Soar into the Sky!

トレントの日記

とり急ぎ PDW-700

2007-11-22 20:30:14 | *Audio/Video
Inter BEE 2007 に行って来た。

やはり興味の中心はハイビジョン・カムコーダーである。

今回最も注目していた XDCAM HD422 カムコーダー PDW-700 は予想外に高かった…。

現場のソニー社員によると、500 万円程度になるだろうとの事。

そして、FIT 型 CCD 搭載の PDW-740 はそれに 100 万円程上乗せしたものになるだろうとの事。うーん。うーん。

両機とも HDCAM カムコーダー HDW-730S よりも高価なのには驚いた。

HDCAM との棲み分けをどう考えているのかについても聞いてみたところ、XDCAM HD は Bluray ベースの プロフェッショナルディスク に記録する為、メディアの高い信頼性や利便性を最大限に活かせる現場 (つまりは報道という意味なのだろう) での使用を主に想定しているとの事。そして HDCAM はその対極的な位置にある映画やドラマなどの制作を主なターゲットとしているとの事である。

なお、ソニーとしては XDCAM HD422 は画質も HDCAM と 「同等レベル」 に達したと考えていると担当者は話していた。

これまでの 「松 (HDCAM)・竹 (XDCAM HD)・梅 (HDV)」 ではなく、今後は 「松 (HDCAM SR)・竹 (HDCAM & XDCAM HD422)・梅 (XDCAM HD & HDV)」 という構図になるのかなという印象をもった。


開幕

2007-11-21 22:58:16 | *Audio/Video
今年もこの時期がやって来た。

昨日 (11 月 20 日) から Inter BEE 2007 (国際放送機器展) が開幕。

僕は明日行く予定。

個人的に見るべきものの筆頭に挙げられるのは、先日発表された ソニー HDV カムコーダー HVR-S270HVR-Z7J

両機ともレンズ交換が可能となっており、現在発売されているものではフジノンの 1/3 インチ業務用ビデオ・レンズが装着出来る。(アダプタ使用で 1/2 および 2/3 インチ、そしてスチルの α マウントのレンズも装着可能。)

特に HVR-Z7J は所謂 “ハンディカム” スタイルとしては異例のレンズ交換を実現しており、マニア心をくすぐる。これは発売されたらすぐにでも欲しいと思っている。


ソニー HDV カムコーダー HVR-Z7J


そして、いよいよ XDCAM HD の上位フォーマット、MPEG HD422 が正式に発表され、今回は実機が展示されている。

注目はやはりカムコーダーで、ようやく 2/3 インチの撮像素子が載った PDW-700。来年 4 月下旬発売予定。これも本当に欲しい。まだ価格は発表されていなかったと思うが、どうか 300 万円台前半に抑えて欲しい。

また、撮像素子を FIT 型 CCD にした PDW-740 も来年 6 月下旬に日本国内限定で発売されるとの事。恐らく HDCAM までの予算は無いが、それに近い高画質が必要なシチュエーションを抱えたキー局、地方局、プロダクションからの強い要望が反映されたものなのだろう。300 万円台後半~ 400 万円台前半か?

ソニー XDCAM HD422 カムコーダー PDW-700


この価格設定は今後の DVCPRO HD との勢力争いに関係して来るはずだ。その辺は当然ソニーも理解した上でこのフォーマットを用意しているはずだから、面白い争いになるだろう。

詳しくは明日現場を見てからまた記したい。

最強マウスは?

2007-11-20 22:55:29 | *PC Computing
良い相棒ってのはなかなか見つからないものですな。

PC のマウスも同じ。キーボードも。

キーボードについては、散々探しあぐねた結果、東プレ Realforce101(PS/2)ML0100 という名機に出会えて何とかなっている。

で、マウス。

こんなに世の中に有象無象に出回っていそうな製品なのに、いざ自分好みの製品を探そうとするとなかなか無いんだこれが。

まず自分の探しているマウスの第一条件は、Bluetooth 対応機であるという事。

はい、この時点で該当する製品の数が片手で数えられる数になってしまうのだから驚嘆してしまう。

これまで大々的に使われなくて不発だと思っていた Bluetooth だけれど、意外にも自分がここ 1 年で買った PC や PDA は、デル Vostro 1500 (低コスト機なので止む無し) を除いて全て Bluetooth に対応している。

ソニー VAIO type U、アップル PowerBook G4、MacBook Pro、イーモバイル EM・ONE、ノキア N800…。

そして、毎日持ち歩く会社の PC も今年新しいものに置き換えてもらって Bluetooth 対応機になった。

つまり、個人的な印象としては (いや、きっと客観的に見ても) Bluetooth は結構流行り始めているはずなのだ。

端末に Bluetooth が内蔵されていれば、別途 USB ポートにマウス接続用の受信モジュールを挿す必要が無い訳で、とてもスマート。ぜひこれからはマウスの接続用途に Bluetooth を推して行きたい。

それなのに、一般人にしてみたら利用シチュエーションが思い浮かばないようなヘッドセットぐらいしか Bluetooth 製品の幅が広がっていないように見える。

なんで?

