Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

何年たっても、草刈三昧

2024-05-19 23:33:34 | つぶやき

 

 写真は、これまでにも何度かここに掲載してきた我が家の土手のもの。先週の土曜日と今日、2日がかりの成果だから、ここに取り上げてみた。3枚目の写真が我が家の田んぼである。かつてはこれで3枚あったが、上2枚は、畔を抜いたから、現在は1枚になっているが、形状はL型といって良いのか…。我が家の田んぼも含めて、上に建物があるまでの間には何枚もの田んぼがあるが、現状は我が家のひょうたん型の田んぼが1枚耕作されているたけで、あとは全て耕作されていない。一応草刈管理はされているので「放棄」されているわけではないが、ほぼそれに近い。我が家ではこの2枚、どちらかというとまだ形が整っている方。実際に稲を植えている田んぼは前述のひょうたん型の田んぼと、1反近くある家浦の田んぼのみ。この写真の空間では、最も小さく、形状の悪い田んぼを耕作している。人から見れば「なんでこんな田んぼを」と思われても仕方ない。形状が良いのに耕作しない理由はいろいろある。以前にも触れた通り、2枚目の写真のように、ここは災害復旧で直してもらった。見事な土手であるが、復旧のレベルは見ての通り、ていうか写真では分からないかもしれないが、いわゆるフトン籠の色が違う。黒っぽいところと、白っぽいところは、施工時期が3年ほど異なる。黒っぽいところを直したら、すぐに崩れた。後に大雨があってその崩れが拡大して、また災害復旧をしたというわけだ。黒っぽいところは本物のフトン籠。白っぽいところはパネル式の施工しやすい簡易のフトン籠。近後はフトン籠を施工できる人がいなくなって、こうしたパネル式や、かご枠のようなものでないと施工できないとまで言われる。その証かもしれないが、黒っぽいところは籠がすでに孕んでいて、まともに施工されたとは思えないようなありさま。下の土地も元は田んぼであったが、その田んぼと我が家との田んぼの高低差は、大きいところで5メートルある。復旧してもらって法勾配が緩くなったから、意外に草刈はやりやすくなった。1枚目の写真の土手は45゜より急なので、草刈が厄介で仕方ないが、復旧した法面は、法面に容易に立つことができる、とはいえ、もうちょっと年を重ねると大変になることは確か。

 さて、この大きな土手と、上の田んぼ土手、さらにはよそ様の田んぼの土手の法尻まで刈るから、この空間の草刈は1日では済ませられない。さらに刈った草をそのままにしておくと土手が衰えてしまうため、草を寄せる。現在は田んぼを耕作していないので、田んぼの中に草を寄せることができるが、かつて耕作していた際には田んぼの中に寄せるわけにはいかないので、寄せておいてさらに運び出した。このように法面が大きな我が家の田んぼの管理は、ここだけではない。ところで、草を寄せるだけではない。1枚目の写真の道路。以前から記している通り、我が家では田んぼの下に水路と道路があるところが多い。この土手の草を刈れば、草は下にかき寄せる。加えて刈る前の写真を掲載していないからわからないだろうが、道路わきに草が大量に生える。したがってその草も刈るから、ようは我が家の土地だけの草刈ではない。加えて刈った後に草を片付けなくてはならないから、水路内の草を掻き揚げるととともに水路内にたまった土砂もあげる。さらに道路に草が散らばって残っていると何を言われるかわからないため、箒で掃く。ちょっと信じられないくらいこの空間は手が掛かるのである。もちろん、写真は箒で掃いたあとのもの。

 なお、草刈の範囲を示したものは「草刈の範囲」参照

 かつての災害復旧前のものは「農繁期」参照

 また、我が家ではこんな空間も草を刈る。「続 本日の成果」参照

 

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