ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

春のデジカメ

2008年03月23日 | WEBLOG

旅行前のせいなのか、なぜか忙しく家でゆっくりする時間がない。
為替の変動も激しすぎるし、それに伴いマーケットも大荒れ。
個人の仕事も家庭の仕事も両方が大忙しの毎日です。
今日こそ家でゆっくりできるものと思っていたのに
娘から強引にサイクリングへ連れ出させられました。
彼女は私に似て本当に自転車が大好きなんです。
苦労しないで補助なしの自転車にのれたのが自慢の娘ですが
スイスイと風を切って走る自転車が本当に好きなようです。
特にスピードだしてビュンビュン走るのが好きなところなど
スピード狂の私の血をひいているなと感じました。
まだ、ブレーキングなどは見ていて恐いし
交差点や十字路などでは、私が何度言っても一時停止をしないので
ヒヤヒヤすることしきりです。そのうち自分でわかるでしょう。
それにしても本日は暖かくて最高のサイクリング日和でした。
梅はほとんど散ってしまいましたが、桜がだんだん咲き始めています。
やっとこさ今年が始まったという気になってきました。

手持ちのデジカメを1眼レフを除いてすべて処分してしまいました。
大小さまざま5台くらいありましたが、今後は1眼レフ1台と
コンパクトデジカメ1台の2台体制でいこうと思うのです。
カメラも数がたくさんあるのは楽しいのですが
暇があるとカメラばっかりイジってばかりで撮影をしません。
撮ってなんぼのカメラなのにイジくりまわしてばかりなのは
それだけカメラのシステムが面白いからなのです。
最新デジカメのメカニズムを知ることが楽しくてしょうがないのと
最高の技術者たちの限りない苦労と知力と技術の結晶が高々数万円で
ゲットできるというのが何台も購入してしまう理由でしょう。
そして個人的にはデジカメは本当に安いと思います。
この数年のデジカメの進歩には目を見張るものがあるのに
その血と汗と技術の結晶がいくらなんでも数万円だなんて・・・
しかも半年前に最高の商品でも新製品が出れば一気に半額ほど値下がります。
もう、カメラ好きには天国のような市場ですね。
何台も何台も画質やフィーリングを確認したくて、しまいには我慢できなくて
結果たくさんのデジカメを購入してしまうのです。
もう今では画質によるフィルム写真との比較は不要でしょう。
それほど最新デジカメは素晴らしい。
フィルムカメラも独特の操作系の味わいやシャッター音などの
フィーリング部分は実は捨てがたいものがあります。
今でもどうしても捨てたり売却できないカメラが10台ほどゴロゴロしています。
それほどフィルムカメラのほうは味わいがあるのですね。
これからもどんどんデジカメは発展し続けていくでしょう。
なぜか携帯電話には興味がわかない私ですが
デジカメだけは今後も追いかけ続けていくと思います。
新しいコンパクトデジカメはリコーのものにしました。
とても評判のいいカメラで明日には届くと思います。
今週半ばから旅行なのでそれまでには間に合うかな。
久しぶりに早く箱を開けて中身を取り出すのが楽しみなカメラです。

最近の経済

2008年03月17日 | WEBLOG

1ドルが95円を突破した。
まもなくハワイなのでこんなにハッピーなことはない。
家内もこのところずっと欲しい洋服を買わずに我慢しているので
ハワイで買い物欲を爆発させることになるだろう。
そろそろたんまりドルを買い込もうかなぁと考えているが
この分だと90円を割り込むのも時間の問題かもしれない。
もう少し待つのが賢明か。
ドルの暴落と共に株価も大暴落。
日経平均株価で13%暴落、中国で16%、インドで15%。
ハッキリいって目下投資の大チャンスである。
今回の相場で正確に舵をきれる人間は成功者だろう。
少ない元手で大きなリターンが約束されている。
私の場合は旅行前なので手を出せないでいる。
今回も静観だ。でも予測だけは立てておく。
今回の相場、今後どのように相場が動くのだろうか?
常に自分なりのシュミレーションだけは立てておく。
それがとても大切な勉強になるからね。
総裁がグリーンスパンからバーナキンに変わって
頼りなさを感じるのは私だけではないだろう。
すべての対策が後手後手にまわっている。
こんな未曾有の危機は初めてのことだろうから、
対策の立てようもないくらいブッ飛んじゃっているのだろうけど。
でも、どうせ年収3億円くらいもらっているのだから
もう少し迅速に事態の収拾してもいいんじゃないかなぁ。
先々代の財務長官やっていたソロモン出身のリック・ルービンとかなら
かなりきわどくてもスマートなやり方で事態を収拾しただろう。

