VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

海は碧く

2016-10-24 | 月世界
週末、職場の旅行で沖縄に出かけた。
沖縄の海の色は本州の青とは違う。
飛行機の窓から眺めた時に先ず感じることだ。
砂浜が続く、海水が澄んだ美しい海は本州にもあるけれど、
見ているだけで身体中の細胞が弛緩していくような癒しの青は
南国にしかない。

犬の色覚は人間のように発達していないから
ほとんどの色は識別出来ないらしいが
青は認識できると聞いた。
「分かる」という程度なので、本州と沖縄の海の色が違うなんてことは
感じてはいなかっただろうけれど、
沖縄の海の色を上空から目にした時、
つんちゃに飛行機でつらい思いをさせてまで連れて来た時のことを
思い出していた。


どこの海でも晴れてさえいれば青い。
でも沖縄の人たちは言う。
太陽が違うから、と。
ガイドさんが、沖縄では「晴れ」という表現ではなく、
「太陽」というのだと教えてくれた。
「今日は晴れだね。」ではなく、「今日は太陽だね〜。」といった使い方になるそうだ。
沖縄の人にとっては本土の人より太陽を意識することが多いのだろう。

つんちゃが沖縄ブルーを感じ取ってくれたかどうか、
あの海で泳いだことを記憶の中にとどめていてくれたかどうか。
少なくとも、ワタシにとっては柔らかな南国の海の色は
つんちゃに直結する特別な碧になった。

美ら海水族館の敷地は高台から海を見下ろすようなロケーションになっている。




水族館を入ると直ぐに目に入るのは色とりどりの宝石のような熱帯魚たちの水槽。


美ら海水族館のスター、ジンベイ鮫が悠々と泳ぐ巨大水槽はまるで海の中にいるようで
室内に居ながらにして海に潜っている感覚になれる。


よく訓練されたイルカたちの演技も素晴らしい。


地上で犬の訓練をするのだって難しいのに、イルカの知能が高いことはわかるけれどそれにしても
どうやって水中のイルカをここまで仕込むことができるのだろう。


犬との比較を一番感じたのはこの演技。
ハロウィーン用演目で、悪役のおばけ(白い装束)が差し出す魚は一切受け付けず、
いらない!と吐き出すのに、


優しいお姉さんに代わると、大きく首を縦に振ってから食べるのだ。


動物に口の中に入れた食べ物を拒否させるのは難易度が高い。

つんちゃの小さいころのエピソードを思い出した。
散歩中に何かを口にしたので出すように再三促したけれど暗がりの中、
結局出したのか出してないのかわからないまま、家に帰った。
そして足を洗う時にぽろっと口から転がり出たあんぱんの欠片。
ずっと口に残したまま、飲み込みもせずにいたらしい。
「アウト」のコマンドが効いていたものと思われるが、
でも、未練があったらしい。(笑)
褒めてやるべきか、叱るべきか、なんだか可笑しくて笑えるだけだったけれど。

演技者であるイルカたちは、お仕事でやっている意識があるのかどうかはわからないけれど、
プロなんだな~と思うほかない。
ワタシにとってはかわいそうにと感じるけれど。

そんな感覚になってしまうのは、このイルカショーのプールの隣にあるプールで
マナティーを見たばかりだったからかもしれない。



つんちゃの面影を宿すマナティーのおっとりとした姿。


もし、つんちゃを海の中で見るとしたらこんな感じかな?と思うような表情だ。


つんちゃの首回りのたぷたぷが恋しい。


宿泊したのは目の前にプライベートビーチを持つホテルだったので、ベランダから海を眺められた。


到着したのはちょうど夕日が沈む時間だった。


沖縄の碧い海も、夕暮れはピンク色に染まる。


つんちゃとよく出かけたサンセットウォーク。
浜辺で並んで日が沈むのを眺めたっけ。


夕日の海を見ながら、一緒に水平線を眺めた頃のことを思い出していた。


どこに居てもやっぱりつんちゃを思っている。



マナティーの他にも、琉球村にいた水牛の「大ちゃん」だって、つんちゃが宿っていたのだから。。。
(つん魂:いや、これはちゃうやろ。)


琉球村の中で売っているサーターアンダーギーはおいしいと評判らしい。
ガスの火ではなく薪の火力で作っているというのが違いだと、販売のおねーさんは胸を張っていた。


旅先の月探しはここでも実行している。
今回はジーマーミー豆腐のネーミングは「琉の月」
これはつんちゃにお供えしてからいただくことに。
コメント
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つっきーの木