この数年で幾人かの友人が仕事の拠点も自身と家族との住居もを日本から海外に移した。
明らかに今後の日本のあり方を考えての行動だろう。
今の日本の現状を見ればわかるとおり、未来の日本はお先真っ暗だ。
800兆を超える国の借金、機能しない政治、右肩下がりの経済、少子高齢化、年金と税の問題。
諸外国、特に先進国のシンクタンクの見解ではもはや日本は捨て駒だ。
一昨日の日経の朝刊でもハーバードの経済専門家が今後10年以内に日本が経済的危機に陥る確率は90%異常との見解だ。
つまり100%アウトということだろう。
そのせいか、大震災後の世界経済では日本発の世界恐慌にならないようなスキームを組み始めた感もある。
いよいよ世界的な日本外しがユックリと行われそうである、もちろん中国も韓国も喜んで加担するに違いない。
現在の円高ドル安もそう長くは続かないだろう。
どう考えても日本はアメリカの属国、ドルと円のどちらが先に無くなるかと考えたらそんなの円に決まっている。
アメリカだって目下財政再建の真っ最中である、自国が助かるためならば喜んで極東の島国なんて捨ててしまえばいい。
これからは経済発展著しい中国と仲良くすればいいんだもの。
友人の多くが移住した先はやはりアジアが多い、香港とシンガポールである。
経済特区だからなのか税制にしても優遇措置が計られているようだ、特にシンガポール。
アジアだとなんかあったときにもすぐに日本に帰国できるのもいいよね、特に羽田は便利である。
他にはハワイやロス、ニューヨークのような米国本土組も多い。
いずれにせよこのままだと日本円は紙屑になる可能性がとても大きい。
860兆なんて借金、絶対返せないだろう、どうするんだろうなぁ。
それなのに復興債とかいってまた赤字国債だすんだからいい加減にしろと言いたくなる。
日本は先進国の中でも突出して国債の割合が大きいのは世界中から指摘されている。
日本はギリシャと違うという意見を日経では多くのアナリストが述べているがどこが違うというのか。
年金と税制の改革は今すぐにでもやらなければ取り返しがつかないことになるが政治は全く機能していない。
そりゃあ私だって子供の学校問題とか無ければ今すぐにでもハワイに移住したいのですけど・・・・。
いつか来るであろう地震に備えるのも大切なことだが、いつか来るであろう日本の破綻に備えるのも大事だと思うのである。