Running On Empty

Pretenderの備忘録

厄払い

2005-08-15 23:29:05 | 健康
厄払いに出かける。
僕は長らく参禅しているものの、あれは宗教ではなく、自己の修行。
占いとか、他力本願的なものは好きになれない。
ただ、厄年とかって、人間の知恵だと思うし、ギックリ腰をやったりとかもあり。川崎大師は真言宗なので、苦行をした空海であるし、他力本願の要素が少ないように勝手に思い出かける。
入り口横に護摩の窓口。料金により対応が異なるようだ。奮発して、2万円コースにする。3万以上コースが特別大護摩、2万円コースが大護摩、それ未満がいくつかに別れる。何が違うか?まず御札の大きさが異なる。当然、値段が上がればあがるほど大きくなる。次にお土産が異なる。2万のコースだと、葛湯、砂糖、便箋、風鈴とパンフレット類。さらに、祈祷の際の席が異なる。2万コース、3万以上は、僧侶と同じ空間の特別席となる。夏は、護摩を炊くので、滝のように汗が出ることになる。本尊に向かって左が 万、右が3万以上で、この人たちの名前は本尊隣に掲示される。個人情報保護法はどうなのかなあ、笑。そして、待遇が異なる、2万と3万超の人は、祈祷の前に、クーラーの聞いた別室に通され、茶菓子が出る。終わると、その別室に戻り、祈祷をされた僧がご挨拶に来てくださり、清酒を頂き、御札、記念品を受け取ることになる。
1万だとお土産と御札のみ。1万超出す人は少ないということか。
お金で厄払いを買ったと思わないが、ご加護があるように精進しようと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もとの黙阿弥

2005-08-14 23:43:01 | 芝居・ミュージカル・バレエ
22年ぶりの再演という。22年前、孝夫さん(現仁左衛門)、大竹しのぶ、水谷良重(現八重子)が出ていたというのに、記憶にない。島田陽子、初のミュージカルというのはその当時の記憶にあるが(ミュージカルなのに、彼女はまったく歌いも踊りもせず、その部分はすべて夏木マリがカバーしたのだった)。
今回は、筒井道隆君と田畑智子ちゃんが軸。この組み合わせ、劇場で気づいた、内舘牧子の「私の青空」ではないか。脇を高畑淳子、村田雄浩、池畑慎之介なんかが固める。劇中劇あり、演劇論争の台詞もあり、歌も踊りもあって、楽しめる。身代わりの喜劇はシェークスピア的だ。
筒井君、芝居はうまいとは言えない。ただ、存在感のなさが存在感なっているような不思議な透明感がある。なんとも危ういナイーブさを醸し出す。こういう役者さんはたしかにあまりいないかなと思う。菊之助がこういう面も持ちあわせているかなあ。
めでたしハッピーエンドと思いきや、最後の10分で大どんでん返し、これが井上ひさしらしさというものであろうか。僕の世代の井上といえば、まずひょっこりひょうたん島で、吉里吉里人、こまつ座。進歩的知識人の面目躍如というところだろうか。
観客の年齢層は高かった。春猿、笑三郎をロビーで見かけた。女形なのに、皆結構体が大きくて、猿之助のイメージとはだいぶ異なる。それにしても、役者って盆休みも芝居を見てるんだあと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

blast

2005-08-13 22:24:07 | 芝居・ミュージカル・バレエ
ブロードウェーで観る機会がなかったblastを、オーチャードホールで観る。
ほぼ満席。僕はほとんど予備知識なしで出かけた。
ステージは、ドラムとホーンセクション主体のマーチングバンドに、ダンスとかアクション
が付く。ドラムはかなり、魅せるアクションもある。コンセプトとしては、Stomp,Nanta,Fossieなんかと似ているかもしれない。ほぼ満席で、年配の方も結構多い。3年連続でこれだけ入るのは凄いと思う。
サービス精神満点で、休憩時間、終演後もロビーでちょっとパフォーマンスをする。これもまたいい。
僕の座席はA席だったが、ステージの前脇というところで、非常に良く見えて良かった。これ、遠くからだと、音ががなるだけで、視覚的に弱いと思う。パフォーマーは皆耳栓してたし、笑。
石川直っていう、日本人が、ただ独り東洋人で、ドラムのテクも最高にうまくて、中心メンバーなんだけど、またいい面構えしてるんだよね。甘さのないプロの表情っていうか。まだ30みたいで、今後が楽しみ。いろいろと芸域を拡げようとしているようだし。
楽しくて、元気をもらうようなショーだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新宿 ラーメン 白龍館

