ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

選択肢

2007年02月26日 | WEBLOG
この数日の寒さは毎日走る身としてはこたえます。走り始めてから10分間が勝負のようです。最初は身を切るような寒さなのですが10分もすると身体も温まり関係なくなってきます。こうして、かれこれ1年と半年走り続けているわけですが風邪をひかなくなったのはオドロキです。元々身体は丈夫なほうですが、それでも年に一回は軽い風邪でもひいていたように思います。走り始めてからはまったくひかなくなりました。もっとも今年は暖冬なようですから、私に限らずみなさん風邪はあまりひいてないようですけどね。
この数日はかなり寒いのですがこれを過ぎると本当に春が到来しそうです。今年は正月にハワイに行けなかったので4月に行く予定なのですが、4月のハワイはもう完全に夏なんです。最低気温も20度近いですし最高気温は29度ですから。私は基本的にハワイではなんにもやりません。私の家族と共に80歳を過ぎた父もいっしょに行くので激しい遊びもやりません。散歩か昼寝かビーチでコロコロしてるかです。広大なビーチと芝生は子どもにとっては本当にいい環境だと思います。我が家は一時、移住しようかとも思ったほどのハワイ好きですが、いまのところ子どもの学校が一段落してからということになりました。日本語しかできなくても不自由しないし、自然も豊かで、住んでる人たちも気持ちいい人たちばかりだし本当にこの世の楽園だと思います。ただ、米本土に比べて物価が少し高いんですけどね。仕事をしたりお金を稼ぐ場所としては東京は良いのでしょうが、残りの人生を気持ちよく過ごす場所としてはどうなんでしょう。是非とも身体の動くうちに、時間のあるときに他にも色々な選択肢を見ておくのは大切なことだと思います。他の選択肢を知らずに生涯を終えるのはなにか勿体無いですよね。人生は一度きりですからね。

マイヨ・ジョーヌへの挑戦

2007年02月22日 | BICYCLE
昨日見たドイツ製作によるドキュメンタリーなのですが秀逸でした。原題は「HELL ON WHEELS」ですから(地獄の車輪)とでも訳せばいいのでしょうか。内容、映像、音楽のどれもが深く素晴らしいだけに「マイヨ・ジョーヌへの挑戦」というアッサリとしたタイトルは改題すべきでしょう。内容は世界最大の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスの完全ドキュメントなのですが、ドイツのチーム「チーム・テレコム」(現T-モバイル)の視点から、開催100周年を迎えた2003年のツール・ド・フランスを描くというひとひねりした企画。過去100年のツールの歴史紹介も楽しめましたし「プリズナー・オブ・ストリート」(道の囚人)と呼ばれるプロのサイクリストたちのナマの姿は普段は目にすることができないだけに貴重な映像資料でした。03年当時大人気のランス・アームストロングやヤン・ウルリッヒはもちろん登場しますが、主役はドイツテレコムのエリック・ツァベルとロルフ・アルダークです。30歳前後のドイツのサイクリストたちの何気ない日常を淡々と見ることになるのですが、決して東洋人には理解し得ないような普段着のヨーロッパ人の精神性を垣間見ることができ、これは勉強になりました。昨年、自転車好きが高じてその関連のDVDをまとめ買いしたのですがこれは大当たりでした。今年も自転車からは目が離せません。

国立新美術館2

2007年02月15日 | WEBLOG
この国立新美術館、従来の美術館のように国が美術品を買い漁って展示するというような所蔵品形式ではないとの事、毎度ナイスな企画で多くの観客を集めるのを主眼としているとのことでいいじゃないですか。なるべく金をかけずにアイデア、企画力で勝負なんてそれこそ学芸員、キュレーターの出番ですね。欧米のナイスな美術館ではその企画力で多くの観客を動員し、世間にブームを巻き起こしたりしてアートの市場活性化を図っています。この資本主義社会下ではアートといえどもマネー、マネー、マネーなのです。この国立新美術館では今後どんな素晴らしい企画で楽しませてくれるかワクワクしますね。ついでに今回の「異邦人たちのパリ」もとっても良かったす。パリを舞台にしているのですが、カンディンスキーやピカソ、モディリアーニ、シャガール、アンドレ・ケルテス、ミロらすべてフランス圏外からやってきた代表的アーティストの作品を展示。時代別に配列して展示も見やすくてよし。やっぱナマの絵画、彫刻、写真は迫力ありますよ。もう少しすると混雑も一段落すると思うのですが、今が最初のピークかな。

