作・演出 岩松了
出演 松雪泰子、ソニン
片桐はいり、瀧内公美
両バージョンとも観た。
二人芝居と銘打ってはいるが、1時間程度の朗読劇というか、リーディングというか。
効果音も入る、セットはシンプルだが、暗い舞台にセットはちょっとした小道具。二人は台本を読みながら、動く。
現実と脚本の世界の境界がなくなっていくような不思議な世界。そして、水辺。前回、岩松作品を本多劇場で観た時も、水辺が一つの重要な役割を果たしていた。
同じ衣装で、同じセリフで。今回は、役は松雪の方がマッチしている感じがした。片桐の圧倒的な存在感は、情念を超越してしまうような感じがある。ソニンは、しっかり演じていた。舞台経験が少ない瀧内も、存在感を示した。
一本2000円、2バージョンで、割引があればもっと良かったが、(笑)。