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金子みすず、哀れ

2011年10月21日 | 日記
10月21日
  
   「遊ぼう」っていうと
   「遊ぼう」っていう。
   「ばか」っていうと
   「ばか」っていう。

   「もう遊ばない」っていうと
   「遊ばない」っていう。
   そしてあとで
   さみしくなって
   「ごめんね」っていうと
   「ごめんね」っていう。

   こだまでしょうか、
   いいえ、誰でも。

金子みすずの「こだまでしょうか」と言う詩なのだが・・金子みすず?はて
何処かで聞いた名前だが?と思い一昨日のテレビに見入ってしまった。
金子みすず 1903年山口県の生まれるとある、生きておれば109歳か?

歌の良し悪しは私には分らぬが、ただ素朴で、温かみのある詩が多い。
みすずは歌に関しては素人ではあったが20歳の頃から投稿しそれを西條
八十が絶賛したらしい、一躍女性としては与謝野晶子に並ぶ程、その実力は
高く評価されたようだ。

テレビに見入ったのは彼女の生涯が余りにも短く、幸せ薄い人生だった
からである。
途中を長々と書く事も出来ないのではしょるが、最後は仕事もせず遊郭通い
に明けくれる夫と離婚し子供を連れて実家に戻るが、夫からうつされた淋病を
患っていたという。

その夫が最愛の子供を引き取りに来るという嫌がらせに、夫に子供を渡したら
この子がが不幸になる、大正の頃の女性の地位は低く、親権は男親にあった。

そこでこれに対抗するには死を以てしかないと言う事で、みすずは26歳で自ら
命を絶ったという。

最後の夜、子供を風呂に入れ沢山の話を聞かせたそうだ。
死後80年たった今、みすずの詩が絶賛されている。  

仲泊

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