VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

花の色

2014-04-02 | Four Seasons 四季折々の・・
 花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに

齢を重ねた小野小町が、自分の美貌の衰えを嘆いた歌に桜を詠むのは
さすがに自分というものをよく分析しているなぁ~と感心する。
絶世の美女は、年老いても「花(=桜)」なのだ。

知らない間に、歳取っちゃったのよね~ 超美人だったのにぃ~

と詠んでいながら、なんだ、結構冷静ではないか。
普通、ちやほやされ過ぎた美人は、過去にしがみついてなかなか現実を受け入れられないものだけど。

過去の栄光・・・という栄光は持っていないつんちゃだけれど、
昔は、毎晩夜桜を楽しみ、休日には桜並木を通って汽車ぽっぽ公園まで歩いて往復していた。

その汽車ぽっぽ公園で、お花見をやりましょう!と、
マリンままから声をかけてもらったのは、月曜日のこと。
このところ、つんちゃとの花見散歩ができなくなっていたので、なんとしても今年は行きたかった。
平日なので、会社は「つんちゃ休暇」を取って休んだ。
年度替わりの4月、組織変更の直後でなにかと忙しいこの時期にも関わらず、
そんなことでいいのか?・・・と自問。
い~~~んです!・・・と自答。
つんブログの存在は会社の親しい同僚にすら伏せてあるのは、こういうことのため???


マリン家からはラ行3人娘
ラブ家からはお孫ちゃんたちも参加して、
マフィン家・くるみ家と一緒に
久しぶりの汽車ポッポ公園の花見をつんちゃと楽しんできた。

つんちゃのお散歩全盛期には桜は嫌と言うほど見ていた。
でも、つんちゃのお散歩が激減しているこの時期に見る桜は
同じ桜でも、感慨深いものがある。

桜が特別なのは、その華やかさと散り際の良さによって、インパクトが強すぎるくらい強いからなのだ。
この花の下で過ごしたほんのひと時は、
その時一緒にいたみんなを瞬間冷凍したように記憶に残る。

それが桜の魔法。
花の思い出は、決して色褪せたりしない。


つん:お、弁当、うまそ。


マリン・ウォル:うまそ。


くるみ:そう?


今を盛りのラ行三人娘は木登りなんかもへ~~っちゃらで。


こちらの三人・・・


ウォル:ムスメじゃないぞ。


こうして、お花見のひとときは過ぎてゆくのであります・・・。


マフまま:ひと足お先に。


つん:え~~マフちゃん、もう帰んのん?


つん:残された・・・。


ちょっとの間、つんちゃだけの時間が。


(陰の声:そういえば、桜、見てなかった。)


桜。


さくら。


サクラ。


つん:どこや?


つん:おれへんなぁ~。


毎年、咲いているのに、


年々、違ってくる。


花の色はうつりにけりな


あの汽車、つんちゃとチョビと一緒に撮影したっけ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つっきーの木