tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

カレンダー不況

2005年12月21日 14時20分16秒 | Weblog
毎年この時期になると、父の勤める会社に年末の挨拶や、普通の打ち合わせなどで来た客が、カレンダーをおいていくそうだ。中には改めて郵便物として送ってくるところもあるようだ。私が子供のころ、その数は膨大だった。他には手帳などもあった。持って帰ってきたカレンダーは、家族が物色したあと、必ず残り、捨てられることが多かった。

うちの家では一枚ですべてが事足りるような、ポスター型のカレンダーは貼ることがなくて、必ず月めくりのものだ。ただ、若干、卓上用のカレンダーがあるくらいか。

こないだビックカメラでその一枚もののカレンダーをみんな持って帰っていた。使わないから、私はもらわなかったが。確かにブック型のカレンダーよりもポスター型のほうが、生産コスト的に安くつく。

ただ、今年は趣が少し異なるようで、会社にくるカレンダーが少ないそうだ、毎年出ているカレンダーばかりを集めた段ボール箱が今年はないと聞く。もう企業の配布物としてカレンダーを作ることは少ないのかもしれない。

ところで、客間にあるカレンダーは毎年お金を出して買うもので、芹沢圭介氏の作品だとか、和紙に多色刷り版画というかなり手の込んだものになっていて、セットで1万円を超える非常に高価なものだ。もちろん、月が変わったら変わったら、上の方をびりびり破いてほかすという類のものではない。額に入れて見せるという類のものである。ただし・・・・毎月きちんと変えることができれば、いいのだが、変更担当の母がサボることが多く、さらに次の月に変わる直前に変えたりすることがある。こうなると、カレンダーの機能よりも、絵をかけとくいう感じになってくる。

ちなみに芹沢氏はもう十年以上前に鬼籍に入り、今は芹沢氏の作風を残しながら、同氏の名前を借りて、お弟子さんたちが作っているとか。

ここ数年、私の部屋にかかっているのは、サントリーのカレンダーである。過去の商業用ポスターを題材とした内容になっており、そのデザインセンスのよさは、私のお気に入りである。ただしこのカレンダーを入手するにはサントリーのサプリメントを通信販売で買わなければならず、肝心のサプリメントは父や母が飲んでいる。