待ちに待った F1 開幕。
『世界一危険な公園』 こと、豪メルボルン アルバート・パーク・サーキットでの開幕戦は、今シーズンもまた波乱の展開が待っている事を予感させた。
資金調達等の関連でグランプリ直前のテストをキャンセルせざるを得なかったスーパーアグリは、殆どぶっつけ本番に近い中、佐藤琢磨は本当に後半までよく頑張った。けれど、序盤で他のマシンと接触しリタイアしたアンソニー・デイヴィッドソン同様、マシン・トラブルでチェッカー・フラッグを受ける事は叶わなかった。
テスト中は最強のパフォーマンスを披露していたフェラーリも、結局チェッカーを受けられなかった。(54 週目でリタイアしたライコネンは “完走扱い” になった。)
そんな中、次世代ドライバーのホープ、中嶋一貴が頑張った!
レギュラー・ドライバーとして初めてのグランプリだったが、周囲からのプレッシャーに一つも屈する事無く、才能を見せ付けてくれた。
終盤に他のマシンと接触してコースアウト、フロント・ウィング破損というアクシデントがあった時はもう完走は無理だと思ったが、そこから何事も無かったかのようにレースに復帰、見事 7 位でチェッカー!
レース後、ホンダのバリチェロに失格処分が下り、6 位となった。
これからも要注目だ。