昨日、トヨタの「86」のカタログについて書きましたが、今日、あるディーラーの前を通ると、試乗車らしき、ナンバー付きの車があったので、寄ってみました。
「インテグラTYPE-R」での来店であったためか、対応をして下さった店員さんの一言目は、
「86 は、今、AT車しかないのですが、よろしいでしょうか?」
というもの。
もちろん、せっかくなので、乗せて頂きました。
グレードは、「GT」、つまり、17インチタイヤを履いた、価格的には上から2つ目のもので、トランスミッションは6ATとなります。
まず、試乗コースを地図で確認してからのスタート。
スピードを出す場所や、コーナリングで足回りの確認をするような場所はありませんが、これは仕方ないですね。
以下に項目に分けて書いていきましょう。
(ボディ剛性)
これは、さすがにしっかりとしています。
後部座席の狭さは、以前、「BRZ」で確認済みですが、いたずらにボディを大きくするのではななく、コンパクトにまとめたことが、車体の一体感につながっていますね。
(エンジン)
正直なところ、200ps のパワー感を確認したかったのですが、それを試す場面はありませんでした。
ただ、アクセルに対する反応が凄くよく、また、アクセルは、ほとんど遊びなしのところから反応する設定なので、ここがスポーティさを上手く演出しています。
また、アクセルを踏み込んだ際、重低音が室内に響きます。
これは昨日も書いた、サウンドクリエーターによるもの。
どうせなら、かつてのボクサーサウンドを聞かせて欲しいところですが、それとは異なる音質でした。
(ミッション/6AT)
特に違和感はなし。6速までありますから、高速道路での燃費も良さそうです。
(足回り)
私が全く違和感のないレベル。
つまり、普通の人にとっては、慣れるまでは、道路の段差・継ぎ目を越えた際のショックが気になると思います。
家族がいる人は、助手席に乗ってもらっての試乗はしておいた方が良いと思います。
(ハンドリング)
とても良く、相当なコーナーでも気持ち良く曲がってくれそうです。
ここは、低重心化と、理想的な前後重量配分が効いていそう。
これこそが、「86」の真価を発揮する部分だと思います。
(その他)
運転席から見える、フェンダーの盛り上がりのおかげでボディ幅がつかみ易いですね。
過敏に反応するアクセルと、重量バランスのおかげで、誰でも運転が上手くなったような感覚で乗ることが出来るのではないかと思います。
(総合評価)
今回はAT車でしたが、それでも運転を楽しめる車でした。
現在、凄い人気で、早々に納車をされる方々は、試乗もせずに注文をされたはずですが、その期待を裏切ることはないでしょう。
。
車を乗り終え、試乗記念品のポストカードとキーホルダーを頂きました(写真下)。
また、MT車は、現在、エアロを付けるために引き上げているとのことで、それが戻って来たら、連絡を頂くことに。
その時には低速ギアで(若干は)引っ張ることも出来るでしょうから、パワーのチェックも出来そうです!