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Pretenderの備忘録

マーラー9番

2019-02-20 22:49:07 | 音楽 Classic
東京オペラシティ

第123回東京オペラシティ定期シリーズ
指揮:チョン・ミョンフン
東京フィル

マーラー/交響曲第9番

金管も弦もかなり鳴らした9番。最終章は、消え入るように静かに幕を閉じた。メリハリを感じた演奏だった。

楽章の間に入場させないのは良いのだが、一階後方に座席を遅刻者のために設けて、三階等の人がわざとかぎりぎりに入って、そこで聞いているのはいかがなものか。開演時間でストップすべきだろう。
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ル・コルビュジエ 絵画から建築へピュリスムの時代

2019-02-19 22:41:02 | アート
国立西洋美術館

たまたま、時間が空いて、文化会館の音楽資料室に行ったら閉館していて、そうだ、今日からだと思って、入れるかなと行ったら入れてラッキー。

音声ガイドが45分もあり、かなり充実した見ごたえのある展示。

第一章 ピュリスムの誕生 本名のアール・ジャンヌレとしての絵画、盟友のオザンファンの作品
第二章 キュビスムとの対峙 ピカソ等のキュビスムを紹介すると同時に、コルビジェへの影響
第三章 ピュリスムの頂点と終幕 ここが今一つ、作品も少なくわかりにくかった
第四章 ピュリスム以降のル・コルビュジエ 家具等の作品や建物

西洋美術館自体がコルビュジエのもので、この建物についても、音声ガイドでは随所に解説している
とても分かり易く面白い企画だった
また、来場している人の雰囲気が、面白かった
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CHIMERICA チャイメリカ

2019-02-18 23:47:11 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター

【作】ルーシー・カークウッド Chimerica by Lucy Kirkwood
【演出】栗山民也
【翻訳】小田島則子

【出演】田中 圭 満島真之介 倉科カナ 眞島秀和
    瀬戸さおり 池岡亮介 石橋徹郎 占部房子
    八十川真由野 富山えり子 安藤 瞳 阿岐之将一 田邉和歌子
    金子由之 増子倭文江 大鷹明良

凄い芝居だった。
29歳の英国の若者が書いたという。

天安門事件を題材に、キャパのようなフィクションを織り交ぜる。
前半が約2時間、後半が1時間。場面転換がテンポよく進む。
写真を素材にシンプルな舞台装置。
実際に天安門事件の際に、逃げてきた米国人の親友がいる。
米国の政治の動きもちりばめられている。
スリリングな展開。
若い人気役者が頑張っていた。
若い世代はこれをどう見ただろうか

ポストトークで、日本人だけで演じる意味について、萬斎さんと出演者が語っていた。
アメリカでも中国でもない英国人がこれを書いたんだから、日本人だけで演じる意味もあるかもしれない。
でも、これ、ロンドンやNYで、特にNYの空気を吸って、観てみたい芝居だ。

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紫苑物語

2019-02-17 23:03:33 | 音楽 Opera
新国立劇場

原 作:石川 淳
作曲:西村 朗
台本:佐々木幹郎
指揮:大野和士
演出:笈田ヨシ

美 術:トム・シェンク
衣 裳:リチャード・ハドソン
照 明:ルッツ・デッペ
振 付:前田清実
監 修:長木誠司
舞台監督:髙橋尚史

宗頼:髙田智宏
平太(17・24日):大沼 徹
うつろ姫:清水華澄
千草:臼木あい
藤内:村上敏明
弓麻呂:河野克典
父:小山陽二郎

合唱指揮:三澤洋史
合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京都交響楽団

大野監督が、日本人に委嘱する企画の第一弾。
石川の原作を読んでいないので、なんとも言えない部分はあるが。
分かりにくい。そもそもオペラ化にふさわしいのかと思いながら観ていた。
作品のテーマ、若者の苦悩が、きちんと伝わっているのだろうかと思った。

演出は面白い。歌舞伎のように黒子を使った舞台転換等。蜷川演出を思わせる鏡利用。光の使い方は杉本博司を思わせる。衣装は、日本人から見ると中途半端なちぐはぐな感じがするが、外国人の感性ということか。弓は大きな意味を持つ小道具だが、弦がないのはどうなのだろうか。

台本の日本語が古語と現代語が混じっている。意味をなさない擬態語みたいなものも少なくない。英訳は舞台の表現とマッチしておらず、どうかと思う。

音楽は美しいし、メリハリもある。大野と都響の息も合っている。歌手も頑張っていた。

これは、再演されるだろうか?海外に輸出されるだろうか?そこがポイントだ。
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二月文楽公演

2019-02-15 23:30:00 | 能・狂言、文楽
国立小劇場

鶊山姫捨松、初めて知った。能にも歌舞伎にもないのだろうか。雪責めという、いじめ。

阿古屋は、歌舞伎で、玉三郎の阿古屋はほとんど観てきた。去年の年末は児太郎も観た。
配役別にずらりと太夫が並ぶ。琴、三味線、胡弓を、人形が実際の音に合わせて。
しかし、やはりこれは人間が演じるのが醍醐味だろう。
岩永も、歌舞伎で人形振りでやるのが面白い。


鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)
 中将姫雪責の段

 中将姫 吉田蓑助
 
壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
 阿古屋琴責の段

 遊君阿古屋 桐竹勘十郎

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