National Theatreというのは、英国の舞台をMet Live viewingみたいに海外の映画館に配信しているサービスのようだ。知らなかった。ここが、コロナの現在、劇場で芝居を観ることができない状況へ、過去の作品をYoutubeで公開しているということのようだ。
欲望という名の列車、杉村春子のバージョンはNHKの舞台中継か何かで観た記憶。大竹しのぶのものも観た。遺族は男性が演じることを禁じていたらしいが、篠井英介が直談判して演じたと聞いたが、その舞台は観ていない。私のイメージとしては繊細さと狂気のブランチは玉三郎なのだが。
ブロードウェーでは、ジェシカラングとアレックボールドウィンで観た。長いなあとは思ったが、引き込まれた記憶がある。二人のコンビはTV版もできたと聞いた。
さて、今回のバージョン。劇場はスタジオみたいな作りで、シンプル。この作品にマッチする。シアタートラムでたまにセットを変えてこうした感じにする。
音響は、暗転で主に使われる。ロックのような音が使われたり。クリスアイザックの90年代のセクシーで物憂げな曲はイメージにぴったり。
米国テネシーの話で、ジリアンは米国人だが、イギリス英語っぽく聞こえる。ただ、上品でなく話すという感じになっている。ブランチは、最初から、酔っぱらってるような形で狂気を表現。スタンレーは、もうちょっと野性的なセクシーさがあっても良いか。
演劇は再演を重ねることで、価値があると改めて感じる。今年の夏もNYで違うプロダクションが上演するらしい。
National Theatre Home
A STREETCAR NAMED DESIRE
by Tennessee Williams
A Young Vic / Joshua Andrews co-production
2014 @Young Vic
Cast
Blanche DuBois: Gillian Anderson
Stanley Kowalski: Ben Foster
Mitchell (Mitch): Corey Johnson
Stella Kowalski: Vanessa Kirby
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