昨日、全国的に春一番がふいたそうです。2月14日といえばバレンタイン。イメージではまだまだ寒くて、地方では雪が積もっている感じなのに、このまま春に突入するのでしょうか?それにしても今日は気味悪いくらい暖かでした。まさに春の感じ。2月なのに・・・、なんか今年はヘンだ。

国立新美術館

2007年02月12日 | WEBLOG
行ってきましたよ!うわさの新国立美術館。今回の出し物は「異邦人たちのパリ1900-2005ポンピドーセンター所蔵作品展」なのですが、すごい混雑でした。3連休だし、世の中暇だしということで、初老のジジババが多かったなぁ。この国立新美術館ですが建物のみならず内装もミュージアムショップもカフェも思っていたよりも結構素敵、これからは暇なときはここでサボってもOKだなぁという感じです。設計の黒川紀章さん、私にとっては若尾文子さんの旦那さんなのですが案外やるじゃないですか。黒川さんはちゃんと自分専用の展覧会もオープニング記念なのか無料で行われてコマーシャルというか啓蒙活動も頑張ってらっしゃいました。その黒川さんの展覧会もオレオレ展覧会なのですがそんなに嫌味じゃなかったし(娘はあそこが一番居心地良かったみたいでした。子供が遊べるオブジェがあったから)全体的になかなかニューヨークのMOMAしてて良かったです。規模は全然違いますけどね。展覧会によっては今後通ってもいいかなぁとも思いました。でも、ハッキリ言って税金の無駄遣いですよねぇ。あんなスゲー建物作っちゃって。今の世の中、一部では生活に困っている人がたくさんいるというのに他方ではノンビリ芸術鑑賞ですか。日本人は、新潟・中越地震のときも口では「可哀想」なんて
言っておきながら一億皆我関せずでしたからねぇ。バカでイヤな国民です。今回の新国立美術館もマスコミなどではヤレ税金の無駄遣いじゃ、必要ないじゃと言ってましたが半年もすれば皆、怒りも忘れてしまうのがオチなのでしょう。もっとも政府の役人はそれさえも見越して計画立ててるんでしょうけどね。

吉本隆明 「真贋」

2007年02月12日 | BOOKS
吉本隆明「真贋」を読了。昔はこの人の本難しいなぁと思ったものですが、随分と平易な語り口になってビックリ。おかげで休みながらですが4時間もかからずに読み終える。この連休中読み続けようかと思っていたので、早めにグレッグ・イーガンの「ひとりっ子」読めるのがウレシイ。「真贋」に関してはあまりにもサラっと読めすぎて引っ掛かりのなさすぎが不快。以前なら心の中に多くの反対を唱えながら読むスタイルだったのに、まるで週刊誌の記事を読んでる感覚に近いのがヘンな感じでしたね。やはりこの人とは思考の立脚点が違うのかとあらためて再認識。

ジャンクフード

2007年02月11日 | EAT
久し振りに普段はめったに食べないポテトチップを食べたらすごく胃もたれするし、やっぱりこの手の食べものは私はダメなんだなぁと思いました。

「植物油脂、動物油脂、魚介エキス、たん白加水分解物、乳糖、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、乳化剤、焼成Ca、酸化防止剤、カロチノイド色素、魚肉、結着材料、発色剤(亜硝酸Na)、リン酸塩、カゼインNa、チキンオイル」 通常のカップ麺やスナック菓子で普通に販売されているものの内容です。200円もあればお釣りもきますから誰でも気軽に買って食べられます。小学生くらいなら自分で作って毎日食べている子も多いと聞きます。
それにしても、これは恐ろしいことだと思いました。私は柄にもなく子供の頃から皮膚や肌が弱く、ヘンなものを食べるとすぐに顔にブツブツができたり皮膚に湿疹が出来たりする体質なのですが、あの手のカップ麺やスナック菓子を子供の頃から中学生までは多分バクバク食べていたものでした。しかし、今考えると思春期時代のヘンな湿疹は食べものが原因ではなかったか?という風に考えます。わずか150グラムぐらいのお菓子の中にこれだけいろんな添加物が入っていれば、それを数年間にも渡って大量摂取すれば、そりゃあ原因不明のカユミや湿疹になろうかというものです。
幸い、十代後半からの20年以上は意識してこの手の食べものを摂取しなくなったのでなんとか病気にはなりませんでしたが、どう考えてもあの手の食べものは止めたほうがいいですね。私は日本で高校を終えてアメリカに行った訳ですがアメリカのジャンクフードは日本のそれに比べて格段にジャンク度合いが激しくひどく、さすがにそれまではポテトチップス美味しいなといってた私も一挙に食べなくなってしまいました。一袋の量もハンパないほど多いですし、添加物の激しさもヘビー級でした。今やアメリカは肥満大国になってしまいましたから、最近でこそ食品の成分表示や内容規制もウルサイのでしょうが、私が暮らしていた80年代ははそれほどではなかったと思います。
しかし、スーパーに行ってもあの手のカップ麺やスナック菓子は大人気ですね。資本主義の世の中だからって何を売ってもいいってわけじゃないんです。特にあの手の食べものの被害者になりやすいのは子供です。よく街でアレルギー体質の子を見かけますが本当に可哀想。少なからず食べものが影響しているのは確実だと思います。とはいっても乗りかかった船ですから企業は倒れるまでジャンクフードを作り続け供給し続けるんでしょうね。

