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TypeR日記

愛車ホンダ・インテグラTYPE-Rと、車全般、海外旅行、京都の美味しいものについて綴ってまいります!

日本自動車博物館より(96)ダットサン・ブルーバード・ファンシーDX

2010-07-21 | 自動車博物館

Dx日本自動車博物館」からの車のご紹介の第96回目。

今日もダットサンの車、「ブルーバード・ファンシーDX」です。

一昨日、ご紹介した「ダットサン・1000」の後期型である「211型」。

その後継車として、1959年に登場したのが「初代ブルーバード」でフロント部のデザインに「211型」を思わせる意匠が見え隠れします。

全長3915mm、全幅1496mm、全高1470mm。

エンジンは「211型」から引き継いだ、直4-OHV-1L(34ps/4400rpm)と、その拡大版である1.2L(43ps/4400rpm)。

※1960年以降、それぞれ、43ps、55psにパワーアップ。

これに、FR駆動と3MTが組み合わされます。

また、「ファンシーDX」というのは、顧客として、女性を想定したグレード。

ウィンカーに合わせて、オルゴール音が鳴る等、数々の専用装備が設定されていたようです。

想定顧客という考え方は、それまでにもあったと思いますが、女性をターゲットに、ここまで思い切った戦略に出られたのも、当時の日産の強さと先進性の証。

この後、日産の屋台骨を支える名車が、ここに誕生した訳ですね。


日本自動車博物館より(95)ダットサン・サニークーペ

2010-07-20 | 自動車博物館

Kb10日本自動車博物館」からの車のご紹介の第95回目。

今日もダットサンの車ですが、「サニークーペ(KB10型)」(1968年)をご紹介します。

2006年まで販売された、日産の基幹車種である「サニー」。

その初代モデルは1966年に誕生した「ダットサン・サニー(B10型)」です。

この車は、それまで日産を支えていた、「ダットサン110型/210型」の後を継いだ「ブルーバード」が上級移行してしまったため、その穴を埋める形で企画されました。

エンジンは、直4-OHV-1L。

ボディタイプは、2ドア/4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドア/4ドアライトバン、トラックと、合計6種類もありました。