マウスに話を戻すと、真っ先に思い浮かぶのは結構前からある ソニー VGP-BMS30 なのだけれど、ティルト・スクロールが出来ない。もうすっかりティルト・スクロールに馴染んでしまっている僕にとっては辛い。

そこで、僕が今自宅でメインに使っているのが Mac でもある事だし、当然 アップル Wireless Mighty Mouse が思い浮かぶけれど、Windows 環境でティルト・スクロールが出来ない!(じきに登場するサード・パーティ製ドライバで対応するらしいが、それっていつなのよ?)

さらに Mighty Mouse の 「スクロールボール」 はかつてのボール型マウスのボール機構と同様の構造となっており、すぐにゴミが溜まって動かなくなりそうな上にメンテナンス性が極めて悪そうだ。なんでこんな機構をわざわざ採用するのか?アップルはやっぱりスカすときはとことんスカすよね。

で次は?

実はもうここでいきなり階段を踏み外したように選択肢が無くなってしまうのだ。

でも、犬も歩けば棒に当たるとはこの事。

店を隅々まで改めて見回していて一つ発見した!それが マイクロソフト Wireless Laser Mouse 8000

Windows 環境では何ら問題無く端末内臓の Bluetooth モジュールと接続出来る (まれに出来ない端末もあるらしい) のはもちろん、若干の特別な手順が必要だが Mac OS X 10.4 Tiger でも使用出来るとのレポートを確認。もうこれしか無い!もちろんティルト・スクロール対応。

ちなみに Mac OS X 10.5 Leopard で使用したところ、“特別な手順” は特に必用無く意外にすんなり繋がって使用出来るようになった!

唯一問題は、マイクロソフトがこのマウスを Mac で使用する事を想定していない為対応ドライバーが無く、第 3・4 ボタンの拡張機能が使用出来ない事。まぁ、これぐらいは捨てても良しとすべきでしょう。

造りもそれなりにしっかりしているし、デザインも中庸で良い。現状最強マウスはこれに決定だな。

なお、マイクロソフトは 12 月 7 日にこんなものを発売するそうで、これが出た暁にはそっちが最強になりそうだ。

入荷ラッシュ

2007-11-16 23:35:20 | *Audio/Video
予約していた製品が同時に二点入荷。

一つは ソニー ウォークマン NW-A919

本来なら明日 (11 月 17 日) 発売の製品。

ブラック・モデルを入手。予約特典として特製ストラップを貰った。

ワンセグ・チューナーやノイズ・キャンセル機能付きというてんこ盛り仕様だが、こうしたキャッチーな部分だけで勝負しようとしている訳ではなく、音質や画質といった全てのベースとなるような基幹部分にも全くぬかりが無いのが素晴らしい。音質はウォークマン史上最高といえる高品質を誇る。

いよいよアップルの横暴を制止させる決定打的な製品となりそうな予感がする。

いや、個人的には S700F シリーズの時点で iPod が張りボテ同然だと気付かせるに十分だと思っていたが、一度流れた風説にはなかなか歯止めが効かなかったようだ。

だがそんな時代はもう終わり。この A910 シリーズは慣性で続いているだけの iPod の人気に止めを刺せるだけの強力さを持っている。

そしてもう一つの入荷は、ソニー リニア PCM レコーダー PCM-D50

人気のある PCM-D1 の下位機種となる。11 月 21 日発売と聞いていたが、今日突然やって来た。

PCM-D1 ももちろん持っているが、この PCM-D50 は下位機種ながら PCM-D1 には無い新機軸も入っているので入手する価値は十分ある。

また、価格も大分リーズナブルになった (PCM-D1 の 1/3) ので、この種のレコーダを初めて購入するような人にも真っ先にお薦め出来る製品だ。

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ソニー製品が活気付いて来て嬉しい今日この頃。

いまさらおさいふケータイ

2007-11-14 22:56:55 | *Diary
数日前、Suica の定期券が切れた。

買わなきゃと思いつつ、つい買いに行くのを忘れる、または買える時間帯を過ぎてしまう。

面倒くせー!と思い、ついにモバイル Suica を使ってみようと思い立った。

いやー、なんて便利なんだ。なんでもっと早く使っていなかったんだろう。

つい余計にチャージして余計な買い物してしまったりというデメリットも早速見えて来たけれども。いつの間にかヨドバシカメラが Suica での支払いにも対応していて・・・・・あとは言わなくてもわかるよね。

宇野功芳のこれでもか!?

