため、大きめの写真で掲載してみました。
ロンドン市内の路線バスとして活躍した後、2005年に引退後し、現在は、一部が観光用に使われているようです。
このモデルは1963年製の古い車両で2階席はオープン仕様となっています。
イギリスには行ったことはないですが、旅行をするなら、ぜひ、乗りたいものです。
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注1)「海外で見かけた注目の車シリーズ」のこれまでの記事は、左側欄外の「カテゴリ」-「海外旅行×車」の文字をクリックすると、一度にご覧頂くことが出来ます。
注2)「日本自動車博物館」のこれまでの記事は、この上の「自動車博物館」の文字か、左側欄外の「カテゴリ」-「博物館」の文字をクリックすると、一度にご覧頂くことが出来ます。
今回は入り口で来場者を出迎えてくれる迫力の3台をご紹介しましょう。
まず、写真左の1台目ですが、「ベルリエ(BERLIET) V-G22型」(1922年)という車。
名前のスペルから想像出来ると思いますが、フランスのメーカーです。
※「プジョー」→PEUGEOT となり、一般に最後の「T」は発音しない。
このメーカーは1895年に設立されましたが、1967年にシトロエンに吸収されたとのこと。
車体横のスペアタイヤが良い雰囲気を醸し出していますね。
次に写真真ん中は「コード812 ビバリー・セダン」(1937年アメリカ)。
ご覧の通り、かなり空力を意識したデザイン。
ラジエーターグリルを廃し、ヘッドライトはリトラ形式としてフェンダーアーチ内に収められています。
1937年当時だと、この形状は驚異的であったと思います。
その反面、放熱やメンテナンスがどうなっていたかは興味のあるところですね。
ちなみにエンジンは、V8-4733cc とのことです。
最後の3台目は、ご存知の「ロールスロイス」(イギリス)。
この車種は「シルバーレース」(1948年)というもので、公用車として使用される、運転席と後部座席が完全に分離されたタイプですね。
こちらの車は何と車検継続中で、普通のナンバープレートが付いていました。
きっと、何かのイベントの際には、持ち出されて、多くの観衆の前を走るのだと思いますが、その雄姿をぜひ見てみたいものです!
「金沢旅行」での最初の目的地は「日本自動車博物館」(石川県小松市)。
これまでの「金沢旅行記」に含むには写真の量が違いすぎる、つまり、記事の数が明らかに異なるでしょうから、別のシリーズとしました。
何と、今回は351枚の写真を撮っております。
これで、また、しばらくはブログネタには困りません!
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さて、第1回目の写真ですが、まずは入り口からです。
消防車が停めてあったりしますが、便利なのがナンバープレート。
番号が生産年になっています。
これは写真を整理する上でも助かりますね。
次にパトカー。
通常、こういった特殊車両は専用の装備を外した後、「払下げ」が行われます。
よって、その後、別途、赤色警告灯などの装備を付け直したものと思われます。
ご当地である、石川県警察ではなく、富山県警察なのは、ご愛敬であり、また、リアルでもありますね。
さらに右下の写真ですが、駐車場にて「ダットサン」も発見!
自動車博物館に来ると、こういう車に出会える可能性が高いのも、嬉しいところ。
以前にもトヨタ博物館で「ランチャ・ストラトス」を見たことがあります。
まあ、遠目での確認なので、レプリカであった可能性も考えられますが。。。
こういう感じで明日より建物内部の展示車両をご紹介して参ります。
お楽しみに!
昨年のベルギー旅行の際に行った「オートワールド」の話の第11回目、今日はホンダの「S800クーペ」をご紹介しましょう。
「S600」や「S800」なら、ごく稀に目にすることもあり、ミニカーなども制作されていますが、「S800クーペ」ともなると、かなり珍しいです。
私も日本で一度だけ見ましたが、これが2回目。
まさか、ベルギーで見ることが出来るとは大きな驚きです。
当時のホンダ車は、まだ、バイク的な要素も数多く残していましたが、それが、また、人馬一体の感覚をもたらしていたのだろうと思います。
今後は、エコな時代の中、小柄なスポーツカーが増える可能性がありますが、この「S」の系譜のスポーツカーにも期待したいですね!
