愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

自転車

2010年11月30日 | たっちーの部屋
幡ヶ谷に引っ越してから早1カ月ほどが経過しました。
今回の引っ越しをするに当たって、いくつか処分したものがあります。
そのひとつが自転車。阿佐ヶ谷に移り住んだときに、ディスカウントショップで購入した安物です。
なにしろ購入して数日後にペダル部分が壊れたため、自転車屋に行くと「これ、よく壊れるんですよね。たぶん不良品だから購入した店に持っていってください」といわれ、持っていくと「不良です」と無料で修理してくれたほどのシロモノ。
でもその後は問題なく、それなりに快適に走ってくれていました。
特に善福寺川緑地などに出かけるときは、最高の相棒になってくれました。
高い樹木に囲まれた中を、自転車で風を切って走っているとき頬に当たる風がなんとも心地よかったことを今でも覚えています。
また、多くのにゃんずに会うこともできました。
しかし、新たに引っ越した先は神田川の傍で、すり鉢の底のような場所。どこに行くにも坂を上らねばならず、自転車で出かけることがなんとなく億劫になってしまいました。
結局、数えるほどしか乗らず、いつしかタイヤの空気も抜けサビだらけに。今回の引っ越しを機会に処分することにしました。
でも、いざ処分するとなると、自転車が与えてくれた頬に当たる風が思い出され、出会ったにゃんずが頭をよぎりました。
「安物で不良品だったかもしれないけど、あの心地よさを与えてくれたのも、猫たちに会わせてくれたのも、他でもないこの自転車だったんだよなぁ。もう少し丁寧に扱っていればもっと乗っていられたんだろうなぁ」
そんなことを考えながら、処分するために自転車屋さんまでゆっくりと押して行きました。
自転車屋さんに引き取ってもらった後、店を出るときに振り向いて「ありがとう」と「ごめんね」を心の中で唱えました。
なんだか、大切な思い出を粗末にしてしまったようで1カ月近くたった今も、ちょっぴりわだかまりを抱えています。反省しきりです…。

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