良い時間だったと思えるコンサートだった。特別巧いわけでもないが、きちんと誠実に向かい合い、熱量を感じるコンサートだった。
最初にオーソドックスな感じのリゲティ。こんなの書いてるんだと。
そして、らしいリゲティ。先週土曜のコンサートは体調不良だった半田が元気に美声を披露し、弾けた演技。川瀬やオケのメンバーもそれにこたえる。
休憩後、マーラー5番。リゲティでやや金管に不安を覚えたのだが、出だしのトランペット、第三楽章の最初のホルンも、しっかり。ちょっとどちらも後半疲れが出たが。第五楽章でやや息切れだったものの、みんながすべき仕事をきっちりして、アンサンブルを聴かせてくれた。
川瀬の今後が楽しみだ。
ところで、川瀬がちいさいのか、コンマスがでかいのか、その差が。。。
オペラシティ武満ホール
出演
川瀬賢太郎(Cond)、半田美和子(Sop)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団
プログラム
・リゲティ:ルーマニア協奏曲/ミステリー・オブ・ザ・マカブル(室内楽版)
・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
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