つい先ほど
アップルが
Mac OS X Leopard の出荷開始を 10 月 26 日 (金) に決定したと
発表した。
もちろん予約して購入するが、個人的にはこれまでの Tiger でも十分洗練されたインタフェイスをもち既に満足していた訳で、特に 「Leopard 待望論」を論じるほどの事は無い。
ただでさえ優れたインタフェイスだったものが更に洗練されるとなれば歓迎する以外の選択肢は無いだろう。
強いて期待感を抱いているものを挙げるとすれば
Boot Camp の正式リリースか。
以前も書いたが、自分の MacBook Pro で Boot Camp を使用して Windows (Vista と XP 両方試した) を起動させると、スピーカーから出る音の左右のバランスが悪く、なぜかセンターが左に寄っていて、しかも右側のスピーカーから出る音が篭っている。
実はベータ版もリリースを重ねる度にそれが少しずつ改善されて来ていたのだが、そんなところを見ると恐らく開発側も問題に気付いていたのだろうと思わせる。だがまだ万全ではない。正式版で完全に払拭してもらいたい。
サウンド以外ではパワー・マネジメント関連か。
Windows 起動中、しばらくすると AC アダプターと本体の接続部分付近から 「キーン」 という微かな音 (多分 10~12KHz 近辺) が聞こえてくる。Mac OS X 起動時には全く発生しない問題なので、恐らく Windows 使用時のパワー・マネジメント機能に関する問題だと考えている。これも耳障りなので正式版でスッキリ解消して欲しい。
しかし今思えば、リソースを iPhone に集中させ、Leopard の開発を遅らせた意味はあったのだろうか?
画一的な視野しか持てない株価ウォッチャーという馬鹿どもから見れば当然メディアなどで脚光を浴びて同社の株価をリードする好材料である iPhone を優先させる事の方が何よりも大事だったのだろう。
しかし純粋に技術的な視点で見れば恐らく Leopard の画期性の方が余程重要だったのではないか?
アップルを iPod/iPhone のメーカとしてしか見られない人間が増える中、彼らの “本業” を支持して止まない人々がまだまだ多い事も忘れてはならないし、Microsoft が Windows Vista でさらけ出してしまった “実力” を考えればアップルにはまだまだ本業の方で頑張ってもらわねばならないのだ。