Soar into the Sky!

トレントの日記

今週のヘヴィ・ローテーション

2005-11-26 23:40:41 | *Music
宇野功芳の“すごすぎる”世界
宇野功芳, 大阪フィルハーモニー交響楽団

オクタヴィア・レコード

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歯に衣着せぬクラシック演奏評論でお馴染みの宇野功芳氏の指揮による、大阪フィルとの今年 4 月のライブ版。

モーツァルトの「フィガロの結婚 序曲」、「交響曲第四十番」、そしてベートーヴェンの「交響曲第五番『運命』」などが収録されている。

これまでの宇野氏指揮の演奏のように、一般的には「かなりデフォルメされている」という印象を受けるだろう。

独特の遅いテンポ、ドラマチックな抑揚の付け方など。

楽譜を越えた演奏であるが、しかし、これはこれで良い。これはこれで感動する。

特にベートーヴェンの交響曲は非常に泥臭い人間ドラマだ。これは彼の生き様を研究すればわかるとおりだ。こういったものは西洋音楽の楽譜には表す事が出来ない。

楽譜通り演奏したものがベートーヴェンの表現したかった事なのか?否恐らく違うであろう事を宇野氏は自らタクトを振る事によって現して見せているのだ。

楽譜絶対・理論絶対の似非音楽愛好家には理解出来まい。

Inter BEE 2005

2005-11-17 23:55:59 | *Audio/Video
今年も Inter BEE (国際放送機器展) の季節がやって来た!

僕は金曜日に行く予定だが、まずはお馴染みインプレスの速報で軽く予習しておこう。

InterBEE 2005が開幕。ソニーは XDCAM を HD 対応に (インプレス AV Watch)

昨年に引き続き、HD (High Definition) の波はまだまだ来ている。

僕が最も期待を寄せていたのは、今年の 4 月に NAB で初めて展示されたソニー XDCAM のハイビジョン版、XDCAM HD

この XDCAM HD が来春発売される事が正式に発表された!

ただ惜しむらくは、カムコーダがややエントリー・モデルっぽい様相であるということ。1/2 インチ CCD なのだ。(ちなみに僕は 2/3 インチ用のレンズしか持っていない。)

型番が PDW-F330 という事から、恐らく近いうちに PDW-F530 という 2/3 インチ・モデルが出て来る、のだろう(と期待)。

しかし SD と HD が同一機材で撮影出来るのは良い。今回の PDW-F330 には MPEG IMX は載らなかったが、いずれ出るであろう上位機種にはきっと MPEG IMX も載るはずである。それは恐らく史上最強の機動性をもったカムコーダとなる事であろう。

そして同じく期待高なのが、パナソニックの HVX200 という、小型ハイビジョン・カムコーダ。

これは小型ながら DVCPRO HD というパナソニックの放送用 HD コーデックでの撮影を可能にしたモデル。

大きな特徴は、記録媒体がテープやディスクではなくメモリー・カードであるという事。

現時点では最大容量 (8 GB) のメモリー・カードを利用してもハイビジョン映像ならわずか 8 分しか撮影出来ないが、近いうちに IEEE1394 接続で外付け HDD が利用出来るようになるはずだ。

そうなればきっと面白い製品となるだろう。

今週のヘヴィ・ローテーション

2005-11-12 23:26:21 | *Music
ノー・サブスティテューションズ
ラリー・カールトン&スティーヴ・ルカサー

ビクターエンタテインメント

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当代切っての名ギタリスト、ラリー・カールトンとスティーブ・ルカサーが 98 年大阪で夢の共演を果たした時のライヴ版。

ん~、良いねぇ。

ラリー・カールトンといえば一昨年フォー・プレイの一員として来日した時、ブルーノート東京で間近でライヴを観た。

あまりに素晴らしくて記憶が飛ぶほど気分が高揚した事を思い出す。

順位

2005-11-10 10:18:07 | *Diary
今欲しいものリスト。優先順。

・ソニー PCM-D1 (11/21 発売; 約 20 万円)
・ソニー NW-A3000 (11/19 発売; 3 万 4 千円)
・NEC N902i (11/18 発売; 機種変更 4 万円ぐらいか?)
・キヤノン EOS 5D (発売中; 約 40 万円)

発売日が近過ぎるぞ!

いよいよ狼煙は上がった ─ ソニー PCM-D1

2005-11-09 22:59:08 | *Audio/Video
ソニーについて批判的な視点を持っている奴らは、この製品をどう批判するのか楽しみ。今年の AES で出展されていたものがいよいよ発売だ!

ソニー、24 bit / 96 kHz 対応のリニア PCM レコーダ (インプレス AV Watch)

型番からしてキテる。

PCM から始まる型番は、1977 年に発売された、ビデオ・デッキと接続して民生用として世界初のディジタル録音を可能にした「PCM プロセッサー PCM-1」に始まる。

その後、この PCM という型番は業務用ディジタル録音機器の型番として定着。

PCM-2000 という泣く子も黙るポータブル DAT や、スタジオ録音機の定番となった PCM-3348 という DASH フォーマット (1/2 インチ幅のテープを用いた固定ヘッド・ディジタル・オーディオ・フォーマット) の 48 チャネル・ディジタル・マルチ・トラック録音機などなど。

僕が保有しているものでは、DAT ウォークマン DTC-D100 の“プロフェッショナル”版、PCM-M1 などの変わり種も。

今回の PCM-D1 は、これら往年のソニー・ディジタル・オーディオの魂を呼び戻す、狼煙のような存在だ。

とはいっても、これは実は社内に対する狼煙だと思う。

iPod などの“外ヅラ製品”に行ってしまう顧客を取り返せないからと嘆いた結果ではない。ソニー自身の“エートス”を呼び覚ますために立ち上げた製品企画なのだと思う。

こんなデザイン、他のどんなメーカーも真似出来やしないよ。録音機を知り尽くしたエンジニア達が、あるいはその精神が、ここ 10 年 IT ブームの影に追いやられていた間に新たに取り込んだコンセプトと共に帰ってきた!

こういう製品を堂々と発売出来るメーカー、意外に無いんだってこと、なんでみんな知らないんだろう?気付かないんだろう?

単なるパチモンか? ─ AOpen mini PC

2005-11-06 23:50:58 | *PC Computing
今日、予約したものがもう一つある。

AOpen の mini PC (MP915-B(S)) だ。

ぱっと見、Mac mini のコピー商品だが、れっきとした自作派向け PC/AT 互換機。

ある雑誌のテストでは、比較的高温になるものの、最新かつ動作周波数が高めの Pentium M でも動作するようだ。

サーバ用途のほか、テレビ録画用途などにも好適。

サーバ用途には本家 Mac mini の方が、BSD ベースの OS で動作するので好適か。

Mac mini も欲しいな..。

復活の狼煙 ─ ウォークマン A

2005-11-06 23:37:11 | *Audio/Video
11 月 19 日から発売されるソニーの新しいウォークマン、NW-A3000

今日立ち寄ったヨドバシカメラ店頭で予約が開始されていたので、迷う事無く予約。

先日の発表の通り、ATRAC3plus に可逆圧縮の「ATRAC Advanced Lossless」が追加された。

このウォークマン A も、今後のファームウェア更新で ATRAC Advanced Lossless に対応してくれると信じて予約した。

もっとも、ソニーの技術解説ページによれば、この ATRAC Advanced Lossless はあくまで PC 上で再生する際に利用される事が想定されているようなので、期待薄かもしれないけれど。

とにかく、ハードウェアの完成度がかなり高そうである事は、サンプル品を見ただけでも伝わって来る。(いや、今までのハードディスク内蔵型ウォークマンの完成度は総じて高かったのだ。)

ポータブル・オーディオを知り尽くした彼らがいよいよ本当の意味で復活して来るんだと感じた。

東芝の gigabeat X30 を購入してまだ一週間しか経っていないが、この秋の収穫記録が塗り替えられる予感だ。

今週のヘヴィ・ローテーション

2005-11-05 22:57:19 | *Music
《バリ》ガムラン&ケチャ

民族音楽
ワーナーミュージック・ジャパン

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たまに行くマッサージ屋さん (怪しいヤツではない) が、バリのサロンを模した内装と音楽でとても心地が良い。

心地が良い理由を探ってみたら、大きな要素の一つが音楽、ガムランだった。

家でもその癒しを、という事でまずは手始めにこれを聴いてみた。

現地での生録音だけに雰囲気満点。素晴らしい。

収穫の秋! ─ 東芝 gigabeat X30

2005-11-03 21:43:11 | *Audio/Video
堅実に品質向上を目指す彼らの姿勢に敬意を表し、新しい HDD オーディオ・プレーヤを購入。東芝 gigabeat X30

gigabeat といえば、初代 GIGABEAT にはかなりの興味を感じていた。

まずそのいかにも質実剛健な外観。iPod などの“外づら重視”なデザインとは一線を画した品質志向の製品だった事が見ただけでわかる。やっぱりこうでなきゃイカンと思っていた。

とは言いつつ、自分の利用シチュエーションを考慮すると購入には至らなかった。

当時、ついその外づらに騙されて(おっと失礼!)、アップル iPod (20GB) も購入していたし、音質が優れる Creative NOMAD Jukebox Zen も購入していたのだ。しかもほぼ同時期に。(購入基準は自分の PC と iEEE1394 で接続出来る事が最優先。そして当然非圧縮 WAV ファイルが再生出来る事。これは 3 機種とも対応していた。)

当時、僕が HDD オーディオ・プレーヤーにどれほど期待をかけていたかという現れ。

しかしそれ以来、東芝の HDD オーディオ・プレーヤーに対して購入意欲をそそられる事は無くなってしまった。これを見ても、ちょっとパッとしない感じ。

その流れを変えたのが 7 月に購入した、ケンウッド HD20GA7

メーカーが公表している訳ではないけれど、これは東芝の OEM 供給品。つまり、gigabeat (恐らく F シリーズ) とリファレンス・デザインを共用していると思われる。

以前も書いたけれど、このケンウッドの製品の品質がそれなりに納得いくものであり、それが東芝の gigabeat への興味を促した。

そのタイミングで登場した gigabeat X30、音質は素晴らしい。ソニー MDR-7506 で試聴したが、この類のオーディオ・プレーヤーとして最高峰と言って差し支えないだろう。

ケンウッド HD20GA7 は解像感を押し出すような派手目なチューンだったが、X30 にはそうした誇張感は無い。正面から勝負して成功している少ない例の一つ。

残留ノイズは X30 にはっきりと軍配が上がる。(ちなみにケンウッドはノイズ対策を売りにしていたはずだが、実際はそれほど効果が出ているとは思えない。)

その他、僕が気になるポイントは曲間ブランク。圧縮系コーデックの場合は若干ある。感覚的には 0.5 秒ぐらいか。WAVE では曲間は空かない。これはやはりケンウッドと同様だ。

PC 上で利用するファイル転送ソフトの完成度は、「必要最低限の機能は揃っている」と言う感じ。決して多機能ではないが、僕はこのぐらいシンプルな方が良い。重要なのは普段一緒に出歩くハードウェア本体の方なのだ。

そういう意味で gigabeat X30 は過不足無いバランスの取れた製品だ。

東芝が着実に実力を上げている姿が手に取るようにわかる。この秋イチオシの収穫。