東野圭吾の新刊「流星の絆」が評判いい。
今、ノリにノってる作家の新作だからつまらないはずはないのだろう。
数人の友人から「読みなさーい」といわれているので
読んでみようかと思っとります。
早くブックオフに並ばないかなぁ。

クルマ

2008年03月13日 | WEBLOG

最低でも週に2日は車を運転しなければならない。
主に家族の買い物がその理由。
クルマの運転は大好きなのでまったく苦にはならないが、
困るのは次から次へと乗りたいクルマがたくさんあることだろうか。
高価なクルマからデザインの素晴らしいクルマ、スピードのでるクルマやら
クラシックな味のあるクルマと乗りたいクルマが何台もあるので困る。
私にとってクルマはカメラや楽器と似てるかな。
何台も欲しいけど3台も4台も買うことできません。
お金に余裕があるなら4台くらい買っちゃうと思うけど
結局は平凡な1台が残るんだろうな。
そう思って、現在乗っているクルマは平凡な1台にしたのだけれど
心の奥底では非凡な1台をとても欲しがってます。
先日発売されたマセラッティのグランツーリスモがそれかな。
とにかく今はマセラッティのことで頭がいっぱいです。
早いところ、ほかの事を考えてマセラッティ欲しい病を治療しないと
大変なことになりそうだ。
最近発売されたリコーの安いデジカメでも買って
マセラッティを購入できない憂さを晴らそう。

杉花粉

2008年03月11日 | WEBLOG

これからどんどんスギ花粉の飛散する量が増えてくるそうだ。
私は天気予報やニュースでスギ花粉の話題が出るたびに気が滅入る。
しかもこの数年で私の花粉症はどんどん悪化しているようだ。
毎日が花粉症のせいでハッピーではないのである。
発生の原因などは詳しくは知らないが、個人的には全国のスギの木を
伐採してもらいたいと心から思っているくらいだ。
クシャミ、鼻水、頭はボーッとしてくるし集中力にも欠ける。
通常作業が倍くらいの時間がかかる。
鼻をかんだり、クシャミをしているからである。
一部の統計によると国民の5人に1人の割合で花粉症だという。
率で言うと20%というところか。
ならば国民の5人に3人、つまり過半数を超えればこの国からスギの木を
なくしてもらえるのだろうか?
などとアホなことを真剣に国家にお願いしたくなるほど、
花粉症でまいっているわけである。

後、2週間ほどでしばらく花粉症ともおさらばだ。
それまでなんとか頑張るのである。

文章

2008年03月09日 | BOOKS

近頃、中野京子さんの「怖い絵」という本を読んでから
以前からあった欧米絵画の見方が一変した。
私はドガを見てもムンクを見てもクノップフを見ても
本当の本質は見ていなかったのである。
もちろん私はドガと同時代に生きてはいないので
その当時の風俗や常識のことはわからずただ絵画だけを見て
あーでもない、こーでもないと言っていたのだが、
どれほど、当時の時代背景や常識が大切なのかということが
このたびあらためて認識させられた。
というより、昔の絵画を見るには当時の時代背景、生活様式、ムードを
知らずして見るということは非常識なことだと考えるにいたった。

それにしても、この中野京子という人の文章、巧みだなぁ。
すごく上手だ。
言いたいことを説明するのに簡潔明瞭ながらも、その表現が素敵だし
こういう文章書く人は本当に才能あるなぁと思ってしまう。
昔は自分の思考の浅さや表現力のなさを隠すためにわざと難しい漢字を使ったり
わざと旧仮名遣いにして書いたりしていたけど、今考えると赤っ恥ものだった。
余計に自分のバカをさらけだしているだけだったのである。
ブログがこんなに流行るようになって、たくさんの人の文章に接するたびに
世の中には上手いこと書く人がいるもんだなぁと感心ばかりしている。
名も知れない人ばかりだが、彼らの書く文章の中にもたくさんの巧みがある。
結論は、自由に平易に自分の言いたいことをシンプルに書けばいいのだと
考えるのだが、こんな簡単なことが案外難しい。
ヘンに多くの知識が邪魔するのもおかしいことだけど。
子供の頃から、知識、思考力、応用力と拡げていかなきゃだめなのかなぁ。
後、たくさんの本や多くの文章に出会うのも大切な修行ですね。
とにもかくにも文章書くのって難しいもんです。

