カプリッチョ

日生劇場　E列８番

指揮　沼尻竜典
演出　ジョエル・ローウェルス
管弦楽　東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

マドレーヌ　佐々木典子
伯爵　初鹿野剛
フラマン　望月哲也
オリヴィエ　石崎秀和

沼尻の指揮は、シティ・フィルからシュトラウス独特の美しい旋律を引き出した。
歌手もそれなりに頑張っていた。
演出は、他のバージョンを見たことがないからよく分からない。それほど斬新という感じもなかったが。
芸術とか哲学とかやさしくない、欧州的テーマを、欧州の歴史背景で論じる。それを日本人がやっていることに、ある種の滑稽さを感じないでもなく、それが人間の普遍の滑稽さであり、シュトラウスが伝えたかったことの一つであるならば、それは伝わっていたように思う。

都響 マーラー4番

サントリーホール　2階C6列31番

出演者
指揮：エリアフ・インバル
ソプラノ＊：半田美和子


曲目
ラヴェル：シェエラザード＊
マーラー：交響曲第4番「大いなる喜びへの讃歌」 ト長調＊

連日になるので、行かなかった。

マーラー8番

サントリーホール　2階RD2列1番

マーラー作曲/交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮：クリスティアン・アルミンク
ソプラノ：マヌエラ・ウール、宮平真希子、安井陽子
アルト：アレクサンドラ・ペーターザマー、清水華澄
テノール：ジョン・ヴィラーズ
バリトン：ユルゲン・リン
バス：ロベルト・ホルツァー　

合唱：栗友会合唱団、武蔵野音楽大学室内合唱団
合唱指揮：栗山文昭
児童合唱：東京少年少女合唱隊
児童合唱指揮：長谷川久恵

来年、再来年のマーラーイヤーを前に、今年二回も8番。昨年も一回あった。
ど迫力とかでは無かったが、無難にきれいにまとめたかなと。

第9回 雙ノ会

宝生能楽堂　い列4番

狂言
川上
　夫　石田幸雄
　妻　野村萬斎

能
清経　音取
　平清経　田崎隆三
　妻　　　田崎甫

笑いの要素の無い重い狂言に、何か不意打ちというか、ビックリというか。能は重いテーマが多いのだが、狂言もこうだと何か滅入る感じはある。特に雨だったし。

能は、かなりはっきりしたせりふのやり取りもおおく、終盤では舞いもあり、見ごたえがあった。



最前列で、ちょっと緊張した。

バンデラスと憂鬱な珈琲

世田谷パブリックシアター　1階P列30番

[作]　福田雄一／マギー
[演出]　マギー

[出演]　堤真一／高橋克実／小池栄子／村杉蝉之介／中村倫也／高橋由美子／段田安則

米国を舞台に、ギャグ、パロディーありの、コメディー。単純に面白かった。舞台を日本で、もう一ひねりエスプリを効かせたら本当に素敵なんだけど、そこまでは無理かなあ。結末は見え見えでしたが、笑
堤真一、何度か見てますが、舞台で初めてかっこいいと思いました。