PC はこの十年で急速に普及して、いまや仕事だけでなく私事でも欠かせない存在になりつつある。
そんな中、意外にも人間とコンピューターの接点となるキーボードに意識が向けられる事は殆ど無い。それで良いのか、コンピューター・ユーザー達よ!
実際に色々試せば判るが、キーボードのキータッチの善し悪しで仕事のはかどり方、というか、仕事に取り組む気持ちが大きく変化するのが解る筈だ。
僕は今、東プレの
Realforce101 というキーボードを仕事で使っているが、このキータッチを一度経験してしまうと他のキーボードを使う気がしないというぐらい気持ちの良いタイピングが可能だ。もちろんそれが仕事の効率向上に繋がっているのは言うまでもない(…多分)。
Realforce101
しかしそんな Realforce101 にも一つだけ、懇願にも近い要望事項があった。
それは、テン・キーの廃止。
テン・キーは電卓のように数字が打ち込めて一見便利だが、ホーム・ポジションから手が離れるのを嫌って仕事中に使う機会は皆無と言って良い。つまりあの右端のスペースは無駄に等しい。
そんな無駄なテン・キーを削る事によって、ホーム・ポジションとマウスなりトラック・ボールとの距離を縮める事が出来、一層気持ちの良いコンピューティング環境が出来上がる。
Realforce101 登場当初より願っていたこのテン・キーの廃止だが、東プレというメーカーの事情 (本業は全くの異業種だ) や、ニッチ市場である事を考えて半ば諦めていたのも事実。特に要望書を書いたりするような事はしなかった。
しかし、知らせは突然やって来た。
数年の時を経て、英語配列のテン・キー・レス・キーボード、
Realforce86U がついに発売される!
ショップには今日入荷したそうで、明日には僕の手元にやって来る。
Realforce86U ─ Windows キー及び Application キーが新設された (Photo: ShopU)
ちなみに、これは各ニュース・サイトで殆ど話題になっていないが (東プレのサイト自体にも載っていない)、たまたま先週、本当にしばらくぶりにチェックした贔屓のキーボード専門店のサイトで知った。まさにこれは運命的としか言いようがない。
ショップによれば、Realforce101 のテン・キー・レス版の要望はかなり多く、これまで扱ったどのキーボードに対する問い合わせよりも多かったそうである。
知る人ぞ知る。良いねぇ。
これこそパソコン道ですな。