ディベ-ト

2008年03月08日 | WEBLOG

今日はすごく暖かかった。
なんでも4月中旬の陽気らしい。
いきなりの春の到来でウキウキ気分ですよ。
家族で渋谷で買い物してたんですが、天気は最高なのに人込みがスゴくてウンザリ。
土曜、日曜は家の近所の散歩に限りますね。
渋谷、新宿、吉祥寺は人が多すぎてダメです、下北沢でもダメですから。
渋谷では人ごみを避けて公園通りの上のほうのとある場所にいつも行くのですが
ここらあたりが渋谷ではもっとも落ち着ける場所ですかね。
まだ、少しだけ昔の渋谷が残っている場所。
でも、しばらくするとここら辺りもなくなってしまうのかな。
明日は今日よりもっと暖かくなるらしいので更に楽しみ。
でも、花粉症の私としては花粉の飛散が心配です。
朝のマラソンもマスクして走ってます。
目が無性にかゆくてたまりません。鼻水も知らないうちに出てくるし・・・
花粉症は本当につらい。早く花粉の飛散が終わって欲しいです。

そして夜になってNHKの「日本のこれから」という討論番組を見ました。
最近興味のある「教育」がテーマだったのと、ゴールデンタイムである
7時半から突然始まったので何気なく見てしまったのであります。
一般の参加者と識者といわれる人たちとの討論が3時間、
土曜の夜のNHKでゴールデンだから相当数の人たちが見ていたと思う。
それにしても驚くのはそこに参加している皆さんの知的レベルの低さであった。
知的レベルも低いが、ディベートや討論ともなるとひどいを通り越し悲惨でさえあった。
高校教師も会社経営者も一般の主婦も学生もすごいバカばかり。
一般の知的レベルというのはわからないけど、どこからこんなバカばかり連れてこれるのだろう。
こんなバカばっかり連れてきてNHK大丈夫かと思ったよ。
気持ちの半分ではひょっとして「やらせ」じゃないのかなとさえ考えたくらいです。
ほとんど討論というより言い合い、論理も何もあったもんじゃない。
感情の爆発、言葉の遊び、こんなに見ていてキリキリむかつく番組は久しぶりであった。
軽く酔っ払った状態で漫然とテレビを見ていたのだが、
あまりの一般人のバカ丸出しの意見に真剣にムカツイてしまいました。
結局、持論の押し付けばかりが目立って真面目に聞く気にもならない。
そんな中でもローソン社長の新浪さんや私の大好きなモーリー・ロバートソンさん
元大蔵財務官の榊原さんなどは聞くに値する意見を述べていました。
これらの人はやっぱり社会にもまれているせいかディベート能力が圧倒的に違う。
討論するということ、話し合うということがわかっていないと彼らのようには話せない。
もちろん、その為にはディベート術なる専門の知識があるのだが、
海外では家庭生活や学校生活で自然と身に付く教養の一つだ。
俗にいうデキル人というのはたいていディベート能力がすごい。
口が上手い人とディベート能力のある人とは根本的に全然違う。
外人と話していてもアメリカ人もイギリス人も韓国人も圧倒的にディベート能力が高い。
討論の場で日本人はすぐにだんまりを決め込むが日本以外でだんまりなどしたら即負けだ。
あるいは海外ではだんまりはバカと同義なので必然的にその人の発言力も低下する。
どこまでも食い下がって、自分が今まで得てきた知識をフルに活用して相手を論破する。
たかが討論と思うことなかれ。
討論や話し合いからたくさんのスキルを学ぶことができるのである。
思えばアメリカでの学生時代はひたすら論議していた気がする。
今では酒場でもめったに論議などしないから、最近では少々頭が腐ってきた感じだ。
やはり人と話をするというのは大事なことなんだなとあらためて考えさせられた。
しかし、NHKもとんでもない番組やるもんだな。

