tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

tyokutaka 日本史B 18点

2006年01月23日 14時00分51秒 | Weblog
こないだ行われたセンター試験日本史Bの結果は18点だった。いや、別にセンター試験を受験したわけではなく、新聞に載っていた問題を純粋に解いた上での結果。結構日本史は自信があったが、こんな結果になるとは。まあ、本腰入れて解いたわけでもないが。おまけに私は大学受験の際は世界史選択だった。

毎年、出題傾向に偏りが出てくるセンター試験。東大や京大なんかは意味ないとして、参加したがらない内容になってきているとか。確かにそうだ。そのわりに私大がドンドン参加している。

今年の問題は、文化史への偏重が大きかった。もともと日本史で受験に通ろうとすると、限界点に至るまで、歴史的な事柄をを暗記しなければならないと言われる。それだけ覚える量が多い。でも日本史の点数が18点のはショックだったな。

問題を見ていると、本当に知らない知識の問題のほうが多い。しかし見方をかえれば、教科書に載っているような文章で歴史物語を読むような内容よりも年表を丸暗記すれば解けるような、年代を順番に並べる問いや、文化史の偏重が大きく、昔もらった、日本史資料集のほうがはるかに使える印象だ。それだけ、教科書をはずすような出題傾向になってきているのかも知れない。これが意味するところを良く知らないが。

しかし考えてみればおかしな話である。若い人の読書離れが多い中、あれほど読み応えがあって、内容の濃い「本」もめったに見かけないからだ。そこいらの三文時代小説よりもはるかにドラマチックだ。だとすると、入学試験問題はドラマチックというところから離れてきていると言うことになる。

ところで、こうした試験問題を作るのは大学の先生だ。確かに、歴史研究は歴史小説や時代劇とは違う。でも細部をうがつような問題ばかりを出していると、普段の大学の授業で、「伝わらない」ものがあると思うけど、どの程度わかってんのかなー

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