サニー」は大ヒットをしますが、すぐにトヨタが「カローラ」の販売を開始し、両者の長いライバル関係が始まった訳ですね。


日本自動車博物館より(94)ダットサン・1000・211型

2010-07-19 | 自動車博物館

211日本自動車博物館」からの車のご紹介の第94回目。

今日の車も「ダットサン・1000」ですが、マイナーチェンジをした211型と呼ばれる車両。

1958年の登場で、フロントグリルが後の「初代ブルーバード」を思わせる形状に変わり、翌年、その「ブルーバード」の登場と共に生産が中止されました。

211型は非常に完成された車で、販売でもトヨタを大きく引き離したことから、この当時、乗用車においては、日産がトップメーカーとなりました。

また、「フェアレディ」の前身でもある「ダットサン・スポーツ1000(S211型)」も、この車がベースとなっていますね。


日本自動車博物館より(93)ダットサン・1000・210型

2010-07-18 | 自動車博物館

1000_210日本自動車博物館」からの車のご紹介の第93回目。

今日の車は「ダットサン・1000」(1957年)です。

昨日の「ダットサン・114」の改良型でエンジンが直4-OHV-988cc(34ps)に変更されています。

これは当時のタクシーに関する規制の変更、および、トヨタのライバル車、「コロナ」への対策であったようです。

また、オーストラリアで開催された自動車レース、「モービル・ガス・トライアル」でクラス優勝を果たしたのも有名な話です。

日産のレース活動も、この時代から始まっており、しかも素晴らしい成果を上げているのは特筆すべきこと。

現代においても、様々なレースを続けて欲しいと思います。


日本自動車博物館より(92)ダットサン・114

2010-07-17 | 自動車博物館

114日本自動車博物館」からの車のご紹介の第92回目。

今日の車は「ダットサン・114」(1957年)です。

元々は、1955年に発売された「ダットサン・110」の改良版。

エンジンは直4-860ccで25ps。

昨日の「DB-5」と同系統のエンジンですね。

ボディも、この頃から全面プレスが導入されており、自動車生産の工業化が一気に進んだ時期でもあります。

よって、車が身近なものとなり、この「110シリーズ」もタクシーへの利用を考慮しての改良が施されたりもしました。

デザインもレトロながら、何か現在の車に通じる部分があり、親しみを持てますね。

こういうデザインの車を復刻するのも面白いのではないかと思います。


日本自動車博物館より(91)ダットサン・DB-5

2010-07-16 | 自動車博物館

Db5日本自動車博物館」からの車のご紹介の第91回目。

今日の車は「ダットサン・DB-5」です。

元々、750cc以下しか生産できなかった自動車ですが、1947年の自動車取締法改正により、1500ccまでの生産が可能となり、翌年、「ダットサン・デラックスセダン」として、DB型が製作されました。

その後、DB-2、DB-4、DB-5 と作られ、1954年にDB-6で終了となっています。

写真のモデルは、そのうちの「DB-5」。

1954年の発売です。

ボディサイズは、全長3805mm、全幅1480mm、全高1560mm、

エンジンは、水冷の直列4気筒-860cc で、25ps/4000rpm、5.1kgm/2400rpm を発生しました。

また、ボディのデザインが独特ですが、このプレスは三菱重工業が担当をしており、それは三菱車の将来へとつながっていきます。

国産車という枠組みの中で、様々な企業が経験を積み、今の時代のもとになったと考えると、凄い時代だったのだなと思います。

今も多くの企業の合併や協力体制が出来ていますが、50年後の未来はどうなっているのでしょうか?


