ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

BOBOS

2006年12月17日 | WEBLOG
前回、書き記したように一部の富裕層はとても富んでいるようです。今まではよく金持ちを形容する小道具にワインと自動車がありましたね。高級外車を複数代所有すること、自宅の地下室などに大きなワインセラーを持つことなどはよくある金持ちの必須条件のような感じでした。
ところが最近、こうした富裕層の会員組織を運営している人によると異変が起きているというのです。今時の金持ちは無駄にランニングコストのかかるワインセラーなどはまず自宅に持ちません。レストランなどに行っても決して威張り散らすことなく「この店で一番いいワインを」とスマートに済ませるのが今の通。もちろんワインにおけるうんちくなんて一切語ることもしないのです。更に都心に住む会員は「渋滞が嫌いなので車を持たない」代わりにヘリコプターを購入し免許も取得。ヘリポートの不足を補うべく全国の発着可能な土地を結ぶネットワーク作りを始めているそうな。
昔のバカな金持ちと今時の若いヤングリタイヤ(株式交換などで数十億円の利益を得て30代くらいでリタイアする子たちのこと)の大きな違いが合理的な豪華さです。台所を新築する時に見栄えのいい建材を選ぶより、いきなりプロ仕様の厨房機器に資金を割くなどはその典型。自由な金持ちとの意味で米国ではBOBOS(ブルジョア・ボヘミアン)の名がついてます。
お金は肥やしに似ています。集めれば臭うだけですが、うまくまけば実りをもたらします(投資)。アホでも知ってる定番ブランドだけに目を奪われず無名でも優れた商品や芸術を購入し、新発想のサービスも進んで利用しようとする。昔ながらのやり方にこだわり、頑固に自分のスタイルを貫くタイプは先ずダメ。これからはこのような「消費と言う名の投資」が新しい才能や市場を育てて行くと思うのです。

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2 コメント

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セレフな新スタイル (鎮目 浩二)
2006-12-18 12:38:03
最近の”セレフ”なライフスタイルはこうなんだと感心しました、此方のは縁の無い世界なのでどうにもこうにもっと言った感じです。先日高野さん家でI氏の発言の中に「シングルモルトがどうしたって」がありましたが私はシングルモルト派なのです、元は高野さんで渋谷に居た頃教えて貰いました。高野さんはその時は既に”ワイン”党になっていましたが私にモルトとは何ぞやと言う事を教わりはまってしまったのです
本当に旨いと思ってスコッチを飲んだ事がありますか?、、、旨いスコッチには数百万もする物があるのです、高けりゃ旨い訳ではありませんが好きな人は惜しみ無く買っていくのです。魅力を一言で言えば」日本酒の新潟」とでも言って置きましょうか、続は今夜。
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Unknown (402)
2006-12-18 14:24:34
了解しました。
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