新制作、前回のものが割合とオーソドックスだった。今回は置き換え。カルメンの場合は、闘牛士は変えるわけにいかないので、ジプシーをなくしてしまうと、バランスが悪い。置き換えに向かないように思う。美術もかなり挑戦的で、無機質な感じを前面に出す。
指揮は大野さんだったんだと後半気付く。
カルメンは凄い声量で迫力。それでいて、スリムで動きもシャープでびっくり。村上のホセも、素晴らしかった。伸びやかに、情感を込めて。砂川のミカエラも澄んだ声で、女心を歌う。この二人の日本人は立派だった。エスカミーリョが体格は良いのだが、やや迫力が足りないのが残念だった。
【指 揮】大野和士
【演 出】アレックス・オリエ
【美 術】アルフォンス・フローレス
【衣 裳】リュック・カステーイス
【照 明】マルコ・フィリベック
【カルメン】ステファニー・ドゥストラック
【ドン・ホセ】村上敏明
【エスカミーリョ】アレクサンドル・ドゥハメル
【ミカエラ】砂川涼子
【スニガ】妻屋秀和
【モラレス】吉川健一
【ダンカイロ】町 英和
【レメンダード】糸賀修平
【フラスキータ】森谷真理
【メルセデス】金子美香
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます