ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

儀式

2008年11月03日 | WEBLOG

家内の親戚の通夜に行った。
子供も連れて行ったが、そうそう滅多にあることではないので
子供にとってはすべてが新鮮というかオドロキの連続だったようだ。
まず、坊さんのファッションがヘンだと言う。
更にお経を上げている間中、オカシクてケラケラ笑っている。
木魚とか鐘の金属音のサウンドが素敵だとも言っていた。
なぜ、みな静かに神妙にしていなければいけないのかと聞かれる。
なぜ、みんな黒い洋服なのかと聞かれる。
私も子供の頃は同じようなこと考えたもんだったなぁ。


私などはこれら伝統的な儀式は今になってしまえば、ことごとく
すべて人の弱みや悲しみにかこつけた金儲けにしか見えなくなってしまった。
昔々は今とは違ってもっと神妙なものだったろうし、
葬式自体にも迫力があった感じがする。
けれども今ではすべてがサラッとしていて通夜・葬式に行くことが
買い物や役所に行くのと変わらないくらいアッサリとしたものになってしまった。
結局は金儲けなので坊主丸儲けの構図だろうし、戒名いくら、
墓地代いくら、仕出し料理いくらで最終的には葬式が過ぎていく。
本当に故人を偲ぶというよりは、残された家族が義務的に儀礼的に
何も考えずに通り一遍行うというのが今では世間一般のやり方になっている。
今では大体の相場もハッキリしてるから金を出す側もアッサリ金を出す。
なーんか、すべてがどんどんアッサリした方向にに流れるのは必然なのかなぁ。
我が家はすべてがアッサリとしていませんが・・・。
とにもかくにも儀礼的なものには用心したほうがいい。
いろいろと巧妙なインチキがたくさんありそうだ。
歳をとってくるとだんだんこの世のことが見えてくる。
もっともらしいヤツが一番怪しいということにも気がついた。
儀式は危険。

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