日本自動車博物館より(90)ダットサン・キャブライト

2010-07-15 | 自動車博物館

1_2日本自動車博物館」からの車のご紹介の第90回目。

今日の車は「ダットサン・キャブライト」。

正面からの写真なので分からないですが、ボディタイプとしてはトラックとなります。

フロント部はセミキャブオーバー形状。

エンジンは、直列4気筒-OHV-1138cc、53ps/5000rpm です。

標準型のボディで、全長4315mm、全幅1608mm、全高1740mm。

他にショートボディ(全長3845mm)やライトバン(全長3980mm)もありました。

また、ベンチシートの3人乗りという点も、商用車としての使い勝手を確保しています。

このあたりは、「日本の働く車」としての指標となっていったように思いますね。


日本自動車博物館より(89)ダットサン・トラック

2010-07-14 | 自動車博物館

Photo_3日本自動車博物館」からの車のご紹介の第89回目。

今日の車は「ダットサン・トラック」。

通称、「ダットラ」。と呼ばれ、海外も含めて10世代が販売されたうちの4代目のモデルとなります。

※1957~1961年の販売、220型。

エンジンは、直列4気筒-OHV-988cc で、34psを発生しました。

車体やエンジンは、同時に発売された小型乗用車、「ダットサン・210」と共通となります。

よって、外観は最近のトラック系ではなく、乗用車そのもののデザイン。

このような、ボンネットのあるトラックは国内では珍しくなってしまいましたね。

こういう車が見られるのも、博物館ならではです。


日本自動車博物館より(88)ダットサン・改造救急車

2010-07-13 | 自動車博物館

Photo日本自動車博物館」からの車のご紹介の第88回目。

今日の車は「ダットサン・改造救急車」。

昨日までの車と同じ時代ながら、ボディの作り、デザインは大きく異なりますね。

ただ、改造やボディワークに対する考え方は同じでしょう。

白のボディカラーに赤十字が印象的です。

あと、後部座席、つまり、患者さんが乗るスペースが狭すぎるような気がしますが、当時は、まだ、ストレッチャーごと収納する、という考え方すらなかった時代と想像します。

よって、患者さんを迎えに行き、患者さんは後部座席に座って、病院を目指したような気がしますね。


日本自動車博物館より(87)ダットサン・トラックT17型

2010-07-12 | 自動車博物館

17t日本自動車博物館」からの車のご紹介の第87回目。

今日もダットサンからの車で、「トラックT17型」です。

ベースは昨日の「フェートン」と同じもの。

これも「フェートン」の説明パネルの内容によると、

当時メーカーよりシャシと運転席だけの物で出荷され、後は地方のボディメーカーで造ることが常識とされていた

とのことなので、同じ手法で仕上げられたものと想像します。

ボディカラーは、当時を再現したものでしょうが、少し鮮やか過ぎる気もしますね。


日本自動車博物館より(86)ダットサン・フェートンT17型

2010-07-11 | 自動車博物館

T171_2日本自動車博物館」からの車のご紹介の第86回目。

今日もダットサンの名車。

フェートンT17型」です。

フェートン」とは、元々、ギリシア神話の太陽神ヘリオスの息子の名前から来ていて、「太陽」ということから、オープンカーを指します。

日本の自動車においては、幌型のオープンカーに、この名称を用いたようですね。

他の動力性能に関するスペックは昨日の「ダットサン・クーペ」と同様に、

  • エンジンは、722cc で、16ps/3600rpm
  • 最高速度:65km/h
  • とのこと。

    昨年の「クーペ」は1937年製、こちらは1938年製ですから、これは妥当なところでしょう。

    それにしても、これらのデザイン、

    見本となってであろう、海外の車の影響を感じずにはいられませんね。


    日本自動車博物館より(85)ダットサン・クーペ

    2010-07-10 | 自動車博物館

    1_2日本自動車博物館」からの車のご紹介の第85回目。

    今日からはダットサンの名車達を紹介していこうと思います。

    ダットサンとは、かつて、日産自動車が展開していたブランド。

    日本のみならず、海外(特に北米)でも、多くの人々に愛されました。

    さて、その初回の車ですが、「ダットサン・クーペ」。

    展示車と共にあった説明のパネルによると、

    • 2シーターのクーペ
    • エンジンは、722cc で、16ps/3600rpm
    • 最高速度:65km/h

    とのこと。

    日本のメーカーが、このような形の車を作っていたことは驚きです。

    あと、この頃の自動車は一般市民には手が届かない非日常的なものであったと想像しますね。


    日本自動車博物館より(84)ダイハツ・コンバーノ・ベルリーナ

    2010-07-09 | 自動車博物館

    1000日本自動車博物館」からの車のご紹介の第84回目。

    ダイハツ車は本日で終了となりますが、「コンバーノ・ベルリーナ」をご紹介。

    コンバーノ」と言えば、ダイハツでは初めての普通車。

    2ドアセダン、4ドアセダン、ライトバン、ワゴン、コンバーチブルのボディ形状が存在しました。

    エンジンは当初、800cc(41ps)でしたが、後に1000cc(55ps)が追加されました。

    ダイハツは軽自動車メーカーとの印象が強いですが、この頃より普通車も独自開発していました。

    今後は、トヨタグループ内でのすみ分けが進むでしょうが、ダイハツらしい車をたくさん企画して頂きたいですね。


    日本自動車博物館より(83)ダイハツ・フェローマックス

    2010-07-08 | 自動車博物館

    Photo日本自動車博物館」からの車のご紹介の第83回目。

    本日もダイハツ、「フェローマックス」という軽自動車。

    昨日の「フェロー」の後継車ですが、先代がFR駆動であったのに対し、こちらはFFとなっています。

    当時は、まだ、FF車自体が珍しい時代でしたが、軽自動車という限られたスペースの中で空間を効率良く利用出来る、この形式に変わりました。

    ボディ形状は、2ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアバン、4ドアセダンと多彩です。

    今では、FF車は普通に見ますが、当時はハンドリングにクセなどもあったはずで、この頃からの技術の積み重ねで、現在の快適なFF車へとつながっていったのだと思いますね。


    トヨタ博物館のプレミアムビーフカレー

    2010-07-07 | 自動車博物館

    P7060013友人から「ブログ用に!」と写真をもらった、トヨタ博物館プレミアムビーフカレーです。

    トヨタ博物館にあるレストランで販売されているカレーをテイクアウト出来るようにしたもので、トヨタの名車が印刷された外箱が車好きの心に響きます。

    その車は「トヨダAA型」。

    ※「トヨタ」ではなく「トヨダ」です。

    1936年9月に誕生した、トヨタ初の生産型乗用車で、エンジンからボディの細部にわたり、全て国産の技術で出来ているそうです。

    トヨタ博物館には、2度、行ったことがありますが、正面入り口から入って、まず、最初に展示されているのが、この車であったような気がします。

    2回目の来館から、もうかなりの時間が経ちましたので、また、行ってみたいですね!