パラダイムシフト

2007年02月07日 | WEBLOG
昨日は暖かでしたねぇ。2月だというのに4月の陽気、気味悪いくらいですよ。明らかに異常気象、最近では日本のみならず世界中で異常気象が続発です。ゴア元副大統領が「不都合な真実」で力説しているような止まらない工業化→二酸化炭素排出→温暖化現象→異常気象→地球滅亡がいよいよ現実化してきています。この20年くらいはまだ平気だとしても、このまま人類が自分たちの好き放題で生きていると未来は真っ暗です。地球の温暖化は確実に進むでしょうし、中国、インド、ロシア、東欧がこのまま近代化すると、その爆発的な工業化のおかげで大気も海も汚染され放題となるでしょう。考えてみれば花粉症というのもオカシな病気ですからね。
どこかで誰かが人類による好き放題の発展を考え直さないと次の世代が可哀想ですよ。先人たちが作り上げたすべての悪い借金を何の罪もない次世代の子供たちが肩代わりすることになるのですからね。ところが先に死んでいく現権力者はゼッタイに軽々しく権力の譲渡などしないんですね。死ぬまで金、権力を手放すことなく死んでいくのが常です。ナベツネ見ていればわかりますね。老醜といわれるものです。人間皆そんなもんなんですかねぇ。今の50代、60代、70代の人は早く若い人に仕事も権力も譲渡すればいいのです。これだけ日本や世界をムチャクチャにしたのは彼らやその上の世代なんですからね。ところが目下、団塊以上の人たちは暇なものですからまだまだ働こうとしています。そして中には折角つかんだ権力を誰が放すものかという勢いで下の世代をツブす輩までいるのが現状です。これからの世界は次世代の新しい人たちが新たに自分たちの世界を構築すべきだと思います。従来のパラダイムからではどのようにしようが資本主義の枠組みから離れることはできないと思うんです。いままでは良かったのですが、この厄介な資本主義があるかぎり差別、地球温暖化、貧困などこの世の様々な諸問題は解決しないでしょう。ネットをするたびに、本屋さんに行くたびに、友人と話するたびに新しい思想・哲学がないものかと捜しているのですが、この世を変える新たなパラダイムは悲しいかなまだありません。

久し振りのビール

2007年02月04日 | EAT
この寒いのに相変わらず毎日10キロ走ってますよー。しかーし、日々ガンガンに食べてるせいか痩せませんねぇ。体重計も66キロか67キロです。朝食は頑張ってもうこの2年食べてないというのに・・・。朝は水かスープで済ませてます。ですから昼食と夕食がイカンのですね。特に夕食、毎晩ほとんど私は酒を飲むのですが、それでも気を遣って昨年くらいから飲むなら焼酎一本やりで頑張ってきました。ところが先週くらいからもらい物のビールが美味しくてビールばっか飲んでいたら知らず知らずのうちに太ってしまったというわけなんです。
基本的にこの数年ビールは飲まない私なのですが、例外としてビールを飲むときは、友人との飲み会の時に大ビンのビールと人数分のグラスを先に注文されちゃったときか、パーティーの席上での乾杯ビールのときかくらいです。
ですから個人的にはまったくといっていいほどビールを飲まなかったのに、久し振りなのですが意識的に飲むビールがこれほど美味しいとは思いませんでしたよ。なんと言ってもキリキリに冷えているのが喉ごしにいいんですよね、アルコール分も程好くて軽ーく酔うには最適です。私の場合ビールを少し頂いたあとはすぐに焼酎を飲んでしまうんですけど。しかーし、やっぱりビールは飲みすぎてしまうと太るのは明らかなので今ある分がなくなったらいつもどうりの焼酎にしようと思います。