昨年のベルギー旅行の際に行った「オートワールド」の話の第10回目、今日は「プジョー」の2台をご紹介。
撮ってきた写真を懸命に拡大したところ、左の車は「402 Eclipse」という文字が読み取ることが出来ました。
車両自体は、何かのレースに出場し、入賞したような状態のものですが、デザイン的にはクラシックカーに近い頃の時代のものですね。
右の写真は「403」です。
こちらは1936年製の車両。
現在、プジョーの4シリーズは「407」まで来ていますが、今とは随分、異なるデザインです。
ただ、4シリーズのクーペは流麗なデザインがその特長でもあるので、こちらの車も当時は最先端のデザインを取り入れていたのだと想像しますね!
昨年のベルギー旅行の際に行った「オートワールド」の話の第9回目、今日は「Mベンツ」です。
「Mベンツ」と言えば、最も知名度のある高級車ブランドの1つであり、「押しだし」等も相当強いですが、それは昔からあったことが分かります。
きっと、ベンツのマーク(スリーポインテッドスター)に、大きなグリル、ライト等が条件になっているのでしょうが、他に大排気量のエンジンといった安心の品質や乗り心地の良さが多くのオーナーさんに支持され、これを繰り返すことで、今のブランドの価値を確保したのでしょう。
それを考えれば、動力性能では「Mベンツ」と同等か、それ以上の「レクサス」の車を、「Mベンツ」と同じ価格で売るためには、まだ、時間が掛かるのだろうなと思います。
歴史を積むには時間が掛かる、また、信頼を得るためには、それなりの時間が掛かる、ということですね。
昨年のベルギー旅行の際に行った「オートワールド」の話の第8回目、今日は「フォード」です。
今、世界中で自動車業界の不振が報道されており、「クライスラー」や「GM」では厳しい状況が見てとれますが、「フォード」は少し異なるようです。
大型ピックアップ等が売れないのは同様ながら、「フォーカス」等、魅力的な小型車で販売数を確保しているもよう。
このあたりは従来から、そのような車を開発していたことが大きいのですが、元々のフルラインナップ・メーカーとしての姿勢が表れているような気がします。
そこには、やはり、「T型フォード」を作ったメーカーとしての哲学があるのでしょうね。
また、忘れてはならないのは、近年の「マツダ」との提携。
「マツダ」の「アテンザ」、「アクセラ」をベースとした車が世界中で高い評価を受けています。
もうすぐ、「Newアクセラ」が発売されますが、この兄弟車なども注目ですね!
昨年のベルギー旅行の際に行った「オートワールド」の話の第7回目、今日は「シトロエン」です。
「シトロエン」と言えば、「プジョー」、「ルノー」と共に世界に認められた三大フランス・ブランド。
特に「シトロエン」は独特の個性を持っていますね。
例えば、写真2段目左の「2CV」。
古い時代は上段のようなクラシックカーを販売していましたが、このデザインを上手く利用しながら、その時代の技術をマッチさせた、この車は世界中にファンがおられます。
また、写真2段目右の「DS」も有名で、ヨーロッパでも、ちらほら走っている姿を見ることが出来ますね。
「DS」のデザインも独特ですが、さらに個性的なのは写真下段の「SM」。
ロー&ワイドなボディ、そして、リアタイヤ部のボディ形状は凄いの一言。
さすがに洗車時やタイヤ交換はたいへんだろうな、と思いますが、これも「味」なんでしょうね。
現在の「シトロエン」の車は各サイズが揃っていますが、やはり、独特の個性があり、特に日本で乗っておられるオーナーさんは、こだわりを持ってらっしゃるのだと思います。
「シトロエン」には、フランス旅行の際、タクシーに乗りましたが、パリの石畳の凹凸を軽くいなしながらの快適走行でした。
フランス車の足回りは、こういう環境で鍛えられて(?)、成立した。
そんな気がしましたね。