
今日は「
第9回 大阪モーターショー」に行って来ました。
魅力的な車が沢山ありましたが、今日は、そのうちの「
シビック TYPE R」をご紹介します。
この車、当ブログでも記事にしましたが、ネットでの予約申込みで、限定750台。
これに対し、申込みは10000人を超えたそうで、ニュースにもなっていました。
ショーでは実車を展示していた他、運転席に座らせてもらえるとのことで、行列が出来ていましたが、もちろん座って来ました!

こちらは、ほぼ真横からの撮影。
改めて気づきましたが、「
TYPE R」としては、初の5ドアハッチバックのような気がします。
この角度だと、フロントのオーバーフェンダーが大迫力ですね。

写真左はリアドアのノブで、ドアパネルではなく、ガラス部の後方にスペースを取っています。
これにて、サイドビューをすっきりとさせ、一見したところ、3ドアハッチバック風のデザインとなっています。
写真右はマフラーで、写真は左側のものですが、左右2本出しの合計4本。
大口径となっており、リアパンバー下のデュフューザーと合わせ、こちらも大迫力です。
一番上の右の写真を見てみると、リアバンパーを含め、リアスポイラー等、“空力”に気を使っていることが分かります。
この車は輸入車なので、速度リミッターが設定されているかどうかは不明ですが、2Lターボの310ps だと、相当な最高速度になるでしょうから、ボディ表面の空気の流れを上手く制御しなければ挙動が乱れるということですね。

こちらはフロントフェンダー部のスリット。
フロントバンパーから取り込んだ空気をブレーキに当て、ブレーキを冷やし、その空気を効率的に抜くことで、また、次の空気が入って来るようになっています。
パワーが出る車ほど、ブレーキ、特にフロントのブレーキがキモになるので、当然の対応でしょう。

左の写真は、テールランプの下あたりの追加パーツ。
きっと、整流板だと思われます。
社外品の後付けパーツでは、フロントバンパーに「カナード」を付けるケースも多いですが、もしもの人との接触時に、殺傷能力を高めるような尖ったものは、かなり危険。
よって、メーカー純正としては、このくらいまででしょう。
右の写真はリアフェンダーの追加パーツ。
フロントはフェンダーごと専用品に取り換えていますが、リアはそうもいかないので、この形。
これにて、タイヤ幅が広くなっても、タイヤがボディ外側に出ないようにしています。
それと、この写真では見にくいですが、リアタイヤは、結構なキャンバー角がついていました。
分かり易く言えば「ハの字」の形です。
これは、FF車にて、リアタイヤの役割は限定されていますから、その中で目一杯の好条件を探った結果というところですね。

こちらは、前後のタイヤの写真。
タイヤサイズは、共に「235/35ZR19」。
また、フロントのブレーキは「ブレンボ+ドリルドローター」です。
「ブレンボ」に関しては、私も、その恩恵にあずかっていますが、この安心感は凄いもの。
今回は、さらに「ドリルドローター」ということで、ストッピングパワーも、途轍もないでしょうが、もし、交換をするような事態となれば、価格も凄いでしょうね。
他、この時点でアルミホイールが白塗装で無いことに気付きました。
「
TYPE R」だと、“白”のイメージですが、5ドアハッチバックというボディ形状にて、サイドビューをすっきりとさせるには、足元を引き締めるよう、「黒」を選択するのが有効な気がします。

そして、いよいよ運転席へ。
ここまで、待ち時間は約20分。
並ぶ時にスタッフの方が持っておられたボードでは「待ち時間:30分」となっていましたが、それよりは早かったです。
これは、私もそうですが、皆さん、「見るべきところを素早く見て、早く次の人に代わる」との意識があったように思いますね。
※他に見たいものも沢山ありますし。。。
インテリアは、赤と黒で、アグレッシブ、かつ、引き締まったもの。
このあたりは「
TYPE R」好きのポイントを押さえていると思います。
ペダル類はオルガン式ではなく、吊り下げ式でした。
ここは好みが分かれるところでしょうが、現在と同じ形式となる私としては違和感なし。
さらに、ヒール&トゥも やり易かったです。
他、座った時の印象と言うか、目線の感覚を。
これは、私の感覚では「違和感なし」でした。
つまり、「
NSX」や初代の「
インテグラ」、「
シビック」の「
TYPE R」に乗っている人は腰高な感じがし、2代目の「
インテグラ」や2代目以降の「
シビック」の「
TYPE R」に乗っている人には「同じくらい」と感じられるのではないかと思います。
ハンドルも赤と黒。
常に手を置く、(時計の)11時と1時の部分が太くなっているのは、私の車と同じで好印象。
さらに、今回はハンドルが真円状ではなくなり、これも、ハンドルを切っている状態で、手元を見なくても判断をするためでしょうから、良い選択だと思いました。
一点、気になったのはタコメーターで、これが目の前にあるのは正解だと思いますが、0回転の時の針の位置が真下ではありませんでした。
これは、私の愛車の方が好みですね(笑)。
まあ、これも車に慣れて来れば、メーター類は、ほとんど見ませんから、あくまでも好みのレベルですが。
最後にシフトノブについて。
これは、オーディオ直下の位置にあって、ちょっと高めの位置にはなっているものの、私にとっては遠くにあるようなイメージでした。
運転のためのベストポジションを取れば、操作がし易い位置になるよう設計されているはずなので、単なる“慣れ”の問題でしょうね。
以上、外観から運転席での印象までのご紹介でした。
実際に運転することがあれば、さらに新たな情報は得られるでしょうが、今回の販売方法では、それは不可能。
ただ、今回の販売の好調を受け、来年も限定輸入、もしくは受注販売くらいにはなるでしょうから、その際に試乗車が設定されることに期待をしたいと思います。