時間の回復

2008年03月03日 | WEBLOG

私が子供の頃、父親は毎日同じ時間に会社に行き、同じ時間に帰ってきました。
帰りが遅くなるときは朝出かけるときに「今日は遅くなるから晩ごはんはいらない」
といって出かけていきました。
1日の途中で予定が変わることは滅多にありませんでした。
だから、夕方から雨が降ってくると、私たち子供たちは傘を持って
駅まで父親を迎えに行ったのです。
だいたい何時頃の電車で帰ってくるかがわかっているから迎えに行くのも簡単です。
子供の頃、午後から雨が降ってくるとそういう子供がちらほら駅前にいたものです。
電車からお父さんが降りてくると、傘を差し出してお父さんと手をつないで家に帰る。
そういうときは、ごほうびで文房具屋とか本屋で好きなものを買ってもらえたものでした。
今ではこういうことは有り得ないですよね。
突然「今日は遅くなる」と電話すれば済むし、夜遅く帰ってきても「ご飯が食べたい」
といえば電子レンジで5分もあれば支度ができてしまいます。
便利な時代ですが、なにか昔はあった何物かが欠けている感じがするのです。
一昔前は家族全員が同じ時間に食卓を囲んだものでしたが、
今ではお父さんは仕事で帰りが遅いし、子供は塾や習い事で食事の時間はまちまちです。
昔のもっとゆったりとした時間を回復しようと、我が家ではなるべく電脳ライフを避けてます。
そうすると、なんか一日が長いんですよ。
そして生活自体がゆったりとして平和なんですね。
時間の感覚とか四季の移り変わりとか朝夕のごく微細な空気の変化とかを
ゆっくり感じることができるんです。
雨上がりに土の匂いとか、最初の春風や南風、台風の予兆の黒雲とか、
そういうものを「感じる」ことが今ではとても大切なことだと思います。
子供のときは、時計を持っていませんから、表で遊んでいても自分でだいたいの時間を
計測できないといけない。
一応、公園には時計があったり、夕方5時のメロディーが鳴ったりはするのですが
身体の中に時計があって、なんとなく時間がわかる。
ご飯の時間が6時半と決まっているから、6時くらいになると猛烈にお腹が空いてくる。
昔は身体そのものが時間化されていたような感じがします。
しかし、今ではウチの子供を見ていても、曜日によってスケジュールが違うしご飯の時間も違う。
この日は塾に行って、この日はスイミングに行って、この日はピアノに行って、
というふうに毎日の生活がイレギュラーです。
多分、こういうイレギュラーな生活って本当は相当ストレスがかかってるんじゃないかと思うのです。
それに耐えるためには時間意識をむしろ鈍感にしていかないと生きていけない。
毎日同じ時間にお腹が空いたのでは、イレギュラーな生活には耐えられませんからね。
寝る時間も食事の時間も風呂に入る時間も、毎日違うような生活をしていれば
きっと体内時計も狂ってくるはずなんです。
毎日の変化にも四季の変化にも鈍感になってしまうのです。
知らず知らずのうちに実は子供に可哀想なことをしていたのです。
今年からはなるべくゆったりとした生活をおくらせてあげようと思いました。

景山民夫さんを想う

2008年03月02日 | WEBLOG

またぞろ世間を騒がせている三浦和義。
事件そのものにはまったく興味ないんですけど、
私にとってとても大切な人を急に思い出しました。

景山民夫さんです。

あの当時「オレたちひょうきん族」でタケシやさんまに混じって三浦和義役を
「フルハム三浦」という役名でやっていたのが景山民夫さんでした。
私はなぜかこの景山民夫さんが大好きでした。
後年、放送作家から本当の作家になって直木賞とか受賞したと思うんだけど
景山さんが放送作家時代に書いていたエッセーはとても面白かったなぁ。
文章もすごく上手かったし。
テレビに出演しているときは、しっかりわざとバカを装っていたけど
本当はスゴイお坊ちゃんで超インテリな人でした。
確か幼稚舎から慶応いってたんじゃないかな?
そしてお父さんが確か最高裁判所の裁判官?違ってたかな。
昔の記憶なので薄れてます。
裕福で厳格な家庭に生まれ育ったからこそできる
オシャレなアホさ加減というのが絶妙なキャラでした。
だから彼の芸にも文章にも立ち居振る舞いにもどことなく品がある。
私はそこらへんが好きだったのかもしれません。
晩年は小川知子と一緒にヘンな宗教に入信しちゃって、
その頃の景山民夫は作家としての景山民夫なんだけど
私の中ではあまり好きな時期ではありません。
その後、数年して彼が自宅で焼死体で見つかるわけですが、
とても変な死に方だなぁというのを覚えています。

焼死体で見つかる前のまだ景山さんが元気なときの自宅が
世田谷の岡本にあってすごくオシャレで素敵な家だったのを覚えています。
世田谷の岡本というのは、実は陸の孤島のようなところで、
東名高速のインターチェンジ脇から二子玉川裏あたりまでなのですが
車があるとこれほど便利なところはないのですが、
車がないとどこに行くにも徒歩30分以上という最悪な場所なのです。
でも、実はまだまだ自然が多く残されていて、
ここが東京なのか!というとても不思議な場所です。
さすが東京ツウならではの選択です。
世界中を放浪もしたんだけど、半面すごく東京が好きで
いろんな大人の遊びにも長けた人でした。
海外ではロンドンが大好きでイギリスのいろいろな話をエセーで書いていました。
私にとっては本当の意味でオシャレなオジサンが景山民夫さんでした。
少しズレてるかもしれないけど加藤和彦さんと少しカブります。
そういえば私の大好きなモンティ・パイソンの日本語訳も
景山さんやってたんじゃなかったかなぁ。とにかく才人だったのですよ。
本当に惜しい人を亡くしたものです。
考えてみれば景山さんが亡くなってから、
急速に東京がつまらなくなったのも不思議な縁かもしれません。
最近の三浦事件を見るたびに「フルハム三浦」を思い出します。
なぜか景山さんが懐かしくなりました。