tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

記憶される身体の感覚

2005年12月15日 14時58分30秒 | Weblog
家の廊下の一部が、きしんだり、力を入れて踏むとベコベコしだすようになった。
これでは床が抜けるので、修理することになった。それで今、家に大工さんが入っている。裏側、すなわち床下から見てもらうと、湿気もなく、非常にカラッとした状態であると報告を受けた。柱などが腐っていないことを意味する。しかし、建てて25年もたてば、強度に不安が出てくる。

だから廊下の床に、新しい板を足すことになった。

その工事は昨日、終わった。
床を張り替えた人ならばわかるが、張り替えた当初は、それほど肌触りがよくないことが多い。ある意味、表面に木の粉がついているように思うからだろう。さっと掃除機をかけ、雑巾かけしても、なかなかなじまない。

しかし、実際には、廊下の板は冷たさとともに、足にその表面のつやさえも伝えてくれる。足の裏につくゴミなどは一切ない

ただ、床を足したわけだから、少し高くなっているのである。
見た目には、床が新しくなったのがわかるだけで、それほど変わらない。しかし、実際に歩いてみると、違和感と同時に、床が高くなったことがわかる。それを実感するのは、部屋から廊下に出た瞬間である。

畳の部屋と廊下とは段差があった。もちろん、廊下の方が低い。
床板は厚さにして、一センチ程度で、その分廊下が上がったのだが、
だいぶんと違うように感じる。

ずっと歩いていた廊下だが、その段差なども含めて、身体が記憶してきたのである。

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