2007-11-07 00:00:01 | *Music
来る 11 月 24 日、宇野功芳指揮によるベートーヴェン交響曲第九番 『合唱』 の演奏会がある。

宇野功芳の “第九” これでもか!?

場所は大阪。(もちろん新幹線に乗って行って来ます。)

演奏はアンサンブル SAKURA

ん?誰それ?

アマチュア・オーケストラである。

いかにも宇野さんらしい。

アマチュアでどこまで感動させてくれるのか、いや、アマチュアだからこその感動があるはずだ。

今から楽しみでしょうがない。



秘密

2007-11-06 23:59:59 | *Music
今日、気付くといつものタワーレコードに行っていた。特に目的があった訳ではなく、ただなんとなく。

そしていつもの通りクラシック・コーナーからジャズ・コーナーへの巡回ルートに…。

すると何か見覚えのあるジャケットがふと目に入った。

ん?

んん??

パット・メセニーシークレット・ストーリーではないか!!

彼の数多ある作品の中でも一番好きなのだが、長いこと廃盤になっていたアルバムだ。

当然 CD は何枚か (僕には気にいると複数買う癖が…) 持っていたはずなのだけれど、見つけられずにいて困っていたのだ。きっと今の家に越して来る時に荷物のどこかに紛れて納戸の奥深くにでも眠っているのだと思う。

その間何度も再販の可能性を訊ねていたのだけれど、全く良い返事が無かった。もう二度とお目にかかる事は無いのかと諦めていたのだが、なんとまぁ奇跡のリイシュー!

壮大なスケール感はジャズ/フュージョンの枠を超えていて、聴いていると何か大自然の中で一人清い空気に浸っているかのような気持ちになる。

まさに心に秘めておきたい物語だ。


Secret Story
Pat Metheny


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N 響ロマンティック・コンサート @ 新サントリーホール

2007-11-01 04:15:22 | *Music
桜を見に行って以来だから、半年振りのアークヒルズ ── 月曜日 (29 日)、改修後初めてサントリーホールに行って来た。

目的は 『N 響ロマンティック・コンサート』。指揮はかのネヴィル・マリナー卿

曲目は、ヴィヴァルディ 「四季」 とモーツァルト 「交響曲第 41 番 『ジュピター』」。

聴き終えて、全体の感想は 「まずまず」 といったところ。

ヴィヴァルディ 「四季」 は “平凡” だったが、そもそもの楽曲の良さのおかげでそれなりに楽しむ事が出来た。

余談だが、実は 「四季」 と言ったらこの人達!という 「イ・ムジチ合奏団」 が今週金曜日に同じくサントリーホールで公演を行うので本当はそちらを聴きたかったのだが…。当日は都合で聴きに行けないため、今回の演奏で良しとしよう。

そして大好きなモーツァルト 「交響曲第 41 番 『ジュピター』」。

モーツァルトというと、彫りが決して深くないサラリとした音楽というイメージが先行する事があるが、ことジュピターに関してはそういう先入観で演奏してしまうと台無しになってしまう。

例えば、この曲の好演としてフランス・ブリュッヘンが自身の 18 世紀オーケストラと録音したものが挙げられる。熱いエネルギー感に満ちた演奏は、この曲の持つ壮大さをうまく表現していてフィナーレでの高揚感はたまらないものがある。

今回のライヴではさすがにそこまでのものは無いにしろ、聡明なマリナーはこの曲の壮大さを理解しており、随所に熱意が感じられ好感が持てた。欲を言えばもう少し抑揚があればなお良かったか? N 響の演奏は “普通に” 良かった。

さて、最後に改修後のサントリーホールだが、音響的には特に変化が無かったように感じた。

毎回同じ席で聴いている訳ではないので正確なところは分からないのだが、今回の改修は主に老朽化した部分の補修などがメインであり、音響特性についてはなるべく元の状態を維持する方向で調整されたとの事である。

個人的にホーム(?)としているホールなので、このようにキャラクターを維持する方向で調整してくれるというのは有難い。近々また行きたい。