ニューノーマル時代の新演出版と銘打って。コロナがないとどんな演出になるよていだったのか。そもそも、予定通り、オリンピック終了の新シーズンの最初にシェークスピアではあるが、ブリテンのオペラとしては有名でない当作品を持ってきた意図は何だったか興味深い。
入り口からものものしいが、入ってしまうと、座席は空けていない。Sは売れてないのだろう、空いているが、B以降はびっしり入っている。隣がいない快適さに慣れてしまうと、あまりいい気はしない。
おけぴの人数は少ない。歌手も舞台の前方にせり出してくることもない。
オペラとしては第三幕が退屈。もう少しなんとかならなかったのかと思う。
指揮者も歌手も今回は日本人で。その分、チケットの価格を下げても良かったと思うが。。。飯森にとってはチャンスだろう。また、藤木もカウンターテナーというちょっとキワモノっぽい感じからこういう大舞台を飾れてよかったと思う。
少年合唱団24人、結構密だなと思ったが、頑張っていた。
歌手は、あまり手本の音源もない中で良くやったのではないか。
カーテンコールでも手を繋がず、今を感じた。
スタッフ
指揮 飯森範親
演出・ムーヴメントレア・ハウスマン
(デイヴィッド・マクヴィカーの演出に基づく)
キャスト
オーベロン 藤木大地
タイターニア 平井香織
パック 河野鉄平
シーシアス 大塚博章
ヒポリタ 小林由佳
ライサンダー 村上公太
ディミートリアス 近藤 圭
ハーミア 但馬由香
ヘレナ 大隅智佳子
ボトム 高橋正尚
クインス 妻屋秀和
フルート 岸浪愛学
スナッグ 志村文彦
スナウト 青地英幸
スターヴリング 吉川健一
児童合唱 TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団