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トレントの日記

イヤフォンの使いこなし

2008-09-28 22:59:04 | *Audio/Video
ジルコニア筐体の珍しいイヤフォン、パナソニック RP-HJE900

オーディオ的な素性は悪くなさそうなのだが、装着には問題がありそうだ。使っていて徐々に判って来た。

インプレス AV Watch のこの記事を事前に読んで 「そんなに外れやすいのか?」 と思っていたのだが、実際やはり問題はあった。

僕の場合はイヤフォンが抜け落ちるような事には至っていないのだが、どうも装着した時にしっくり来る確率が低い。

耳穴に挿し込んで何度も深さや角度を調整してみてもなかなか安定してくれない。

イヤフォンの装着の不安定さは即ち音質低下に直結する。

聴き慣れたアルバムを流しながら、たまたま良いポジションにうまくはまる事もあれば、全く納得行かずにイラついて他のイヤフォンに換えて終わる事もある。

付属のイヤー・チップではいずれのサイズも納得行かないので、困った時の神頼み、ソニーのイヤー・チップに交換したところ、大正解。僕の場合は M サイズがベストで、装着感はかなり安定し、かなりラフに装着しても毎回同じような音質が得られるようになった。

もちろんメーカーが異なる訳だし、使用の可否についてメーカーが言及している訳でもないのでその辺は注意が必要だが、僕が試した限りではソニーのイヤー・チップは RP-HJE900 にぴったりフィットしているように見える。

ソニーのイヤー・チップを使用した際の音質傾向は、若干低音域が膨張してボンつく所謂 “パナ音質” が顔を出す。これによって全体的に篭った印象の音質になった。残念な事にジルコニアの輝きが失せたのだ。

これは、パナソニック純正のイヤー・チップよりも耳穴に良くフィットして密閉度が上がった故の事象ではないかと思う。

もちろん以前の RP-HJE70 と比較すればだいぶマシだが…。

これを改善するために、イヤー・チップのどこかに空気を抜く小さい穴を開けてみようかと思案中である。