2005-08-12 23:24:39 | グルメ
夏になるとどうしても食べたくなるラーメンがある。夏に、例えば桂花ラーメンを食べるというのは、それなりの覚悟がいるようなところがある。この白龍のラーメンは、夏に恋しくなるさっぱり味。
ビルの再開発で、西新宿の十二社通りのビルの地下に、欧州風の趣の構え
オススメはトマト湯麺1050円。サラリとした野菜でだしをとったようなスープにトマト、セロリ、青梗菜、その他野菜と、肉が載る。さっぱりとした味付け、トマトの酸味がスープと見事に調和し、なんともいえない美味しさ。これは他ではお目にかかれないだろう。焼き餃子も美味しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

We Will Rock You

2005-08-12 23:00:59 | 芝居・ミュージカル・バレエ
僕はクィーンをリアルタイムで聞いていた世代である。最近、ドラマ主題歌とかでクィーンが使われたりするのは、同世代がプロデューサーになってきたからだと思う。数年前に、ニルソンやドン・マクリーンがCMに使われていたこととも平仄が合う。

正直、あまり期待しないで行った。ストーリーとかも何も予備知識なしで出かけた。
ストーリーはロックの再生というちゃんとしたものがあり、ちょっとビックリした。ちょっぴりばかげた未来の話だが、前半はそれなりに面白い。後半になるとひたすらクィーン礼賛になり、We are the Championsと歌って、傲慢とか顰蹙とか言われた20数年前を思い出したりした。BryanMayが悦びそうなストーリーなのだ、笑。曲はクィーンの曲が全編に流れ、歌詞はストーリーにあわせて適当に変えてある。ロック好きにはたまらない台詞がたくさん出てくる。ロックの偉大な先達の名前や曲が次々と出てくる。頑張って字幕で訳していたが、やはり訳し切れない表現もあるし、おとしているかなというところもある。ある意味、ロック史をたどるようなところもあり、そうであるならば、全曲クィーンである必要はなく、ロック史に残る名曲で作ったらどんなにか良かったかと思ったりもする。この辺が自分たちをチャンピオンと言ってしまう彼らのセンス、笑。
歌手のレベルは結構いいと思う。声を良く出ていたし、ロックからバラードまできちんと歌いこまれていたと思う。いろいろな曲を作っていたよなあと改めて感慨があった。
装置も、それほど凝ったものではないが映像も使って、楽しませてくれる。コマ劇場のスペースの関係か、バンドが舞台の左右に分断されたのはちょっと気の毒。シンセのお兄ちゃんが指揮とかしてたんで、片側にはみえないのかな。
日本に対するサービスも満点で、日本語も出てくれば、画像に尾崎が出てきたりもする。
聴衆の年齢層はばらばら。50過ぎの人もかなりいたし、20代もいた。これはドラマのお蔭だろう。
コマ劇場は初めてだった。ちょっと横に広すぎるかな。この舞台をもしブロードウェーに持っていくと、小さく感じると思う。イギリスはどこでやってるのかな。クィーンというバンドはイギリスで出てきて、日本で本格的に火がついて、その後、アメリカというバンドだから、ブロードウェーより先に日本というのは戦略的にありだと思う。ただ、ストーリーがどこまで受け入れられるかなというのはあるかな。
フォレスト・ガンプという映画は、主人公が生きる時代につれて、その時代を反映するロックを流し続けた。このミュージカルで歌われないが、台詞に挿入される曲名、アーチスト名はまさにロック名鑑であり、ラップや電子音楽に違和感を感じているわれわれの世代にとっては、忘れていたものを思い出させてくれ、元気を与えてくれるようなミュージカルだ。それはロックンロールの精神であり、エネルギーだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする