洗ってやらないと・・・
洗車に始まり洗車に終わる、コイツの旅。
ず~っと雨ですね・・・
九州の方では酷い災害が連日報道されています。
言葉がありません・・・
そうかと思えば、日本海側では空梅雨だとか・・・
午前中、もの凄~~~~~い雷!
これは本当に凄かった!
窓に背中を向け座っていた私も「えっ!」って思うほどの閃光が・・・
次の瞬間、聞いたこともないような雷鳴!
跳び上がりました。
今日も一日雨なのかな~・・・
外には汚れてくたびれた姿で愛車が・・・
雨だろうと何だろうと一緒に旅してくれるそのはたらきが堪らなく愛おしい。
自らはドロドロになりつつも優しく包んでくれるような・・・
しんどさを抱えつつ・・・
分かってやれないコイツは当然のようにキ―を差し込みドアを開け、乗り込みキ―を回す。
年を重ねた車です、走りたくない時もあろうに・・・
分かってやれないコイツは当然のようにキーを回しています。
行き慣れない現地でコイツを待ってくれています。
側には見慣れない高級車たち・・・
「君、どこから来たの?」
「僕、愛媛!」
「え~、愛媛!その小さい身体でしんどかったろ~・・・大変だね!」
「否、全然問題ありませ~ん!余裕です!」って外面住職に負けず外面よく胸を張るのでしょうか・・・
もうボロボロでしんどくて堪らんのに・・・
こんな車同士の会話をイメージすると尚愛しくて・・・
帰るときにも、「さあ、帰ろうな!」ってハンドル擦ります。
家に帰りサイドブレーキを引きブレーキペダルから足をゆっくりはずし一息付きます・・・
「お疲れさん、ありがとう!」ハンドル擦りながらつぶやく・・・
ここに帰れば外面飾る必要がありません。
ゼェゼェ・・・
ハアハア・・・
疲れ切った身体を休ませつつ少しずつ少しずつ回復へと・・・
振り返ってみるとそんな姿に見えてしょうがありません。
そんな会話をしてからず~っと雨でした。
午後から少しずつ雨が止み、時折晴れ間も・・・
「洗ってやらないと・・・」
こんなコイツの我儘に付き合ってくれるんですから・・・
知らないところに行って気を遣ってきたんだから・・・
そう思うとスポンジ、手に持っています。
「ありがとう!」
そんな思いで撫でずにおれません。