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Pretenderの備忘録

ギックリ腰

2004-11-23 04:38:38 | 健康
土曜日にギックリ腰になった。ジムでバーベルの重さを変える際に捻った。ベルトはしていたのが不幸中の幸いか。「やっちゃった」という感じで、トレーナーに助けを求めた。ギックリ腰をやるのは今年夏についで二回目。今回も同じ右で、癖になりかけていて危険な状況かもしれない。ジムでやるとラッキー(?)なのは、すぐに補助が得られること、そしてテーピング等の応急処置がされることだ。バイトも多いけど、プロもいるので、その辺は安心。
なんとか歩いて近所の整骨院に。アイシングをして、置き鍼をしてもらう。今回は重症で、それでもベッドから起き上がれず、コルセットをする。その晩は、仰向けに寝て、寝返りが打てず、朝起きたら、体中に力が入っていたようで、ガチガチだった。
日曜日は仕方なく、近所の整骨院で同じ治療。近所の整骨院はマッサージに毛が生えたようなもので、心もとない。僕は仙腸関節あたりの筋肉がずれているとわかるから、臀部の横を指示して鍼を打たせるレベル。さて、ここからどうするか?
僕はもともと姿勢が良いほうではなく、左の頚椎のコリが酷くて、20代の頃から、いろいろなところを探して歩いた。カイロ、鍼、整体といろいろと行った。30分で1万円の「お布施」を包むことを要求される「大先生」のところは、確かに患者さんは有名経営者、スポーツ選手、政治家だが、治療中に自慢話を聞かされるだけだった。伝統ある矯正術は、最初は腕のいい先生が出てきて、カラダのつれをとってくれて感動させてくれるが、次からは助手が出てきて、ちっとも良くならない。老舗のカイロプラティックは、症状の出方が違っていても、ルーティーンのように同じことしかしない。20箇所くらい通っただろうか。そのうちに、こちらも、触れられた瞬間に相手の腕がどの程度かわかるようになる。
そして5年前、ある先生に出会って、首の症状はかなり良くなった。膝が痛くて5kmくらいしか走れなかったのが、20km走っても平気になった。今年の夏にギックリ腰をした時も、すぐに原因を指摘し、治療は痛くて泣かされたが、すぐに治った。ところが、今回、その先生が病気で入院中なのである。
困ったなあと思って、インターネットを調べる。整体、カイロの類は大変多くて、HotPepperにも割引券がたくさん出ている。最近は、チェーンを中心に健康保険適用させて、患者をマメに通わせる手法が多く腕が良いとは思いにくいケースが多い。足裏マッサージに毛が生えた程度が多いようだ。
ようやくたどり着いたHPは、ギックリ腰に関いて、捻挫と椎間板ヘルニアを分けて論じており、捻挫についても仙腸関節と腰椎について触れているもので、「わかってる」という感じがした。また柔道二段とあるので、腕も多分大丈夫だろうなと思った。近くはないが都内だし、昔通勤していた途中で土地勘もある。月曜日の昼休みに行ってみる。
小さな治療院だが、4人くらい患者さんが待っていた。話す声が聞こえ、非常に信頼できる内容だった。待っている時間に、怪我の経緯と近所の整骨院の処置について問診用紙に書き込む。アシスタントの女性が骨盤矯正の治療のコンセプトを説明してくれた。僕の番が来た。先生は、僕が何も言わないのに、腰だけでなく、痛むところにさっと触れていく。僕「痛い」、先生「そうだよな」。足を引いたり伸ばしたりして、さっと骨盤をボキボキとやられた。「立ってみて」と言われ、すっと立てる。痛みはねじったりするときだけで、ほとんど取れて、ビックリした。
「3,4日で完全に痛みが取れるから。それまでは、酒と風呂と女はダメだよ」。大丈夫な体位もあるのではないかとも思ったが、笑。商売という観点だともう一度来させればいいのに、そういうことは一切言わない。腕に自信あるんだろう。確かに僕の経験は、黄金の腕だと思わせるものだった。先生、ありがとう。多分僕と同年代。

コメント
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